"キッチン”から始めよう 我が家の幸せ計画!”

さすらいの中年キッチンスペシャリスト“星の”が綴るお仕事の期になる話題とお出かけの記録

2013年01月

今年初の展覧会鑑賞は、クリムト"黄金の騎士をめぐる物語"~愛知県美術館に行って来ました。

今年も元気ハツラツで、いろんな処に出没したいです~こんばんはー"KS-星の"です。 

この日は我々が入館中に 今回のクリムト展の来場者が2万人を突破した日でした。


この展覧会は ウィーン世紀末美術を代表する画家 グスタフ・クリムトの生誕150年と

愛知県美術館開館20周年を記念し開催されているもので、当美術館が所蔵する1903年・

クリムト作の油彩画「人生は戦いなり(黄金の騎士)」誕生の謎を様々な側面から検証しながら

当時深くかかわった芸術家の作品と共に彼の歩んだ道のりをたどる構成となっていました。

 

戦災で焼失したウィーン大学大講堂の天井画 『哲学』・『医学』・『法学』の原寸大写真パネル展示

では、発表される度にその独特な解釈と表現手段が物議を醸し、依頼主である文部省との大論争

の末完成を断念して 自らが買い取る事となったという有名なエピソードの紹介も有りました。
 
クリムトの描いた絵に“黄金の騎士”が初めて登場するのは壁画『ベートーヴェン・フリーズ』

である事や、当時の新しい芸術家組織『ウィーン分離派』の機関誌“ヴェル・サクルム”の挿絵など

の作品に絡めながら「クリムトをめぐる人々」と「~かたち」を関連付けて紹介されていました。

クリムトの華麗なる金色の世界を構成する金箔を使った作品は、尾崎光琳の『紅白梅図屏風』

など日本の“琳派”の作品の影響と言われていますが、その解説も興味深い展示の一つでした。
 

またクリムトと深く関わりの有った工芸・建築デザイナー達の作品群も楽しむ事が出来ました。

中でも印象的だったのは、ウィーン分離派に大きな影響を与えた チャールズ・マッキントッシュの

『アーガイル・ストリート・ティールームのハイバックチェア』や、ウィーン工房・ヨーゼフ・ホフマンの

背もたれ可動式の安楽椅子『ジッツマシーナ(Sitzmachine)』の実物展示が見れた事です。

この他にも “家具”、“ポスター”、“ジュエリー"、“工芸品"など世紀末にウィーンを中心に活動

していたデザイナー達の作品も数多く展示され、中にはクリムトが恋人の“エミーリエ・フレーゲ"

に贈ったとされるブローチも有りました。
 

























そして、会場の最後のコーナーには 『ストックレー・フリーズ』・・・ベルギーの実業家アドルフ・

ストックレーが、ホフマンに設計依頼した邸宅は 近代建築として世界遺産に登録されています。

その邸宅の食堂にはクリムトとホフマン率いる"ウィーン工房"の協働による壁画が描かれてます。

この会場では、 クリムトがデザインした壁画『ストックレー・フリーズ』の実物大複製の展示が有り、

そこに展示される複製壁画は写真撮影が許可されているので、多くの方が記念撮影していました。
 

この当時のクリムト描く絵の特徴は、ジャポニズムの影響を感じる 煌びやかで豪華な黄金色

を多用し平面的で抽象的な模様の装飾の中に 人物の顏や身体などの写実的な描写を同居

させた独特の表現方法をしていましたが、この壁画もその代表的なものと言えるでしょう。
  

 クリムトをめぐる人々          ←(鑑賞ガイドより)→                              クリムトをめぐるかたち
 





 

何と言ってもクリムトは、“星の"がこよなく愛す 鬼才『エゴン・シーレ』の才能をいち早く評価し
 
誰よりも彼の芸術活動を後押しした師匠的存在。見逃す訳にはいかなかったんですよ。
                                                                                       Hoshino

先日京都に初詣に行った際に、話題の『MARIE BELLE(マリベル)』さんにも行って来ましたー

自身はスウィーツ系は苦手な方なんですけどー・・・こんばんはー“KS-星の"です。

米国でセレブ達に超人気のチョコレート専門店と言えば New York に有る『Marie Belle』

その『Marie Belle』さんが昨年春に日本上陸~しかも、何故か京都三条の町家風のShop
 

柳馬場通り沿いに突如現れる ブルーの扉から入り 細い路地を突き当り迄進むとお店が有ります。
 

突き当たるとこの看板と出逢います~この辺りから 京都である事を忘れてしまう空間が始まります。
 

SHOPに入店すると~豪華なシャンデリア、ガラスのショーケース、、アンティーク家具など、

そこは 大都会にある高級なジュエリーショップを思わせるエレガントな空間となっていました。

但し、販売されているのは チョコレートを中心にオリジナルSWEETSやBEVERAGE類のみです。

併設されるカフェスペースでイートインも可能ですが、この日は満席でしたので諦めました。
 

1940年代に流行した雑誌プレイボーイの表紙をパッケージにしている“ピンナップ バー”(左)

風味豊かなカカオを堪能できる、シンプルながら奥深いチョコレートバー“シャトードショコラ”(右)













こちらが『マリベル』さんの代表商品“SIGNATURE ART GANACHE(シグネチャーアートガナッシュ)”

購入個数別に専用の“ブルーボックス"やトートバックが用意されていてプレゼントには最適です。
 
ガラスのショーケースに有るのは この"ガナッシュ"で その一粒一粒のパッケージには

創業者のマリベルさんの御主人がデザインした絵が描かれ、フレーバーの違いはもちろんですが

ガナッシュに秘められたちょっと素敵な物語に出会えることが出来ます。⇒http://www.mariebelle.jp/essence/ganache.php













"BARK CHOCOLATE(バークチョコレート)"は お客さんの目の前でハンマーを使用し

大胆に砕き 量り売りするチョコレートで 斬新なパフォーマンスも売りの商品です。


"京都にいながらNew Yorkに訪れたような異空間"・・・・確かにそんな感じがしました。
http://www.mariebelle.jp/




"MARIE BELLE"さんでは "ガナッシュ"のおみやげを少しだけ買って来ました。
 

この日は留守番の娘達へのお土産ー


今年成人式を迎える姪っ子に ささやかなプレゼントー 
  
ちょっと早いけどー今年の St.Valentine’s dayのプレゼントに御検討しては如何でしょう?
                                                                                     Hoshino

2013年新年あけましておめでとうございます。

本年も何卒よろしくお願いします~“KS-星の”です。

今年の初詣は 京都北区にある『賀茂別雷神社』、通称“上賀茂神社”に行って来ました。

“上賀茂神社"は左京区にある“下鴨神社”と共に 古代氏族 賀茂氏の氏神を祀る賀茂神社で

京都で最も古い神社の一つであり 「古都京都の文化財」として 世界文化遺産登録されています。
 
この日は初詣期間中で、通常入る事の出来ない国宝本殿前で参拝させていただく事ができました。

細殿前に盛られた円錐状の2つの砂山は 「立砂(たてずな)」と言い、神様が降臨した美しい円錐形

の砂山「神山(こうやま)」を模したもので、鬼門・裏鬼門に撒く清めの砂の起源とされたものです。
 

平成27年 第42回 式年遷宮が予定されています。  京漬物「すぐき」発祥の地ともされています。













こちらでは珍しい“航空安全守”を授かって来ました~今春卒業(?)旅行予定の次女に捧げます。
 


そして、今年初のランチは上賀茂神社近くの創作料理店“きらきらひかる”さんにお伺いしました。
 
屋外階段を登りつめると テラス席を横目に お店の入口玄関が有りました。

お店の前には どっしりとした存在感のある桜の大木~春の花咲く頃の景色は楽しめそうです。
 

店内には世界3大ピアノメーカーの一つであるドイツの“C・BECHSTEINN(ベヒシュタイン)”製

のグランドピアノが何気なく置かれていました。JAZZ LIVEなどのイベントも楽しめるようです。 
























客席はアンティークテイストのテーブル席やバーカウンターが有る落ち着いたカフェ風の内装です。

このお店のランチ時特等席はやはり 大きな窓から賀茂川を眺める事が出来るカウンター席です。












そして、今回頂いたランチは “きらきらひかる"の料理人 西川シェフが自ら育てた御自慢の野菜を

中心に、旬と鮮度と安全性にこだわった食材を調理した~その名も『おやさい定食プレミアム』

ゆずのこんにゃく、湯葉のお刺身、菜の花の天麩羅、柿の白和え、大根の煮つけ、こだわりのお米

で 炊いたご飯とお味噌汁に、マスカルポーネとラフランスのデザートを盛り合わせた定食でした。

どの料理も野菜のうま味を生かし丁寧に調理されていて 西川シェフの想いが伝わる逸品です。
 
食後は、通りをはさんで向こう側の賀茂川の川面に水鳥たちが、すぅーと弧を描くのを眺めながら

ゆったりとした時間を過ごす事が出来ました。 川に流れる水のきらきらと輝く光景が このお店の

名前"きらきらひかる"の由来なのでしょう。

 
今年も 我が家流の"初詣"で 無事スタートを切る事が出来ました。

 
年末年始の休暇を終え、年始の挨拶回りも終了ー明日から今年のお仕事を本格始動させます。

                                                                       Hoshino

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