こんばんは 【★のキッチン研究所】の所長“KS-星の”です。
本日 御紹介するのは T様邸洗面化粧台の取替工事の模様です。
この洗面化粧台の取替工事です。(既設はクリナップ製 450mm収納+750mm洗面)

洗面の陶器ボウルは 既にひび割れていまして、キャビネットの中に漏水していました。
既設洗面化粧台の撤去からスタート!(既設下地はコンパネ12mmで助かりました。)
撤去後は 新設洗面化粧台用の所定の位置に 給水給湯、排水管をシビアに移設します。


撤去及び配管移設後は 大工さんに壁、床の補修工事をして頂き 翌日は新設の設置工事です。
両壁面は既設タイルのそのまま利用で このクリアランスが 1,650mmJust(多少の不陸有り)
しかも両壁共入口建具の額縁が施されています。両サイドキャビ共 引出仕様ですから 要注意!
洗面キャビネット+エンドパネルから設置 ミラーキャビネット(スウィング3面鏡)の設置


洗面カウンター長は、1,162mmで製作して 壁とのクリアランスはほぼ“0mm”に収めます。


左には 収納用トールキャビネットを、上部にはウォールキャビネット+天井フィラーを取付します。


ビフォアー アフター


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これで 1,645mmのシステム洗面化粧台の完成です。(1,650mm間口に Wall to Wall)

キャビネット構成は
850mm洗面フロアキャビネット
300mmフロアキャビネット
450mmフロアキャビ+トールキャビ
化粧パネルの18mmを挟み込み
左端には15mm、右端は12mmの
エンドスペーサーを配置することで
引出の額縁干渉のない様にします。
この構成で 間口1,645mmです。
合わせて ウォールキャビを割付
ミラーキャビは窓位置により750mm
これで T様邸 洗面化粧台は完成!
我々の扱う システム商材のキャビネットは殆どが 150mm モジュール(単位)となっています。
システム洗面でも システムキッチンでも そのモジュールから 外れているサイズを持っている商材を
頭に入れておくと プランに幅を持たす事が出来ます・・・このプランの場合は 850mmの洗面キャビ
今回与えられたスペースはCH=2,400mm 間口は1,650mm(但し 両側額縁見切10mm程度)
実は、間口1,650mmという数字は150mmモジュールで構成が可能ですよね。
但し、今回の様な設置条件で これをプランしてしまうと 途中迄しか 引くことの出来ない引出収納
を作ってしまいます。しかも 築20年以上のリフォーム躯体には “0”クリアランスは不可能でしょう。
今回の条件でメーカーさんの既製品を使用するプランでは これが限界値だと思います。
当社の基準は “Wall To Wall”の場合 間口に対して -5mmを目指す様に心がけていますが、
メーカーさんのプランでは 少し安全を見て -8mmを推奨するところが多いのです。
この差は“3mm”・・・たった3mm、されど3mmです。経験上この3mmで 値打ちが変わります。
(注)・・・躯体自体の“ひねり”・“寝起き”・“不陸・不直”などを 充分考慮に入れる必要が有ります。
だから、 我々は自称【チーム“マイナス 3ミリメートル”】と呼んでいるわけなのですね。
施工時には 思いがけず、手間が掛かってしまい 昼食を取るのも忘れ仕事をする 我々を見るに
見かねてか、お手製の“おむすび”を差し入れてくれた T様の奥様へ、
「ご馳走様でした~!とっても 美味しかったですよ。」
御主人様お気に入りの TOTO SRのアドバイザー“F”が 義娘になってくれると良いのですがね~!
Hoshino