"キッチン”から始めよう 我が家の幸せ計画!”

さすらいの中年キッチンスペシャリスト“星の”が綴るお仕事の期になる話題とお出かけの記録

カテゴリ: 京都

2013年新年あけましておめでとうございます。

本年も何卒よろしくお願いします~“KS-星の”です。

今年の初詣は 京都北区にある『賀茂別雷神社』、通称“上賀茂神社”に行って来ました。

“上賀茂神社"は左京区にある“下鴨神社”と共に 古代氏族 賀茂氏の氏神を祀る賀茂神社で

京都で最も古い神社の一つであり 「古都京都の文化財」として 世界文化遺産登録されています。
 
この日は初詣期間中で、通常入る事の出来ない国宝本殿前で参拝させていただく事ができました。

細殿前に盛られた円錐状の2つの砂山は 「立砂(たてずな)」と言い、神様が降臨した美しい円錐形

の砂山「神山(こうやま)」を模したもので、鬼門・裏鬼門に撒く清めの砂の起源とされたものです。
 

平成27年 第42回 式年遷宮が予定されています。  京漬物「すぐき」発祥の地ともされています。













こちらでは珍しい“航空安全守”を授かって来ました~今春卒業(?)旅行予定の次女に捧げます。
 


そして、今年初のランチは上賀茂神社近くの創作料理店“きらきらひかる”さんにお伺いしました。
 
屋外階段を登りつめると テラス席を横目に お店の入口玄関が有りました。

お店の前には どっしりとした存在感のある桜の大木~春の花咲く頃の景色は楽しめそうです。
 

店内には世界3大ピアノメーカーの一つであるドイツの“C・BECHSTEINN(ベヒシュタイン)”製

のグランドピアノが何気なく置かれていました。JAZZ LIVEなどのイベントも楽しめるようです。 
























客席はアンティークテイストのテーブル席やバーカウンターが有る落ち着いたカフェ風の内装です。

このお店のランチ時特等席はやはり 大きな窓から賀茂川を眺める事が出来るカウンター席です。












そして、今回頂いたランチは “きらきらひかる"の料理人 西川シェフが自ら育てた御自慢の野菜を

中心に、旬と鮮度と安全性にこだわった食材を調理した~その名も『おやさい定食プレミアム』

ゆずのこんにゃく、湯葉のお刺身、菜の花の天麩羅、柿の白和え、大根の煮つけ、こだわりのお米

で 炊いたご飯とお味噌汁に、マスカルポーネとラフランスのデザートを盛り合わせた定食でした。

どの料理も野菜のうま味を生かし丁寧に調理されていて 西川シェフの想いが伝わる逸品です。
 
食後は、通りをはさんで向こう側の賀茂川の川面に水鳥たちが、すぅーと弧を描くのを眺めながら

ゆったりとした時間を過ごす事が出来ました。 川に流れる水のきらきらと輝く光景が このお店の

名前"きらきらひかる"の由来なのでしょう。

 
今年も 我が家流の"初詣"で 無事スタートを切る事が出来ました。

 
年末年始の休暇を終え、年始の挨拶回りも終了ー明日から今年のお仕事を本格始動させます。

                                                                       Hoshino

本日は娘を京都に迎えに行った時にランチしたお店の御紹介です~こんばんはー"KS-星の"です。

先日、京都に下宿中の次女"No"の所に行く用事が有ったので 一緒にランチをしてきました。

彼女は幼少の頃から一貫して"オムライス"が大好物ですので お店選びもそう難しくは有りません。

今回は 京都のオムライス専門店「おむらはうす」の系列店 露地もん"おむら家"さんの御池店に

行くことにしました。場所は御池通りに面し 二条駅から徒歩でも2~3分程度の所に有りました。


ここも店内は 京町家を改装したレトロ調な内装でした。幕末をイメージしているのか「坂本龍馬」 


案内された小上がりの部屋に 靴を脱いで上がると、4人掛けテーブルが3脚有りました。


“おむら家”さんでは、昼ごはんタイムは"オムライス"が中心のメニューですが、夜ごはんタイムは、

京都の露地もの野菜を使った“おばんざい”メニューも盛り沢山で 居酒屋の様に楽しめそうです。
 

店内の土間通路には、かつての台所・・・作り付けのタイル流しにお竈(くど)さんが有りました。
 
そして、テーブルには“三ツ矢ソース”・・・国産ウスターソースのルーツとも言えるソースです。

三ツ矢ソースは、明治27年に 大阪の越後屋産業の布谷徳太郎さんが開発し販売開始された

ソースで、その頃の日本人に馴染みが薄かったので「西洋醤油」と言う名で売り出したそうです。
 
こちらの店主さんは元板前らしく、自身のオムライス好きが高じて 自分好みのオムライスを作ろう

と思ったのが開店のきっかけらしいです。もちろん米と卵にはこだわりを持ち、ソースは全て手作り、

野菜中心の具材も創作オムライスに合せて厳選されたものを相性を見ながら使用しているそうです。

この日“Yu”&“No”が頂いたのは「ハヤシ オムライス」~
 

平日限定「おむらいす ランチ」¥890にはサラダと季節の味噌汁付、+¥100でコーヒー付でした。












“星の”はこの日の日替わりオムライス「シーフード オムライス」を頂きました。

ライスは押し麦を3割混ぜてオムライス用に炊いた麦ごはんを使用、卵は宝友卵と桜卵を2種類

ブレンドして1人前にたっぷりLLサイズ3個分の卵を使用し、丁度良い加減の半熟具合でした。


客席からは 灯籠などが置かれた風情のある中庭が臨め、こちらの左手にはトイレが有りました。
 

店外に置いてあるメニュー板~夜ごはんのメニューには 京都府内産・大原産の野菜たちが目白押し

・賀茂なすの田楽・冷たいとまとのおひたし・たっぷり夏野菜のさっと煮・・etc お値段もリーズナブル
 

今回はオムライス好きの娘に託(かこつ)けて 訪れたお店ですが、ええ歳こいた“おっさん”でも

“オムライス”を無性に食べたくなる時が 有るんですよねー美味しかったです~御馳走様でした!
 
                                                                                                 Hoshino                                                               

梅雨も明け、これからが夏本番ですね~こんばんはー"KS-星の"です。

娘が京都の学校在学中に"京都通"を目指した我が家ですが、早くも4年目の夏を迎えました。

予定通りなら これが最後の夏。そして、やはり京都の夏と言えば"祇園祭"は はずせませんね。

と言う事で、今年の海の日は"祇園祭 宵山(ヨイヤマ)"に行って来ました。~それにしても 凄い人出
 
"祇園祭"は 平安時代に疫病退散の祈願から 始まり 1100年以上も続く 伝統の有るお祭りです。

TVなどでよく紹介されるのは"山鉾巡行"ですが、"宵山"とは山鉾巡行前日の夜の事を言います。
 

現在山鉾は32基有るそうですが、今回は時間と体力の関係上12基の山鉾を近くで見て来ました。

動く世界の博物館」と言われるだけあって、近くで見ると 飾りの染織品は 中国、インド、ペルシャ

などのタペストリーや京都の西陣織などが使用され 和洋折衷の豪華な装飾となっていました。

  
    南観音山(胴掛はペルシャ花文の緞通)                     北観音山(胴掛はトルコ花文の緞通)













室町通六角下る鯉山町の山鉾は“鯉山”この日は保存会となっている町家が公開されていました。
 

列に並び奥の大広間迄行くと、巡行時には山鉾を飾る大きな鯉やタペストリーが祀られていました。

中国の故事「登龍門」で 中国黄河の難所である龍門の滝を登ると 鯉が龍となるという伝説に由来

し作られた鯉山は、名工「左甚五郎」作と伝えられる この木彫の大きな鯉を御神体とし、難関突破・

立身出世の神の山として 古くから京の町衆に愛されているそうです。
 

突き当りの地蔵堂では、少年が「鯉山のお守りはこれより出ます♪・・・ローソク一本どうですか~♪」

という“鯉山ローソク売りの歌”宵山バージョンを歌いながら 灯明のお供えを呼びかけていました。













鯉山を飾るタペストリーは、16世紀に現在のベルギーブリュッセルで製作されたそうです。

ここに描かれているのは、紀元前1200年頃のトロイ戦争を題材としたギリシャ詩人ホメロス

叙事詩「イーリアス」の中の場面「トロイア戦争物語」で 世界的にも文化財として価値の高い物です。

そして、元は一枚のタペストリーを 大工のノミで大小9枚に切り分け 前懸・見送・胴懸・水引として

山鉾に飾られます。この様に近世ヨーロッパ等で製作された織物で飾られる鉾は他にも有りました。
 

新町通綾小路下ル船鉾町の山鉾は“船鉾”、日本書紀の「神功(じんぐう)皇后」が懐妊中にも

拘らず、新羅出兵を指揮され勝利された説話に由来する 鉾全体が船の形をしている珍しい鉾です。

舳先(へさき)には中国で水難除けの想像上の鳥 金色の「鷁(げき)」が前を向き羽を広げています。

 

御神体には多くの岩田帯を巻き付け、巡行後には安産祈願の御腹帯として授与するそうです。













船尾の大舵は 黒漆塗り青貝螺鈿(らでん)細工で飛龍と荒波が描かれています。右舷は上向き
 

左舷の龍は下向きに描かれています。この鉾の別名は「出陣の鉾」と言われています。
 

                 綾傘鉾                                                       四条傘鉾              













そして、最後は毎年必ず山鉾巡行の先頭を行く“長刀鉾(なぎなたぼこ)”生稚児が乗る唯一の鉾。

長刀鉾は疫病邪悪を払うといわれている大きな長刀をつけた鉾で、無病息災・家内安全の御利益

があります。また古くから女人禁制の鉾としても有名で、鉾に女性が上ることが禁じられています。
    
今年の祇園祭の宵山には40万人が繰り出したそうですね~暑いはずです。  Hoshino

相変らず EURO2012TV観戦の為 寝不足な日々を過ごしてます~こんばんはー"KS-星の"です。

先週の休暇日には、以前から我が家のガーデニング担当が注目していたお店に行って来ました。

京都府木津川市にある お花とカフェのあるお店"vert de gris(ヴェール・デ・グリ)"さんです。



県道754号線沿いに看板を見つけ、 駐車場に車を止めて階段を登り詰めるとお店が有りました。  














こちらが 築65年以上経過した廃ポンプ小屋を改装したお店 Flower&Cafe"Vert De Gris"さん

このお店は以前 当Blog過去記事"Mato3区~雑貨+古道具・・・"でも御紹介した事のあり"Yu"が

「一度は行ってみたいお店」にリストアップはされながら なかなかお伺いできなかったお店でした。

 
お店の玄関辺り~
 












店内には、ガーデニング用雑貨やアンティーク小物がセンス良く並べられていました。


"ヴェール・デ・グリ"さんのアトリエでは フラワーアレンジメントのレッスンなども行われています。

お伺いした時、隣の席の方は このお店で"ウェディング・ブーケ"を依頼されている模様でした。

グリさんと依頼者さんのやりとりが少し聞こえてきましたが、その親切な対応にはとても好感が持て、

いつかうちの娘達の嫁ぐ日が来たら グリさんに色々と相談にのってもらいたい気持ちになりました。

(今のところ 我が家の娘達には、全くその気配すら無いのですが・・・・・その時迄憶えておきます。)


多肉系の植物も豊富に並んでいました。これは"Junk-Style beedama"さんによる物でしょうか?

 
お土産には GRISさんオリジナルの"kiwi&banana jam(キュウイとバナナのジャム)"を購入。

他にも"berry&berry choco jam(ブルベリーとラズベリーにチョコレートを混ぜ込んだジャム)"

や"american cherry & framboise jam"や"pineapple&banana jam"などが有りました。


そして、こちらがカフェスペースです。客席は屋内にテーブル4席と屋外にはテラス席が有りました。

やはり こちらのテーブルや椅子もノスタルジーを感じさせる古物でまとめられていました。
 

カフェランチ~国産ロースとたっぷり野菜をじっくり煮込んだ"ビーフとトマトのオリジナルカレー

野菜の甘みがしっかりと出たヘルシーな逸品、大人の我々には少し甘口だったかも知れません。


しゃきしゃき長芋のご飯に麦味噌と生姜風味でやさしい味の"麦味噌と豚挽肉の和風ドリア"

中には白菜もたっぷり入っていて、今まで味わったことの無いドリアでしたが、これも美味でした。
 

料理に+¥350でセットにすると飲み物とデザート(この日は柚子シャーベット)が付きました。













コーヒーを最後迄飲み干すと カップの底から グリさんのロゴが・・・あっ! ソーサーにも いたー。
 

客席から小窓を通して 厨房で忙しく準備されるスタッフさんの姿が見えていました。
 

屋外のテラス席・・・天気の良い日は こちらでお庭を眺めながらも良さそうですね。

 













Vert de gris(ヴェール・デ・グリ)さんのシンボルは このポンプです。長年の間本当に稼働し、

木津川の水を奈良県に送水していたポンプを一基だけ残し そのポンプ小屋を敷地や建物をシェア

している"フタコブラクダ"さんと言うお仲間の建築家さんのお力を借りて 改装しOPENしたそうです。

その模様はは"フタコブラクダ"さんのBlogで確認できます。→「MAKING OF ポンプ場跡」

 フラワーアレンジメントはセンス抜群だと思います。→グリさんの日記で作品をご覧になって下さい。

もう少し近くに有ると 言う事無いんですがね~。    Hoshino 

   

何と今回もGW京都岡崎公園辺りの散策の続き~こんばんはー"KS-星の"です。

この日は午後から 岡崎公園辺りを散策していましたが、そろそろ休憩と言う事でティーブレイクは

昨年も同時期にお土産だけ購入に寄った事のある、菓子・茶房"チェカ"さんにお邪魔してきました。

このお店のロゴは当Blogでは数回御紹介している 人気作家の"望月 通陽"さんによるものです。

過去Blogの「時が止まる・・・」、「休日のティータイム・・」、「ここも望月さん通の・・」でも望月さんの

作品や作品をインテリアに使用しているお店を御紹介させて頂いていますので、良かったらどうぞ。
 
京都という馴染深いロケーションのみならず、当Blogでも何度か登場する“望月 通陽”さんが

ロゴデザインをされている事から注目していた菓子・茶房“チェカ”さん。昨年の春に続き2度目の

訪問で、奇遇な発見が有りました。それは、四日市在住の作家さんで多彩な表現と独特の質感の

器やオブジェが人気の陶芸家“内田 鋼一”さんと、このお店のオーナーさんは御兄弟という事。



お店1Fには、ケーキや焼き菓子類のスウィーツの販売コーナーが有り、2Fでイートイン出来ます。 













販売コーナーすぐ隣にはガラス張りの厨房が有ります。ここも望月さんの作品が飾られていました。


 2階に有る茶房ではこの"茶釜"で沸かしたお湯で一杯づつ丁寧に入れてくれます。
 

こちらで頂いた「チェカブレンド」は、なんと"星の"地元の四日市に有る「アルケミスタコーヒー」さんが

このお店のケーキに合うようにオリジナルでブレンドしたものらしいです。ここでも四日市と関りが・・・
 

"Yu."が頂いた「献上加賀棒茶」は、とてもかわいい急須で出て来ました。鉄釜から汲み出して

入れてくれるこれらの器も 内田 鋼一さんの作品と分りことさら味わい深く感じました。
 

このお店のお勧めスウィーツはやはり“ティラミス
 

こちらに有った  大橋歩さんが企画、編集、写真取材をした冊子  別冊Arne(アルネ) 『三重県へ』

を手に取り席で コーヒーを頂きながら 目を通していると、ここにも内田さんの記事が有りました。

もちろん、大橋 歩さんも三重県出身で三重県立四日市高等学校の卒業生ですね。












内田さんは、三重県の菰野にある“パラミタミュージアム”の壁画をきっかけに 作品に興味を持ち、

個展を見たり、“Yu.”は数年前には四日市 都ホテルで催された内田さんと女優“山口 智子”さんら

のトークイベントに足を運んだ事も有ります。



2階茶房でティーブレイク を済ませ階段を降りようとすると、そこにも“望月”作品のタペストリーが

飾られていました。店舗に置かれている家具や調度品も可愛くておしゃれな物ばかりです。

 











 
京都のお店ですが、三重県とも関わりの深い“チェカ”さんで今回の岡崎辺りの散策は終了しました。

 




















                                                                            Hoshino

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