"キッチン”から始めよう 我が家の幸せ計画!”

さすらいの中年キッチンスペシャリスト“星の”が綴るお仕事の期になる話題とお出かけの記録

2011年02月

1~2月は 少しゆっくりできましたが やはり3月から 忙しい日々がやってきます。

体調管理をしっかりとしておかねば・・・・こんばんはー“KS-星の”です。

当社の仕事の大半はリフォーム現場ですので 連日いろんな意味で大変な現場に遭遇します。

これは 完成後の写真です。何気なく 1800mmのI型キッチンが収まっている様に見えます。

現在は未だ~「サンウェーブ工業(株)」製 amiy<アミィ>1818mmダブルストッカー プラン


近くで確認すると 吊戸棚とレンジフードの付いている壁面が違うのが解りますかね。

もちろん、キッチンの下台の設置される面と 吊戸棚取付けた垂れ壁の面は違います。
 

“無茶振り大工さん”からの希薄な情報で このプランをしたのは確かに“星の”なのですが
 
現場がこんな風だとは 着工する迄 ツユとも知りませんでした。kao16

この現場なら この現場なりにもう少し御提案出来る商材を 持合せていたのですが 

今回“無茶振り大工さん”の希薄な情報のみで 商品決定し既に発注してしまってました。

キッチンベースキャビネットは奥の壁、アッパーキャビネット+レンジフードは垂れ壁

に取付てしまうと レンジフードは 調理する人の頭上で廻る事になってしまいますね。
 

外から見ると こんな感じですね。

昔よくあった間取り 流し台の設置部分だけが 出窓のように出っぱて 下屋が付いている現場

 

キッチン設置部分の天井を捲るとこんな感じです~ここにレンジフードを収めねばなりません。

収める為の秘策(壁の一部の解体と補強方法)を“大工さん”に告げ その日は退散しました。
 
施工当日現場に到着すると・・・・・現場は ほぼ変化ない状態で~ しかも“大工さん”いません。

慌てて “大工さん”に TELすると・・・・・

“大工さん”「あれ~今日だったけー、まだ解体できてないしー、明日じゃなかったけー?」

続けて 「今から 行くから~先に 解体しておいてー!道具は現場に何でもあるから~」ってさ

完全な 無茶振りー!(解体は当社仕事範囲外!) しかし、下請け仕事は 此の辺が辛いところです。

取り合えず キッチン取付職人さんは 他の現場に行ってもらい “星の”と当社従業員の二人で

レンジフードを収める為の解体を始め  “大工さん”が到着を待って 必要な造作と補強を行いました。 

そして、夕方にキッチン取付職人に現場に戻ってもらい レンジフードが取付いたのは PM18:00頃


 

屋外化粧カバー(ベントキャップ)取付は 翌日になってしまいました。
 


ほんまに毎度 世話の焼ける “無茶振り大工さん”の現場でした。

でも “笑顔が 少しかわいい おっさん”なので その笑顔に いつも騙されてしまいます。
 
しかし、ユーザーさんが このキッチンを 喜んでいるかどうかは 定かでは有りません。

ちなみに、この現場のお風呂は クリナップ(株)製 アクリアSBシリーズ1216 床夏シャワー付
 
システムバスルーム組立て日は あの今年一番の大雪の日 商品到着が7時間遅れでした。

PM15:00~職人さん 4人がかりで“夜なべ”で 施工してくれました。

それにしても “世話の焼ける”現場でした。    Hoshino

昨夜は 当社下請け電気業者(NDS)のお誘いで 四日市の夜の街に繰出してました。 

本日も 少し“二日酔い”気味です。こんばんは“★のキッチン研究所”所長 “KS-星の”です。

現場の“棟梁”より 気になる情報が入ってきたので 倉庫でこんなもの作りました。

 

これは 何かと申しますと 今回 新築現場に納入する システムバスルーム天井形状の

実寸を廃材の段ボールで型どり、切り抜いた“断熱ドーム天井”の型紙です。
 


現場に到着すると 当社がシステムバスルームを設置する場所がこんな風~

 

システムバスルームの天井裏になる所に 空調用の換気システムのダクトが配管されてました。

これが“棟梁”の御心配の種~「このままで おたくの“システムバスルーム”収まるの~?」
 

そこで、先程作った “お手製ドーム天井の型紙”を実際の高さに貼り付けてみました。


う~ん、残念ながら このままでは 天井換気扇がわずかに干渉してしまいます。

すぐに空調工事業者に連絡して、換気ダクトの経路変更をお願いいたしました。

空調工事店様の名誉の為に言っておきますが このシステムバスルームの標準仕様

の“ステップ天井”なら この配管経路で収まってました。今回ユーザー様の御希望で

オプションの“断熱ドーム天井”を御採用頂き、その情報がきちっと届いていなかったのです。

この点では 当社の情報提供に於いて 配慮不足があったのかも知れません・・・・・・。
 
事前に現場を確認しておいて 収まり上不都合な部分は変更して頂く~これが鉄則ですね。

そして 施工当日~何とか収まりましたね!ヤマハリビングテック製 リベロ1616
 

天井裏の様子は こんな風です。心配していた天井換気扇も正規の位置にちゃんと取付ました。
 

換気システムの分配部は 事前に ドーム天井の低い部分に移設工事をして頂きました。
 

この様に建築現場では思いもよらない 「不測の事態」という事が往々として有ります。

私共の仕事は、ユーザー様と商品の仕様決定~商品の発注~納期管理だけでなく

商品の施工当日 当社が送り込んだ職人さんが 現場でスムーズな工事が行う事が出来る

現場環境を整えるところまでの いわゆる“現場監理”も大切な事だと思ってやっています。

そうする事によってユーザー様には見る事の出来ない“ 商品の裏側”を確認する事が出来ます。

そして 稀に“商品の裏側”に その商品の本質や作り手側の思いを見い出し その商品が持つ

本当の価値(値打ち)を知る事も有ります。正直言って いくら 見てくれの良い商品でも

現場性質上或いは 原価コスト削減の為に 積極的にお勧めし辛い商品が有るのは事実です。

ユーザー様に代わり “商品の裏側”を把握するのも その道の“プロ”としては 大切な事ですね!

                                                                      Hoshino





我が家には娘達がいますので 数年前からバレンタインデーの“友チョコ”の存在は知ってましたが

勝手にローカル的なものと思ってました。ところが最近は完全に市民権を得てしまっているようです。

これでは バレンタインデーの儀礼も 本末転倒の~何かしら おかしな事になってきました。

そもそも “義理チョコ”なんぞ いりませんがねー! こんばんは“KS-星の”です。

我が家では唯一の男性である“親父”に 我が家の女性陣からの バレンタインデーのプレゼント

いわゆる“ファミ-チョコ”ならぬ、いつもの“ファミ-酒”なのですよ。今年はこんなもの↓
 
"GILBEY'S VODKA”(ギルビー家のウォッカ)と バーテンダーが使う"メジャーカップ"と一粒チョコ

これは 「Mr.お家BAR」を目指す"星の"に 開店の催促とも 取れるプレッシャー的プレゼントですね。

"メジャーカップ"はこうして、使うやつですね。 スピリッツもリキュールも 少しずつ 揃ってきました。
 

18-8 ステンレス製 メジャーカップも揃ったので 後はバースプーンを買ってOPEN準備しましょう。
 


 







と言う事で~ 先週の日曜日には “お家BAR”のプレオープンで 試作品を頂く事にしました。

始めに作るのは これに決めていました。~言わずと知れたKing Of Cocktailの【マティーニ

「カクテルは 【マティーニ】に始まり【マティーニ】に終わる・・」と言われている程 奥が深いのです。

ドライ・ジンは“ビーフィーター”が有りましたので ドライ・ベルモットを探しに 近くの「やまや」さんへ

ここで見つけた ドライ・ベルモットの正統派銘酒“ノイリー・ブラット・ドライ”をGETして イザッTRY

 
ミキシンググラスに角氷入れて ジンとドライ・ベルモットをメジャーカップで分量を配分して加えたら

10回程度バースプーンで 静かにステア(攪拌 かくはん)します。冷やしたカクテル・グラスに静かに

注いでから、グリーンオリーブを飾り レモンの皮などで香り付けをして~出来上がりです。

これが、真面目に作った“星の”人生初のカクテル~【ドライ・マティーニ】でした。

初めてにしては まずまずの出来でしょう。ただ“お家BAR”開店には まだまだ修行をせねば・・・・

 

2杯目には “ウォッカ・マティーニ”、3杯目は“ベルモット”をロックで試飲、4杯目からは

普通に “スコッチ”をロックで頂き~後は・・・ 覚えが有りません。

当然の如く 散らかしっぱなしのままの~「おやすみなさ~い!」

バーテンダーが酒飲みのお店は 長続きしませんよね~まずは ここからが修行ですか・・・

                                                        Hoshino

先日"鈴鹿の親分さん"に 誕生日のプレゼントを届けて来ました。

こんばんは“KS-星の”です。

"鈴鹿の親分"とは、当社御得意様の 自然素材の家~"(株)みのや” 白木社長の事です。

白木社長とは"商売屋の跡取り”という同じ境遇で意気投合してから やがて20年のお付合い~

最近でこそ お互いに少し"大人”になってしまって 本業のお仕事を真面目(?)にやってますが

若かりし頃は、一緒に夜な夜な歓楽街に繰出しては 「ブイ~ブイ」言わしてましてね。

昔から御一緒させて頂くと 必ず"星の"の方が年長者に見られます(老け顔と態度Lの為・・)が 

実際は白木さんの方が 随分と年上で大先輩なのですよ。~だから、"鈴鹿の親分”・・としてます。

ちなみに親分の奥さん・・・いわゆる"姉御(あねご)”が 自称 "お弟子さま☆”なのですね。  

"親分"への今年の誕プレは Bon Vinよいワイン)&Bon Fromageよいチーズ)にしました。

この組合せなら やはりこのお店~以前→ この記事 で御紹介した 四日市の“SUZUYA”さん

Boutique de vin SUZUYA(ブティック・ドゥ・ヴァン スズヤ)

店内の模様~この数ある ワインの中から プレゼント用のBon Vin 一本をセレクトします。
 

真昼間から 試飲は 少しマズイので いつもの 店主(ワインアドバイザー)さんに御相談

まだまだ「ワイン通」と迄は言えない“星の”の 未熟な知識で「~風で重たい感じ、~酒飲み好み・・」

プレゼントする相手のイメージと 大体の予算を告げると、即座に数本セレクトしてくれました。

その中で 今回は この一本をチョイス~“コート・デュ・ローヌ トロワ・セパージュ アフィラント”

プレゼントですから 値段は消しておきますね。
 

手前の“ 馬が畑を耕すラベル”でお馴染みのやつです。

このワインはフランスのローヌ地方 生まれで、

生産者は ドメーヌ・アフィラント~ここのワインは どのワインも“ 味”に誠実・・・・らしいです。

トロワ・セパージュという名前は、3つの葡萄品種(グルナッシュ、シラー、ムールヴェドル)が

3分の1づつブレンドされているからだそうです。・・・etc  いろんなウンチク教えてくれます。

 

次に、この冷蔵ショーケースから Bon Fromage  をセレクトします。
 
今回は“青かび(ブルー) ”チーズにしました。・・・(参考)白カビの代表はカマンベールですね。

その名は“ブルー・ド・ヴェルニュ”~フランスのオーヴェルニュ地方が産んだ青カビチーズです。

このお店では人気商品で 入荷時期を予めチェックしておかないと 入手できない時もあります。

あと “鴨肉の生ハム”を付け添えて こんな風にプレゼント用の和紙ラッピングでお届けしました。

それと “Yu”がダビングしてくれた 「渡辺 香津美」さんのギター談義のDVDも一緒にプレゼント
              
 

お届けした プレゼントは どうも “バレンタインデー”に 御夫婦で楽しんで頂いたみたいです。

その時の報告は→ここで(トリプル断熱・ゼロ宣言の家 グリーンライフ三重) 確認してください。

フランスでは Bon pain(よいパン)、Bon vin(よいワイン)、Bon fromage(よいチーズ)、

この3つがそろっていれば「人生は幸福だ!」と、言い伝えられてきたそうですね。

白木家に この日は “おフランス”の人の気持ちが少しは解って頂けたのかな~?

                               Hoshino

先回に続き メーカーさんの会合出席の模様を御報告します。

こんばんは “KS-星の”です。

先回は 現在この業界の大きな動きである メーカー統合の渦中にある “サンウェーブ工業”さん

の“新春情報交歓会”の模様をご報告いたしましたが、今回は 水廻り専業メーカーとしての

企業存続を模索中の“クリナップ”さんの“特約店名古屋地区分科会”の模様の報告です。


 

冒頭の井上社長様の ご挨拶より感じたのは やはり 「専業メーカーとしての生き残りに賭けた苦悩」

でした。以前よりお話の中で 現在のTOSTEMを筆頭にINAX、SUNWAVE等が 統合化し 一つの

ブランド化される“LIXIL(リクシル)”への お誘いは SUNWAVEと 同時期に同スキームにて行われ

井上社長が思案中に サンウェーブ工業 織田社長が早々と決断し 参画したというのが事実らしいが
 
驚くべきは 現在も尚 その勧誘は継続しさらに巨大な総合メーカーを目指してるとの事なのです。

織田社長の言葉には常に「雇用を守る為の 苦汁の決断」めいた発言がありますが、やはりユーザー

目線で見たときには メーカーや商品の選択肢が 減少する事は決して喜ばしい事では有りません。

メーカーが統合するのは 効率化が目的でしょう。おそらく今後の商品開発はボリュームゾーン

である普及品に重きを置かれ 没個性の平均的な商品ラインナップになってしまう事が危惧されます。

そもそも企業として一番の効率化は「人員削減」だと思いますが 本当に雇用は守れるのでしょうか?

そんな中 クリナップさん他のメーカーさんには 是非 専業メーカーさんとして生き残ってほしいです。

だから 勇気を持って 愛情のある提言をさて頂く事にしましょう・・・・・・

今回の講演会の講師は (株)ビスタワークス研究所の「大原 光泰(おおはら こうしん)」さん 

高知の“ネッツ トヨタ南国”で 20年以上人財開発の責任者として 全国のトヨタ販社のCS NO1

を11年連続達成させたという 経歴の持ち主の方で 現在は分社化し そこの代表をされてます。
 
お話は 軽快で 90分 飽くことなく聴けましたが、クリナップさん分科会の講演会のテーマは

ほぼ一環して行き着くところ 「“感動”を超えた“感謝”をもたらす事による顧客満足度UP」ですね。

ぶれてないと言えばそれ迄ですが、もうそれは「東京ディズニーランドがすべて教えてくれました」よ!

ここから 懇親会の模様~

誰が 企画したのか知りませんが 懇親会で“太鼓”の余興・・・やかましすぎて 会話が出来ません。

「皆が元気の出る催し」~との事でしたが 一体 何の為の 懇親会なのでしょうね?
 


そして 懇親会の終盤には 社内コンペの優秀営業マンによる クリナップ恒例の“鯉の滝登り~
 
“星の”も元々体育会系で 育ちましたので この ノリは解らない方では無いのですが

現在の混沌とした市況や変化し続ける市場や様々な背景を 行き着くところ この“気合”のみで

乗り切ろうという精神・・・・それから この“半被姿” ~少し 時代錯誤感が否めません。

水廻り商品の選択権の有る “主婦層”の方が この姿をみて“感動”したり“感謝”するでしょうか?

もっと 営業マンも“色気”を感じさせる演出に そろそろ変えてみては いかがでしょうか?


いろいろ 勝手な事ばかり言って申し訳ございませんが これも ひとえに クリナップさんが

水廻りの専業メーカーとして 生き残って欲しい故の “愛情表現”として受け止めて下さいね。

そして、この春 発表の 社運を賭けた キッチンの新商品に 多大なるご期待を申し上げます。

やはり この会でも 先陣切って“赤ワイン”を 一人でがぶ飲みしてきました。

                                                                    Hoshino


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