"キッチン”から始めよう 我が家の幸せ計画!”

さすらいの中年キッチンスペシャリスト“星の”が綴るお仕事の期になる話題とお出かけの記録

2011年11月

連日の宴会続きで 本日は流石にお疲れモードです~こんばんはー“KS-星の”です。

さて、去る11月25日は名古屋「ウインク愛知」で開催された”YLT2011秋 政策説明会”

に出席して来ました。(注)YLTとは、ヤマハリビングテック(株)さんの略称です。

受付で頂いた資料入り袋は ヤマハブランドで今迄見た事の無い配色と“ロゴ”が入ってました。

グレー基調の背景に 初お目見え“TOCLAS”に黄色いチェックマークロゴ入り
 

これは後の「森定社長」様から政策説明で明らかになりましたが、YLTさんの顧客認知度を

上げるための商品統合ブランド“TOCLAS”(トクラス)との事で 語源は日本語の「~と暮らす」

英語では「Classy(上品な)」とか「Top Class」をイメージする 狙いのものらしいです。

 

ブランドメッセージは「暮らしに長く寄り添う住設機器だからこそ、本物の価値をお届けしたい。」

以降のYLT商品は “TOCLASブランド”で顧客に 社会的存在価値を認知させるのが狙いらしい。

「Toclas Kitchen」、「Toclas Bathroom」、「Toclas Dreser」という表記になるんですね。
 


そして、これがキッチン新商品“DOLCE X”のハイバックカウンター搭載仕様
 

ハイバックカウンターとは ステップ対面専用で バックガードが笠木カウンター迄人工大理石

だけで立上がり一体化したもの、カウンター廻りシンクに段差、継ぎ目が無くすっきりデザイン

もちろん、お手入れは簡単となり、ハンガーアイテム採用でさらに便利で機能的になります。
 

ステップ対面型はLD側から手元が隠れるので、現実的には使用勝手の良いものでしょう。

しかも 足元を軽快にしたデザインが開放感を演出します。何でもリビング側からの表情は

日本の伝統的な屏風をイメージする家具的なものをねらっているらしいです。
 

さらに これもヤマハさんお得意の塗装扉 職人さんの手塗りグレードの鏡面仕上の扉色を

“114色”とし、日本人の美意識が生み出した伝統色でキッチンを彩る事が出来ます。
 


それからこちらが、バスルームの新製品“STORY”~GKデザインさんとのコラボ商品

永年“エルゴデザイン”に拘ってきましたが 今回のデザインは スクエアデザインとなってます。

もちろん今後も“エルゴデザイン”商品も併売していくそうです。
 
何と言ってもこの浴室の特徴は バスタブの存在感、大理石の塊のオブジェのような風合いの

ブロッコバス」、浴室内での浴槽をくつろぎの象徴(“シンボル”)と位置づけるとの事でした。

お得意の人造大理石製造技術での質感を出来る限り上げ 入浴の満足度を追究してます。

さらに新鏡面壁の採用と水栓カウンターをスマートデザイン化する事で浴室内スペースの

さらなる広がりを演出しています。これも浴槽を際立たせる為工夫なのでしょう。

 
新商品の詳細はこちらで→YLTニュースリリース

商品企画の宮沢部長様からのお話の中に,YLTの今後の商品コンセプトの一つとして

「オリジナルにこだわる為、コア(核となる)パーツは自社開発して行く。」と言うお言葉が有り

そこからは 今後もメーカーとして確固たる地位を確立して行こうという意気込みを感じました。

“星の”は自宅でもYLT製システムバスルームを採用し 現在も家族全員が毎日使用しています。

キャリアユーザーとしても、ヤマハリビングテック製のバスルーム応援していきたいものです。

                                                                Hoshino




年末も近づき 夜のお誘いが多くなってきました~こんばんはー“KS-星の”です。

本日御紹介するのは、最近採用率が高まっている“電動昇降吊戸棚”の施工例です。

この商品は、読んで字の如く 電動モーター駆動により収納部分が昇降する吊戸棚です。

キッチンシンク側に窓が有ったり、対面型キッチンにも設置可能で必要時のみ下降させ

キッチンでの調理や片付け作業中に ユーティリティスペースである“アイレベルゾーン”を

より有効に活用できる商材です。この商品が実際に一般市場で採用されるようになって

既に12~13年が経過していると思います。実際“我が家”では 当時新商品だった製品を実験的

に採用し、現在12年目になりますが今では キッチン作業上必須アイテムの一つとなっています。

 

この商品は メーカーや間口サイズによって本体重量は多少違いますが、取付ける壁の耐力は

本体重量60kg+積載重量25kg+昇降時負荷α=100kg以上が必要と考えています。

新築時に当初から取付を予定して頂いたユーザー様には 建築者側と打合せにより 壁耐力を

増強する手段(梁補強や柱増設による垂壁の増強工事など)を施す事は可能ですが、キッチン

のみの改修工事時は その壁に耐力が有るかどうか確認の上、不足していると思われる場合には

取付部の壁補強を施すか、天井に梁等を増設し天井吊による固定を併用する必要が有ります。

リフォーム現場では 補強工事の必要性を予め御理解願う様にお伝えしておくと良いと思います。

今回の現場の既設キッチンが 取付けられていた壁の構造は 実際この様になっていました。

 
御覧の様にキッチンとLDの間仕切壁の構造は 間柱程度のものにコンパネで造作されていました。

この垂れ壁にはどう見ても 100kgの耐力が有るとは思えません。仮に当初取付が可能だとしても

長期間安全に使用出来る壁耐力が有るとは言い難い構造だと思われました。そして工務店様と相談

の上 天井裏に鉄骨C鋼を増設し、そこからボルトを降ろし壁と天井固定を併用する事にしました。

少し見づらいとは思いますが、上記は既に天井に仕込んだ鉄骨からボルトを出している写真です。

商品により天吊金具取付箇所が決まってますので、ピンポイントで所定位置に出す必要が有ります。

この取付下地補強工事は 法的有資格者による工事が必要となりますので 御注意下さい。

そして、イザッ取付です。この日はこの商品取付時には 4名がかりの作業となりました。
 

天井から降ろしたボルトが所定の位置に入ったら ワッシャとナットを締め付け固定します。
 

天吊りボルト固定が完了したら、電源を投入し収納部を一旦加工させて壁固定します。

それから基本的には、天井固定のみの設置は禁止となっています。
 

こんな感じでキッチリ、シッカリ取付ける事が出来ました。これで安心して御利用して頂けます。
 
以前当Blogでも 御紹介した通り キッチンに於けるアイレベルゾーンは作業上とても有意義な

ゾーンだと考えています。この部分に働きを加える事により キッチン作業は格段と快適になる

事は間違い有りません。収納のみで出し入れにも不自由な標準吊戸棚と比較すると当然高価

になりますが、働きを見合わせた“費用対効果”で考えると決して高い買い物では無いと思います。

                                                                                  Hoshino

今日11月22日は「いい夫婦」の日なので、明日11月23日は「いい文(ふみ)ちゃん」の日ですね。

いやいや 明日11月23日は 古くは「新嘗祭(にいなめさい)」と言い 五穀豊穣をお祝いし感謝する

宮中祭祀の一つに数えられる祭日でした。そして1948年以降からは この日を“勤労を尊び、

生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう日”------「勤労感謝の日」として祝日と制定されました。

そして何より我が家では 星の妻&母“Yu”のBirthdayというAnniversary(記念日)なのです。

もうこの日を一緒に過ごすのも 今年で34回目になります。 こんばんはー“KS-星の”です。

本日は当然の如く少し前置きが長くなりましたが、先週末は “星の”中学の同級生で旧友の

(株)箱音商店 専務 通称“ハチロー”夫妻と“星の”夫婦の「2組だけの晩餐会」に行って来ました。

彼とは中学3年間 お互いの家を行き来する程の親友でしたが 社会人になってからは 殆ど出会う

機会も無く 何十年も疎遠状態でしたが、昨年の同窓会での再会以来 ちょくちょく晩餐会しています。

先日 開催された一次会は 四日市の諏訪に有る ハチロー御用達の酒庵「以悟相(いごっそう)」さん
 
店名からして 土佐を意識した一品料理店です。諏訪商店街から一本路地入った連鎖街に有ります。

前半戦はハチローお任せのメニューを頂きました。 ここのお料理は何を頂いても美味しいです。

大将の調理に対する こだわりがとてもストイックで粋に感じます。旧友との会話がはずみ写真は

ろくなものが有りませんが、この旬の戻りカツオの炙りは絶品でした。~口の中でとろけました。

 

カウンターにネタケース、店内は普通の居酒屋の佇まいですが 何故かBGMにはJAZZが・・・・

ここの女将さんの発案との事でしたが、我々の年代にはとても寛ぐ事が出来る空間演出でした。

いい“あて”には お酒も進みます。生ビールから始まり 土佐の銘酒の日本酒(名は忘れました・・)、

途中 その名も 『いごっそう』と言う アルコール度数43°の強烈な米焼酎をショットで頂きながら、

ハチローがキープしていた 『龍馬』と言う芋焼酎を水割りでグビグビと頂き完全に出来上がりました。

 
もうこちらで完全に酩酊状態でしたが、ここだけでは終わらないのが“この会の掟”です。

お決まりの2次会のお店に向かう途中、諏訪公園のイルミネーションを眺めながら次のお店に移動

 

そして2次会は いつもの Bar “a’tantot(アタント)”さん
 

ここでまず頂いたのは シーズンもの“BEAUJOLAIS VILLAGES NOUVEAU 2011”

(ボージョレ・ヴィラージュ2011)の“COLLIN BOURISSET”(コラン・ブリッセ)で再度の乾杯!
 

以降 旦那衆はスコットランドのシングルモルトの銘酒“GLENMORANGIE(グレンモーレンジィ)”

のネクタドール12年をロックで頂きました。このネクタドールは 最高級のソーテルワインの樽で

熟成を行ったスコッチウィスキーで 芳醇で口当たりは とてもまろやかなのです。

 



















奥方達はハチロー嫁“Fu”さんはジンベース、星の嫁“Yu”はラムベースの何やら怪しげな

カクテル(名前聞いてましたけど忘れました・・・)を頂いていました。つまみは“チー盛り”のみ

 
“アタント”のマスターは 自分は下戸のくせに お酒のウンチクは果てし無く深いです。

マスターのお酒にまつわるネタを交えた、軽快でお洒落な会話を楽しみながら頂く酒は格別です。

ここに辿り着くときは、既に”酩酊状態で さらにここでおいしいお酒を頂きますので 完全に酔っ払い

のおっさん!その状態でもマスターの話すウンチクを何か一つでも憶えて帰ろうと努力しています。

今回のネタは 日本最古のカクテルとも言われる お米のリキュール『柳蔭(やなぎかげ)』~のお話

このあたりでは完全に酔っぱらっています~カメラの焦点が定まりません。
 
この『柳蔭』は 調味料である「味醂(みりん)」に米焼酎を加え 甘味を抑え飲みやすくしたものです。

「飲みにくい酒を手直しする~」というニュアンスからこのお酒を別名『本直し』とも呼ぶそうで、

かつては夏の暑い時に井戸で冷やし 暑気払い(大人の栄養補給ドリンク)として楽しまれたそうです。

そして、その模様は 故・桂枝雀師匠のお得意演目「青菜」や「船弁慶」でも確認できるそうなので

一度聴いてみたいと思います。この件は最近“落語”にハマっていると言う“ハチロー”が解説して

くれていましたが はたして“ハチロー”は覚えているのでしょうか?(彼は半分寝てました・・・・)


 
と言う事で 今回の御報告はこれまで・・・

明日は完全OFFモードで早朝からお出かけ

します、行く先はどなた様にも内緒ですけど。 

余程の緊急事態でない限りはTELしてこない

様にお願いしまーす~対応できかねます。

いつも無理ばっかり言って困らせてますので

たまには “星の”にも奥様孝行させて下さいね。

                             Hoshino 

 

今年も既に“忘年会”のお誘いが続々と入ってきていまーす。こんばんはー“KS-星の”です。

本日はキッチンのプチリフォーム~ビルトインコンロの交換工事を御紹介しましょう。

「何を今さらー!」っておっしゃる業界関係者の方も多くいらっしゃると思いますが、まだまだ、

一般の方には システムキッチンにビルトインされているコンロの取替工事が大がかりな工事

だと認識されていたり、中にはコンロの取替が出来る事さえ御存知で無い方もみえるのが現実です。

「ビルトインコンロの故障のならキッチンごと取替ましょう!」・・・っだったら 完全に悪徳商法ですね。

 

こちら“M様邸”ビルトインガスコンロ~新築時に納入されたものを未だに使用さtれていました。

このお宅は築25年との事ですので、このコンロも25年使用していると言う事になります。

全国のガスコンロの取替時平均使用年数は『8年』(当社のデーターではビルトインコンロは12年程)

と言われてますので 既に約3倍の使用年数を経過している事になります。

その割には トッププレートや五徳などは綺麗にお手入れされていましたが、数年前からグリルは

使用不可となり、手前の中バーナーは既に点火しない状態になっていました。
 
TEL連絡頂き訪問の際 “M様”御夫妻から深刻な面持ちでコンロ交換の可否の相談を受けました。

機種や収まりを確認した後、現行の規格品への取替が可能な事を告げると 安堵感が漂ってました。

その場で現行品の商品の機能、性能を御説明して 交換するガスコンロを決定して頂きました。


そして、後日交換工事~既設コンロは簡単に外せます・・・この際 お掃除もしておきますね。











25年間良く働き続けてくれました~御苦労様!
 

後は私が引き継ぎます。~リンナイ製 RS71WG2RX2-SLタイプ(水無両面グリル)

この機種は前面パネル部分は材質はアルミ製のステンレス調シルバーとなっています。
 

ワイドトップタイプですので 本体フェイス部分は60cmですが トッププレートは75cmとなってます。

基本機能として コンロ部に 揚げ物温度調節機能、調理タイマー、湯沸し機能、炊飯機能が有り

(全口にSiセンサーコンロ搭載・・・調理油加熱防止装置、立消え安全装置に安全+便利機能を追加)

グリル部には 焼き時間と火力を自動でコントロールし 美味しく焼き上げるオートグリル機能を搭載
 
最後に“ガラストップ”を設置し、五徳、バーナーキャップ、グリル排気カバーを取付ければ工事完了

上記のバーナー周りの部品や、グリル扉、グリル焼き網、グリル皿の部品は消耗品で お客様でも

簡単に交換出来ます。定期的に部品交換すれば いつまでもキレイなコンロで御使用して頂けます。

 
この工事(ガス配管接続替含)の所要時間は 約1時間半程度でした、朝一番から工事にかかれば

昼食の支度に、昼一番からの工事であれば 夕食の支度までには 充分に終了出来る工事です。

我々の取扱う“キッチン”の機能製品(水栓、レンジフード、食器洗い機、加熱調理器)のすべては

機械的寿命が有ります。特にガス燃焼機器を寿命以上 酷使して使用する事は とても危険です。

ガスコンロ、給湯器等の燃焼機器で 少しでも不具合を感じたら早目に最寄りの店に相談願います。

                                                                                    Hoshino

先週の休日~滋賀のカフェ巡りの続きです。こんばんはー“KS-星の”です。

甲賀市の丘の上にあり 廃校となっていた木造校舎を改築したという Gallery-mamma mia

(ギャラリー・マンマミーア)さんと patisserie MiA(パティスリー・ミア)さんに行って来ました。
 

お店の入口木製引戸を開け店内に入ると そこは既にギャラリーの佇まいです。

mammma miaのオーナーであり 木工作家の川端 健夫さんのテーブルなど作品が有りました。

川端さんが 立ち上げた家具のレーベルは COUSHA(こうしゃ)、校舎をもじった名前との事です。
 

これが patisserie MiAさんの店内~スイーツ類の販売コーナーとカフェのコーナーが有ります。

無垢の床材は所々床鳴りしますが、それはそれでいい風合いを醸し出しています。
 

ランチは基本的に前日迄に要予約です。 この日は急遽お邪魔した都合上 ランチは諦めてましたが

予約キャンセルが有ったということで  我々もテーブルにつく事が出来てとても幸運でした。

この日のランチ(・・・November・・・と書いてありましたので 月替わりメニューでしょう。)

アペリティフ~自家製コンフィチュールのソーダ割り        かぼちゃのスープ~カルダモンのミルク泡











きのこのほうれん草のパイ~ブルーチーズソースと共に      デザート~りんごづくしの秋











MiAさん Lunchメニューの裏書は「最後のデザートを美味しくお召し上がり頂くためのお食事です」

~から始まるように、パティスリーだけあって こちらでのランチはデザートがメインの様です。

しかも、メニューには「お肉や魚、市販のブイヨンは使用していません。」と言う注釈も付いてます。

しかしながら、このパイに絡ませて頂く 青かびチーズのソースとバルサミコ酢が好みのテイストで

やはり このお料理を “赤ワイン”と共に頂けたらな・・・と、 毎度の様に同じ事を嘆いてしまいます。

そして、デザートはリンゴづくし~フランスの伝統的なお菓子の“キャトルキャール”、“ソルベ”

(氷菓子・ シャーベット)と“ソテー”どれも リンゴそのものの味を生かしたデザート盛りです。

普段はどちらかと言うと デザートは苦手な方ですが ここではお世辞抜きに美味しく頂けました。


ランチ後は gallery スペースを見学させて頂きました。
 

オーナーさん自らが、里山に有るこの場所を「文化の発電所」にしたいと望んでいます。その意思に

共感する同志の作家さんの作品が 並べられています。・・・見ているだけで“文化”を感じます。
 

こんなお店です。⇒マンマミーアさんHP

 

帰りには “猫さん”が見送ってくれました。(また逢いましょう~)
 

「文明は輸出できるが、文化は輸出できない。」・・・文化はその地で育てていくものなのですね。


 

いつもお土産頂く“Yu”のお姉さんの“Hi”に 『いちじくのコンフィチュール』を買って帰りました。

   

                                                                      Hoshino                                                        

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