"キッチン”から始めよう 我が家の幸せ計画!”

さすらいの中年キッチンスペシャリスト“星の”が綴るお仕事の期になる話題とお出かけの記録

2013年03月

日増しに春の気配を感じる今日この頃となりましたーこんばんはー"KS-星の"です。

今回はI様邸新築現場より 構想およそ一年、最終決定仕様迄のプラン変更を11回重ねて

先日めでたく完成引き渡しをして来た Nobiria製 モデル425 2236mm×3091mm L型SK

+1060*800のアイランド型 配膳台(蒸気排出ユニット付家電収納)の御紹介致します。
 

施工中の模様~キャビネット底面には通気が取れる様にアジャスター付の脚が付いています。

そのアジャスターでレベル調整しながら設置していきます。(床タイル貼りの為多少の不陸有り)

 


 








ベースキャビネットは全てを連結し、所定の位置に壁固定もしました。
 











職人3人と一緒に朝一番から作業に取り掛かりましたが、一日で完成は出来ませんでした。
 

キッチン取付後、壁面タイル貼も終わり遂に完成~ヨーロピアンオークの無垢材の四方框の扉は、

純白のピアノ塗装鏡面仕上げ、把手は“ハンドル王国”にて別手配したものをセットアップしてます。

カウンターは Dupont CORIAN(デュポン・コーリアン)のモデストココアを御採用頂きました。
 

アイランドタイプの配膳台はシンク側はゴミ箱スペース、コンロ側は家電収納となっています。












ウォール部分のキャビネットは一切無で、レンジフード(Yamazen Global製 Cook Hoodle)

HJ90-PW(ピュアホワイト)前幕板+両横幕板タイプを採用~ 高性能5層フィルター装備品です。
 

そして、ビルトイン食器洗い機は Miele(ミーレ)のG4600SCi型のホワイトを御採用頂きました。
 

操作パネルの表記は、もちろんすべて英語となっています。~Sensor wash gentle・・・
 

やはり、国産品とは比べ物にならない程多くの食器点数が一回で洗浄できます。

上段・中段・下段と三段あるバスケットには多種の食器に対応出来る様に、バスケットの高さ調整

や可倒式ピン、プレートホルダー、ボトルホルダーなど様々な工夫がなされています。













こちらは庫内底面に有る 残菜フィルターで “トリプルフィルター”と言います。かなり細かいメッシュ

となっていて、循環システム内に大きなゴミや残菜が入り込まない様に考慮されています。

 
裏側を向けて 円錐状の部分のカバーを開け内側の掃除も出来る構造になっています。












やはり、輸入ブランドの食器洗い機の給排水設備は隣接するシンクキャビネット内で行います。

アルカリイオン整水器も同一キャビ内に ビルトインしましたので少し複雑な設備となりました。
 

オール電化住宅のI様邸の加熱調理機器には、 MFG(株)製のスーパーラジェントヒーター

“FG-600TR”を御採用頂きました。この商品の発熱方式はIH(電磁誘導加熱)とは全く異なり

人体に影響するような電磁波は発生しません。その発熱体となる セラミックはドイツから輸入し、

そこから得られる健康に良い遠赤外線放射機能の効果は 公的機関でも立証されています。

詳しくは MFG HPにて御確認下さい。→http://www.mfg-kk.com/index.html
 

コーナーキャビネットで使用されている ワイヤーラックは イタリアのSIGE社製のものでした。

少し変わったアクションで、扉を開くと中のラックが連動して出てきます。ラックの耐荷重も

手前2段が7.5kgづつ、奥2段は10kgづつで Dead Spaceになりがちな所も有効活用出来ます。

SIGE社のHP→http://www.sige-spa.it/intro/doc/htm/index.html
 

伝統的なクラシカルデザインの扉を使用したキッチンですが、機能的な部分は充実させて

エレガントな気品に満ち溢れた逸品の仕上がりとなりました。

 

システムキッチン発祥の国“ ドイツ”の流れを汲む Nobilia(ノビリア)キッチンさんの製品で

現在の国産大手メーカーさんの製品では演出する事が出来ないキッチン空間が完成しました。

 

I様邸プラン完成迄根気強くお付合い頂いた Nobiria名古屋SR 松平女史に「Special Thanks!」  

                                                                        Hoshino                                      

気が付けば、もう三月になっていました。こんばんはー"KS-星の"です。

このところBlogの更新が思うように出来てません~ネタに困っている訳じゃないのですが・・・

本日は、最近納入した TOYO KITCHEN&LIVING製 システムキッチンBAYの現場レポートです。
 
 
システムキッチン設置の模様~海外ブランドの食洗機は給排水接続はシンクキャビ内で行います。
 












この現場で御採用頂いた食洗機は Electrolux社製 AEG(アーエーゲー)ブランドです。













そして、施工完了引き渡し前の姿です。

“TOYO KITCHEN STYLE"の大きな特徴は脚の構造が「エアーフロー」となっている事です。

エアーフロー構造にする事で、キッチンに浮遊感が出て軽やかなスタイリングになりますし、

つま先がキャビネット下に入ることで 特にシンク前の作業負荷を軽減する効果が得られます。
 

レンジフードもTOYO KITCHEN オリジナルの“FLAT(フラット)"オンウォールタイプでカッコイイ!
 

シンクは3D-Sinkと言い、シンクを3層構造として 内部のリブ(段差)部分に取付可能な「まな板」、

「調理台プレート」、水切り可能な「マルチプレート」の3種類の専用プレートが標準装備されます。 

それらのプレートを使用し上面・中面・底面に分け、立体活用する事により今迄出来なかった

新しい形の流れ作業(平行調理)が可能となりました。しかも、プレートを上段に2枚並べると

シンクにふたが出来るので使用後の食器や調理器具を簡単に隠してしまう事も可能です。
 

調理や片付けなどキッチンでの作業効率面で有為な3D-sinkも開発には大変な御苦労が有った

そうです。奥に向かって広がるフラスコ型のシンクは、プレス加工では不可能な形状でステンレス

板金職人の手作業による加工技術で製造可能となったものらしいです。

さらに750mm奥行きのステンレスカウンタートップはこれも職人技のオリジナル表面加工

「チタン研磨仕上げ」となっていて、ステンレスに温かみを感じさせ高いクオリティーを感じます。
 
そして今回御採用して頂いた 食器洗い機はAEG-ElectroluxのモデルF880601MOP-B5

ちなみに、AEG社はドイツの老舗電気機器メーカーでしたが、1996年よりスウェーデンの

ストックホルムに本社を置く 「Electrolux(エレクトロラックス)」社の傘下となり、現在は同社の

高級家電ブランドの名称となっています。
 
ステンレスの操作パネルには「プログラム選択ボタン(英語)」が有り洗浄方式を選択できます。

食器をセットする方法は、扉を開けバスケットをスライドし食器をセットするフロントオープンタイプ。

現行国産品はラックごと引出すプルオープンタイプが大半ですが、一番の違いは洗浄容量です。

同じ60cm間口製品で比較すると、国産品が約7人分に対して このタイプは12人分となってます。

そして、この様に電源を投入後に扉を開けると庫内灯(LED可視光)が点灯し閉じると消灯します。

 
もう一つの違いは、乾燥方式です。国産品はヒーターによる温風乾燥の方法をとっていますが

欧州製の大半は、高温水でのすすぎをしてその余熱を利用して乾燥させる仕組みとなっています。

したがって、最近の国産品ではあまり使用していない食器洗い機専用リンス剤(乾燥仕上げ剤)の

投入が必要となります。余熱乾燥タイプは、おそらく電気代は節約出来るでしょうが、乾燥の仕上り

具合という点に於いては 国産製を経験しているユーザー様は少し不満を感じるかも知れませんね。















LD方向から見ると何の変哲も無い壁ですが、その向こうにはこだわり満載のキッチンがあります。
 
 オブジェの様な美しさと使いやすい機能性を両立したキッチンだと思います。  Hoshino

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