"キッチン”から始めよう 我が家の幸せ計画!”

さすらいの中年キッチンスペシャリスト“星の”が綴るお仕事の期になる話題とお出かけの記録

2010年12月

本日は忘年会明け 湯の山から出勤でした。 ~年末業務も残り一日となりました。

昨日は 今年最後の大型リフォームユーザー様の【住宅エコポイント】申請書提出して来ました。

こんばんは、“KS-星の”です。

今回 T様邸では トイレ(屋外汲み取り→屋内水洗化)、浴室、洗面脱衣場、洗濯場の

水廻りゾーンの移設による間取りの変更及び和室から洋室への改修に伴い、

【住宅エコポイント】取得対象の“窓サッシの断熱”と“バリアフリー”改修工事を行いました。

①.窓の断熱改修工事(外窓交換)~窓か外壁、屋根又は天井、床の断熱改修は必須条件

②. ①をクリアしてバリアフリー改修(浴室と屋内の段差解消及び③浴室出入口幅の拡張) 


④.引き続きバリアフリー改修工事 (浴室、トイレに手すりの設置)











2010年着工の“T様邸”改修工事での 住宅エコポイント取得工事は上記までが対象です。

①窓断熱改修工事(外窓交換)~ 中×1窓(12,000P×1)、小×5窓(7,000P×5)=47,000P

②バリアフリー改修(段差解消)~浴室段差解消(5,000P)、屋内段差解消(5,000P)=10,000P

③バリアフリー改修(廊下幅等拡張)~浴室出入口の幅拡張(今回通路幅の拡幅無し)=25,000P

④バリアフリー改修(手すりの設置)~浴室(5000P)、トイレ(5,000P)=10,000P

今回申請のポイントは①窓合計 47,000P+②~④バリアフリー合計 45,000P=92,000P

(注)バリアフリー改修工事合計の上限は その他の箇所が増えても 50,000P迄となります。

申請書類は ①住宅エコポイント申請書 に始まり、②工事証明書、③領収書又は契約書コピー

④窓性能証明書⑤工事写真(工事後すべての窓 バリアフリー工事すべての部位ごと撮影のもの)

⑤申請者本人確認書類、⑥代理申請の場合は代理申請者の本人確認書類(運転免許証等)

上記書類(今回は22枚)を作成して 提出用原本と申請者控、代理申請者控をコピーで保管します。

おそらく、申請書類作成業務の大半は我々のような“工事施工業者”がなされていると思われますが

「申請手数料」なるものは頂けてないでしょうね。(もちろん、当社でも頂きませんが・・・)

申請書類チェックシート リフォーム用(平成22年版)                     同左(平成23年1月改訂版)












そして、平成23年1月以降着工現場から 断熱改修と一体工事で “太陽熱利用システムの設置

“節水型トイレの設置”“高断熱浴槽の設置”でそれぞれ1戸当り2万ポイントが加算されます。

仮に“T様邸”が 平成23年1月以降着工で有れば、“節水型トイレ”、“高断熱浴槽”を設置してます

ので上記の9万2千ポイントに さらに4万ポイントが加算された事になります。

もちろん、この現場着工時点では 改訂追加措置の存在自体誰も知らなかったと思います。

又出ました~ この国特有の“公的補助金”(財源は税金)の後出しジャンケン勝利の法則ですね。

一度これをやってしまうと もう少し待った方が得かも・・・と考える人は必ずいるはずです。

景気回復の為の国策であるなら スタートする時点でもう少し熟考すべきではないでしょうか?

 “公的補助金”は 国民皆に公平で平等性の高いもので有るべきと考えますがいかがでしょう?

この制度スタートも 唐突でしたが、改訂追加も突然ですね。




どうしても、特定の業種、特定のメーカーさんへの支援配慮の感がするのは 私だけでしょうか?

現在はこの制度で多少なりともご恩敬を頂いている 建築業界で仕事をする側から ご意見させて

頂くのは少しおかしい話かもしれませんが、以前から気になってる事なので 書いてしまいます。

そもそも、日本特有の四季の有る気候や多湿な環境で 高気密高断熱の住宅にする事の重要性

って 本当に“エコ”なのでしょうか?少なくとも ここ十数年前まではそんな事言ってなかったです。

それまでの日本の家屋の歴史は 少なくとも千年以上経過して 日本人はそこで生活していました。

それに、既存住宅の部分的にでも窓や 壁、天井、床の断熱を施す事が真なる“エコ”になるので

あれば(百歩譲ってもそう思いませんが・・・)期間限定でなく 恒久的な措置にすべきでしょう。 

それよりも“生ごみ”を各戸で消滅や処理したり、“雨水や雑排水”の再利用をするシステム方が

かなりエコ的な感じしますが この辺りの 購入助成金は 一向に進んでいるように思いません。

業界筋の力不足?既得権益への配慮?製品の未成熟性?・・・いずれにしても 疑問だらけです。



もはや 当社には 今回の住宅エコポイントの拡充による各メーカーの商品紹介や それに便乗した

キャンペーンのカラー刷り情報冊子が ぞくぞく届いています。

本当の“エコ”とは 何なんでしょうね?~ 本当の事を 誰か教えてください! 

本日も明日も“忘年会”です。(昨日より3日間連続)       Hoshino

 

   

このところ連日 日中は“ヘルメット”・“防塵メガネ”・“安全靴”着用で現場監督してます。

明日上手くいけば やっと 年内完工の仕事に目途がつきそうな気配がしてきました。

こんばんは“KS-星の”です。

今年は 秋口から猛烈に忙しかったので 気が付けば 世間は完全に“冬模様”になってました。

何故に今年の秋口から 忙しかったのかと思えば 一つの大きな要素として考えられるのは

日本国民全員のやる気を削ぐ程に暑かった~今年の“記録的な猛暑”が挙げられますね。

そんな事で 2010年の世相を表す「今年の漢字」には【暑】が選ばれました!

ほんまに 今年だけの異常気象なのか どうかの 疑問は残りますが、年末のこの季節になると

最早あの【暑かった夏の思い出】を 忘れてしまいそうです。(忘れても何も支障は有りませんが・・)

但し“星の”は このアルバムを聴くと 気持ちだけは 完全に今年の夏に戻ることが出来ます。

TAIO CRUZ/ROKSTARR(タイオ・クルーズ/ロックスター)


ナイジェリア人の父と ブラジル人の母を持つイギリス生まれの 弱冠27歳のアーティスト

既に 有名アーティスト(レオナ・ルイス、アッシャー、ジャスティン・ティンバーレイク、ブリトニ・・・etc)

などの楽曲提供や制作を手がけてた実績を引っ下げて 今風の鳴り物入りで 2008年に“デビュー”

このアルバム『ROKSTARR』は 彼にとっては2作目の作品となります。

そしてこの寒さでも 聴くと 汗ばんでしまいそうな曲が「BREAK YOUR HEART feat LUDACRIS」

 

この曲は 全米・全英共に シングルチャート第一位を記録しています。

  曲スタートのラップがフューチャリングされている 

 切れてるラッパー“LUDACRIS(リュダクリス)”

 今年は Justin Bieber(ジャスティンビーバー)の
 
 「Baby」でも フューチャリング されてましたね。

 2004年の11週連続全米第一位を 誇った

 “アッシャー”の 『Yeah!』にも参加してました。

 芸名の由来は、本名のクリスと「滑稽」という意味の

 ludicrousを掛けた物。・・・だそうです。




もう 一曲のお気に入り「DIRTY PICTURE」 は 今をときめくFEAT. “KE$HA(ケシャ)"

 
TAIO CRUZとKE$YAの とても艶っぽいからみ

のある曲で 良くぞジョイントしてくれました 感ありです。

今年は彼女自身当たり年デビューアルバム『アニマル』も

大ヒット 中でもシングル『Tik Tok』は今年のビルボード

No1のヒット曲 となりました。でも“フローライダー”から

は 『ライトラウンド』のギャラ まだ頂いてないそうです。 



そんな感じで話題の多いアーティストとTAIOとの競作のアルバム『ROKSTARR』がお気に入りで

今年の夏は聴く機会が多かったので 曲がかかると 今年の猛暑の時期を想いだしてしまいます。

かと言って、 良い想い出が有った訳ではありませんけどね。(少々痛い想い出は有りますが・・・)

                                        Hoshino

先週末は職人不足の為 工場内のシャワーユニット解体作業現場のお手伝いしていました。

慣れない作業をした為 身体の節々がまだ痛みます・・・・流石に加齢には勝てませんね。

本日は "★のキッチン研究所”からの報告です、こんばんは 所長の"KS-星の"です。

当社の仕事の大半は 水廻り機器に関する工事ですので"インドア”工事が 多いのですが

たまには "アウトドア"の工事も請け負っています。 代表的なのが【合併処理浄化槽】工事

この現場の 掘削、埋設工事をお願いしたのは ショベルカー(通称ユンボ)使いの名手“ K親方”

商売柄 重機掘削の現場は 数多く見てますが この親方より重機使いの上手い人は知りません。

 

外見は いわゆる強面の“土建屋のおっさん風”で 他人さんなら 近付き難い感じですが

うって変わって 仕事振りは“大胆かつ繊細”そのもので とても 頼もしい存在です。

若かりし頃、同業者の方が 「やつは ショベルの先に筆をつけて 字が書けるらしいぞ。」

と言っているのを 聞いた事があります。御本人はもうかなり御高齢の大先輩なので

いつまで 掘って頂けるのか解りませんが、ここぞっ!という時は 又宜しく頼みます。

 

相方の“Y”さんとのコンビネーションもGoodですね。ショベルに捕まって穴に入ります。

 


この日の掘り方は W=1,500mm,L=2,600mm H=1,800mm程度












掘削したベースに砕石を敷き、生コンを入れたら いよいよ 合併浄化槽の据付です。












合併浄化槽を据え付けた後は 中に水を入れその重量で固定します。今回T様納入品は7人槽

合併処理浄化槽とは 水洗トイレと連結して し尿の汚水と 生活雑排水(キッチン、バス、洗濯等)

微生物の力で浄化して 下水道以外の近隣の河川に放流する 個別汚水処理装置です。
 

掘削土を埋戻し 本日の合併浄化槽埋設工事はとりあえず終了~そして 本日から水洗化開始

実は 生活排水の中で汚染の原因 第一位は“キッチン”からの排水、主に“油”が原因です。

家庭で使った“油”を「コップ一杯」捨てただけで 河川で 魚が住めるきれいな水にする為には

20,000㍑(浴槽100杯分)の水が必要となります。・・だから 絶対“油”は排水しないで下さい!
 


数日後 埋め戻しした廻りの土が水締めされた頃を 見計らって 上部スラブ打設して完了


以前は 水質汚濁による公害の原因の大半は 工場から排水される工業用排水でした。

環境保護の法律制定により 工場の排水は規制され 現在では 家庭から排出される

生活排水による汚染の方が水環境悪化の原因要素として ウエイトが高くなっています。

今では 河川の水質汚濁の原因の約7割が 家庭からの生活排水と 言われるほどです。

本来 人口密度の高い地域に於いては公共下水道整備が一番効率的に良いのですが

簡素地や山岳地域など管路整備に膨大な費用が発生する地域では 個別処理方式である

合併処理浄化槽設置の推進を図っています。そして 一般住宅において新規設置される

方には 既に下水道整備されている地域との不公平を是正する為に その期の予算範囲内で 

国や自治体より 購入助成金が交付されています。(注)・・一定の要件を満たす必要有り。

ちなみに このT様邸では 合併浄化槽7人槽設置基本補助金 ¥390,000

普及促進補助金(汲み取り式トイレからの水洗化・・特定地域)  ¥250,000 (--四日市市)

上記合計¥640,000の補助金の申請 並びに交付の お手伝いさせていただきました。


最後に 参考の為に 我が国の下水道普及率の御紹介をしておきましょう。

現在の日本の下水普及率は 73.7%  都道府県単位で見ると 第一位は 東京都の 99.2%

最下位は 徳島県の13.9%  御当地 三重県は45.1%で 47都道府県中 40位です。

もう少し 三重県を分析してみると 川越町-99.9%、朝日町-99.0%、東員町-98.7%と上位は

ほぼ100%です。逆に 尾鷲市、熊野市、度会町他3市町村には 未だに 下水道が有りません。

“星の”近郊では 四日市市-71.8%、鈴鹿市-44.8%、菰野町-52.2%、桑名市-72.8%など

この数字を見てどのように判断されるかは御自由ですが 地域格差が有るのは明らかですね。

                                                                                                Hoshino








 

“みのや協力会”の忘年会では“鈴鹿の親分”と 久々に夜更かしでやらかしました。ico54

本日は 先日の京都紅葉散策の時の ランチの報告です~こんばんは“KS-星の”です。

山の麓で見つけた【茂庵】さんの看板・・・・我々にとっては この後もこれが“頼みの綱”です。
 

序盤は 紅葉を眺めながら 石畳階段を“散紅葉”踏みつつ登って行きます。
 

何せ 看板が道案内です。(神楽岡ルート) これが無いルートからは 到底たどり着けません。












だって こんな道をどんどんと登りつめるのですからね。











やっと それらしき建物が見えてきました。 麓からここ山頂まで 10分程度歩いたかな~

マイナスイオンの降り注ぐ山中に 純木造2階建ての 風情のある 建物が姿を現しました。
 

 これが 大正時代に創られたもともとは “茶の湯”の為の場・・・現在はカフェの【茂庵】さん

 2004年には 京都市の「登録有形文化財」に登録されています。
 

京都市内の吉田山 山頂に有り 西には京都大学、東には銀閣寺という 町中でありながら

ほんの少し足を伸ばすだけで どこか遠くの山中にトリップした如く・・・が"コンセプト”のお店
 











本当に この"ロケーション”だと 京都の市内だという事を ひととき 忘れてしまいそうです。

京都の街中にある 町家風のカフェとは また違った趣のある 自然と一体化した「市中の山居」

我々が到着したのは 開店 間もない AM11:50頃でしたが 既に満席でした。

そして、ここが一階にある 待合コーナーです。一台のパソコンと 少し古めの雑誌が有りました。
 

そして待つこと40分程度・・・名前を呼ばれて 靴を脱いで 階段登り2階のカフェスペースへ・・・

店内には天井は無く 小屋組みは 現しで 小屋丸太、桁、母屋、棟木等 屋根を構成する荷持ちの

構造部はすべてオープンな状態、しかも小屋丸太なぞ 光り輝いています。・・・いい仕事してますね。

 

ここで頂いたのは 今月の月替わりランチメニュー(師走でしたけど、霜月メニューでした。)

"鶏団子と大根の煮物”、”ひじきと油揚げの酢の物” 、"柿のごまソースがけ”、

"さつまいもの味噌汁”、 "雑穀ご飯”  で¥1,370・・・どれも上品な味付けで美味しかったです。

特に 見た目でデザートと思っていた "柿のごまソースがけ”は 「おかず」としてもいけてました

意外性もあって印象的でした。・・・・・・“さつまいもの味噌汁”も・・ね!

 

内装は余分なものは一切無く、とてもシンプルです。店内でグラスなど小物販売も有ります。













店内のカウンターから見れる景色~木々の間の遠景には京都の町並みも臨めました。


そして 食後にはコーヒー、"Yu"は柚子ジュースを頂きました。 ・・・・・マドラーが"枝”でした。
 

ランチタイムの僅かなひと時でしたが まさに"癒しの空間"で"癒しの時間"を味わう事が出来ました。

    

そして、帰りのコースでも"紅葉"を眺めながら 下山

  

                                            Hoshino

日本人に生まれ育ったからには 四季折々の風情を楽しめるのは 特権ですね。

スケジュールの関係上 “旬”の時期を逃しましたが 京都に紅葉散策に行ってきました。

日本に生まれて 本当に良かったと思う今日この頃の  こんばんは “KS-星の”です。

今年は まずは 洛東の“哲学の道”辺りを ターゲットに歩いてみました。

ここは “法然院”です。 浄土宗の宗祖「法然」上人ゆかりの地に建立された 念仏道場です。


白砂壇(びゃくさだん) ・・・

水を表わす砂壇の間を通ることは、心身を清めて浄域に入ることを意味しているそうです。
 

次は“安楽寺”・・・後鳥羽院の女御 “鈴虫姫”と“松虫姫”が仏道に救いを求め内密に 出家した

ところ、その事が 後に上皇の逆鱗にふれ 念仏は禁止され 道場は荒廃、出家を手伝ったとされる

法然の弟子“住連(じゅうれん)房”と“安楽(あんらく)房”は斬首にて処刑、法然は 流刑に・・・・

 

後に 法然上人がお弟子さんの住蓮房と安楽房の死を悼み 供養の為 建立したそうです。

この日は そんな このお寺の謂れを本堂にて 女性の方が 丁寧に御講和して下さいました。

お庭・・・・さつきの中に紅葉                                             山門石段の散紅葉が有名












次は 哲学の道からは 少し歩きますが“真如堂”・・・比叡山延暦寺を本山とする天台宗のお寺

 

ここでは 未だ多くの紅葉を見ることが出来ました。 逆光から見ると“ライトアップ”されてる様です。

真っ赤な“もみじ”が 目に眩しい程です。












ここを見学した後 吉田山山頂にある カフェ“茂庵(MO-AN)”さんでランチしました。

京都ならではの カフェランチ・・・この模様は後日御紹介します。
 

この辺りを4時間程度散策の後“哲学の道”近くの駐車場に戻り移動する事にしました。



   GOSPEL→








次に向かったのは 長岡京市の“光明寺”・・・ここは“法然上人”が荼毘されているお寺です。

ここに到着した頃は 既に陽が傾き始めていました。今回は偶然にも 法然上人にゆかり深いです。

「どんなに罪が深かろうと念仏を一心に申せば必ず救われる。」~法然上人のお言葉です。













ここで有名なのは もみじ参道の華やかな“紅色のトンネル”
 

それと ここも“散紅葉”・・・紅葉の絨毯の様です。
 

紅葉は 紅色系の微妙な色の配合で  自然の素晴らしさを感じさせられます。












最近は 仕事に追われ 自分自身を見失ってしまいそうになる事がありましたが  “星の”の場合

こうして 一日中 四季折々の自然と触れ合っていると  癒されて明日への活力を頂けます。
 
今年の紅葉は最終段階、また 来年の晩秋に逢える時まで お別れですね。
                                                      Hoshino


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