"キッチン”から始めよう 我が家の幸せ計画!”

さすらいの中年キッチンスペシャリスト“星の”が綴るお仕事の期になる話題とお出かけの記録

2013年07月

今回は前回に続き犬山散策のPart.2です~こんばんはー"KS-星の"です。

"星月夜"さんでオーガニックなランチを頂いた後は、腹ごなしに犬山城に登ってみる事にしました。

犬山城は現存する日本最古の木造天守閣で別名"白帝城”と呼ばれ国宝となっています。

 

急勾配の階段を登り、各階の展示物を見ながらこのお城の構造や歴史を学ぶ事が出来ます。

犬山城は室町時代に織田信長の叔父にあたる織田信康によって創建されたお城で国宝指定

されている四城(犬山城・松本城・彦根城・姫路城)のなかでも最も古いお城なんだそうです。














三階は「破風の間」~東西には入母屋破風が施されています。
 

四階(望楼)は回廊となっていて木曽川を一望できるようになっています。

この日も猛暑でしたが、ここまで上がると木曽川から吹き上げる風が心地良く感じました。












 

犬山城のお隣の"針綱神社"には御神馬が祀られ、「この白馬は子育ての馬とも子供の守り神

ともいわれている白馬です。お豆100円~“はぎしり"に効くといわれのあるお豆です・・との事です。

この御神馬さんはフィギュアで何となくリアルじゃないのが面白い(流行りのゆるキャラ路線か?)

 


犬山城散策で少々疲れましたので帰路に着く前に“犬山 おどき”さんで小休止する事にしました。

このお店は築100余年の古民家を改修して 町家風カフェで有りながら提灯屋さんも営んでいます。

そして、著名な設計士さん監修の元 構想から完成までに3年以上を要したとされるこの建物は

“第15回愛知まちなみ建築賞"の受賞作品なので建造物としても興味の有るところでした。

 

お店に入ると町家でよく見かける“通り土間”に客席が有りました。もちろん、内装や調度品は

すべてレトロ感の有るもので統一され、大正ロマン風の粋な雰囲気を味わう事が出来ました。

流石に、店主さんは提灯職人だけあって"灯り”の演出がとてもうまく心地良く感じました。
 

こちらでは、アイスコーヒーと"カリー串トースト"、Yuは"昔ながらのミルクセーキ"を頂きました。

"カリー串トースト"とは串に刺さったトーストにカレーをトッピングした代物で他にも"田楽(味噌)"

"はちみつ""抹茶塩"などが有りました。何故に串?不思議な感じでしたけど美味しく頂きました。

 

こちらのお茶請けも定番らしく、「海苔巻納豆あられと黒糖と成田山御祈祷済の5円玉のおひねり」













このお店では、女性店主の方に色々とお話をお伺いする事が出来ました。

客席を振り返ると 小上がりスペースが有り この場所で実際に提灯を製作しているそうです。

そして、「おどき」は漢字では「男時」と書き、「運気が上向いている時」と教えて下さいました。
 


お店に入ると客席までのスペースには 提灯が飾られていました。













店舗部分の天井は吹き抜けで梁が現しとなっていて 天井近くの壁の一部では屋外から陽が

入ってました。近年の建築における"高気密高断熱"には程遠い造りで 冷暖房などの空調が

気になるところでしたので少し聞いてみると・・・夏場は室内にはこれといった冷房設備は無く

打ち水程度で、冬場は土間に埋設した温水配管の床暖房(熱源はガス)で暖をとっているそう

ですが、おそらく夏は暑く、冬は寒いお店なんだろうという事が予測できます。

しかし、この様なお店では季節を肌で感じるのも風情が有って良いじゃありませんか?
 

・・・って考えながら、勘定を済ませ外に出てみると、あれー?快晴なのに小雨の気配がしました。

なんと、お店の屋根上のスプリンクラーから冷却水が噴霧されていましたーこれが打ち水かぁ?


 

透明の金魚鉢に風鈴の音色・・・こんな演出も涼を呼ぶテクニックの一つですね。
 
“犬山おどき”さんは手前は店舗部分ですが、奥には住居部分が有り この建物のオーナーさんは

ここで実際に生活されているそうです。       Hoshino

今年の夏も暑いですねー熱中症にはくれぐれも注意しましょう~こんばんはー"KS-星の"です。

先日の休暇日には、ドライブがてら犬山市までお出かけしランチして来ました。

今回のお目当てのお店は、Organic Restaurant “星月夜(ホシヅキヨ)”さん

このお店の情報は、“Yu”が友人と『三重オーガニックマーケット』に行った時に入手して来ました。

何でもここの店主さんは、多くのファンに惜しまれながら2011年に閉店したオーガニック料理の

先駆け店、亀山市の『月の庭』で終盤の数年間厨房を任されていた「加藤」さんだという事でした。

お店は犬山市のかつては賑わったであろう しかし現在は古びた商店街のビルの1階に有りました。
 
元は家具屋さんの入っていたところを改装したらしいのですが、壁こそ新しく塗装してあるものの

コンクリート打ちっ放しの天井や床は殆どそのまま手をかけずに利用している様でした。

おそらく中古であろう不揃いなテーブルとチェアが 広い店舗内に贅沢に配置されていました。

そして、入口は大きく解放状態でエアコンなどの空調設備も無く 涼を届けてくれるのは天井扇のみ、

この日も猛暑で屋外はとても暑かったのですが、店内は何とか我慢できる程度の室温でした。

ただ我々の案内された席には、かなりレトロで扇ぐと折れて壊れそうな団扇が置いて有りました。

店内の向かって左奥には店主が自ら製作したという御自慢のお手製“石窯"が有りました。

ここではピザを焼いてくれるらしいのですが、暑い時期は諸事情によりお休みらしいです。

 

入口の黒板には、「つながりのある農家さんから安心できる旬の野菜たちと昔ながらの製法で

作られた伝統調味料を使った"穀物菜食料理"のレストランです。・・・」と書かれていました。
 












この日我々が頂いたのは「今週の穀物菜食ごはんセット」 ¥1,200

・“ごぼうと豆乳のテリーヌ"・"蒸しナスの醤油ジュレがけ"・"新じゃがいものアーモンド炒め"
 

・"大根のソテー あおさのソース”・"とうもろこし ごはん"・"お味噌汁"(ポタージュから変更)
 

流石はスローフードの先駆者『岡田 桂織』さん(月の庭オーナー)を師と仰ぐだけ有りますね。

ただオーガニックと言うだけでなく、どの料理も素材を生かしながら味付けはしっかりしてました。

一見ボリュームに欠けている様にみえるかもしれませんが、料理の味付けと栄養のバランスが

良いので一品一品吟味しながらスローで頂きましたので充分満足を得られる事が出来ました。

加藤さんは、『月の庭』が閉店してから約一年間 プロの農家で無農薬と有機栽培農法を学び、

安全安心を第一に自らも菜園で野菜を栽培し無添加の食材・調味料を厳選されているそうです。

 

この日ギャラリーでは『メキシコ ハンモック展』開催中~もちろん見学自由でした。

 

店内では実際にこのお店の料理に使われている調味料や乾物類の販売もされています。

もちろん醤油は亀山『岡田屋本店』さんイチ押しの井上しょうゆ“ 醸し”と“造り”が有りました。
 

“あおさ”や“ふのり"も有りました。
  













食後に頂いた"東ティモールピースコーヒー"も農薬や化学肥料は一切使わず、手摘み手作業で

天日乾燥させた自然の美味しさが詰まったコーヒーで、ドリップバックと豆の販売も有りました。

 

何事にもこだわりを感じるお店にお邪魔すると刺激されますね~。  Hoshino

 

ホンマに暑い日が続きますねー少しバテ気味の今日この頃~こんばんはー"KS-星の"です。

本日は当社の施工例"K様邸2F洗面所改装現場"を御紹介します。

K様邸2Fトイレ前に 600幅の単水栓(水のみ)一面鏡仕様の洗面化粧台が設置して有りました。
 

K様邸は築約20年程で某大手ハウスメーカーのモデルハウスの同仕様で建てられたそうです。

アンティークテイストを好む奥様は 新築当初よりこの洗面化粧台がお気に召しませんでした。

しかし、2階設置という事も有りゲストの目に触れる事も無いのでこの日まで我慢してきました。

そんなK様邸奥様と 試行錯誤の上今回納入させて頂いた洗面化粧台はこんな感じです。

 

L社のカウンター間口対応可能な洗面化粧台の既製品を使用し 奥行きは袖壁の450mm、

間口は760mmをWall to Wall で納めました。そして、下部のキャビネット部分は "星の"

中学同級生のO洋家具製作所にてタモ材の塗装仕上げで四方框扉を特注にて製作しました。
  
 
  トイレの中から見るとこんな感じ~

  照明器具の電源工事やミラー取付

  の為に正面壁一面のみ造作工事後

  クロスで仕上げて器具付で完了!

  工期は2日間でした。

 (化粧鏡と照明はK様のお手持ち品)

















御採用して頂いた壁クロスは "ウイリアム・モリス"のゴールデンリリィ柄~アンティークな感じー



一旦はこの状態で御引渡しをしましたが、ここまで来ると袖壁にリニューアルしたコンセントと

スイッチのプレートが気になります。「何か良い物を探して貰えませんかー」と宿題を頂きました。

 

・・・ってな訳で、色々と探した結果 このプレートに取替して来ました。

英国のビューモント鋳造所のピューター(錫合金)製のスイッチ&コンセントプレート
 

+ ドライバーが有れば簡単に取替出来ます。


  











ピューターは銀の風合いを保ちつつ、価格をおさえ強度を出す為に 亜鉛、鉛、アンチモニー等

を加えた合金で、銀とは異なり変色しにくいので高級な食器に使用されているそうです。

そして、この商品は 熟練した木型職人が木で母型を彫刻し それを基に砂型を一つずつ造り、

その中に溶融したブラスを流し込み、それを加工・穴開け・削り出し~仕上げ研磨までの工程を

こちらも熟練工職人が一つ一つ丁寧にハンドメイドで仕上げているそうです。この多くの手作業の

工程が製品に微妙な表情を与え、それが使用時の見た目の優しさとなります。(商品手引きより)



これで "K様邸2F洗面所改装工事"は完成です。

これ程手間暇かかっている英国からの輸入商品ですが @¥2,000未満で入手出来ました。

                       Hoshino

またまたBlogの更新が久し振りになってしまいました~お暑うございますー“KS-星の”です。

先日のお休みに、某キッチンメーカーさんのイベントに参加する為に岐阜市迄出かけました。

半分はお仕事でしたが、折角の遠出でしたので目的地の近くでお店を探してランチして来ました。

 
 
 岐阜市宇佐南1丁目

 ステラビル一階にある

 “桃花館(TOUKAKAN)”

 ジャンルは創作料理と

 言ったところでしょう。

 和洋折衷のお料理が

 楽しめるお店の様です。    
















店内にはアンティークな調度品が所々に置かれていて落ち着いた雰囲気でした。













ランチメニューは和食A,B,Cと 洋食A,B,Cのコース料理が有りましたので、“星の”が和食A

この日はお供の“Yu”が洋食Aのコースを頂く事にしました。

和食コースの口取り「ごま豆腐」 、  椀物「かに身入あんかけの揚げ出し豆腐」と「お造り」












前菜の盛合せ「八寸」~山芋もずく、すり身、田楽、まき寿司、ホタルイカなど盛り沢山で楽しめた。
 

そして、小鉢「煮物」に「炊き込みご飯」と「赤だし」 「香の物」と食後に甘味と珈琲が付きました。

 

洋食の方は キッシュ、クリームコロッケ、サラダなどの「前菜」と選べる「パスタ」~和牛のラグー






















どのお料理も一品一品手間をかけて丁寧に作られている感じがしました。

夜のメニューも確認して来ましたが、創作系単品メニューの多さには少し驚きました。

いつかは、ここでワインでも頂きながら ゆっくりとディナーが出来たらいいですね。
 


メーカーさんのイベント参加後の夕方には、新岐阜駅近くのCafe“nakaniwa”さんで小休止

“nakaniwa”さんは、このお店の2Fにある雑貨店“Pand”さんと名古屋を拠点に活動される

建築家の臼井康文氏(kitoka)がほぼDIYで古い喫茶店から新しい形のCafeにリノベーション

されたらしい。( 三重県 津市の喫茶“tayu-tau”さんも臼井さんの絡んだDIY作品でした。)

Pandさん、nakaniwaさん、STENPORTさんのHP⇒http://www.pand-web.com/        
 
kitokaさんのHP⇒http://www.kitoka.com/index.html

 

我々の年代(アラ50’)の方なら、きっと初めて訪れた所では無い様な懐かしさを感じるでしょう。

このお店でコーヒーを飲みながら過ごしたひと時は、時を忘れてしまうほどリラックスしました。













ここで“Yu”は「nakaniwaオリジナルブレンドコーヒー」を友人のお土産に買って帰りました。

その場で豆を挽いて頂きましたので、少々時間がかかりましたがやはりここでは苦になりません。
 

最近はこのお店の様にレトロ感を出す為にアンティーク系の内装をされる店舗も多くなりました。

しかし、古い物をただ集めて並べるだけでは、ここまでノスタルジーを感じる空間演出は出来ない

でしょう。遊び心も度が過ぎると台無しになってしまうものです、これ以上でも これ以下でも・・・・

という微妙なバランスの感性を持ってないと このような空間は生み出せないものだと思いました。
 


帰りがけに“可愛らしい歯医者さん”を見かけました~何故かしら楽しそうな雰囲気がします。
 
   岐阜もなかなか面白いですね!                            Hoshino

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