"キッチン”から始めよう 我が家の幸せ計画!”

さすらいの中年キッチンスペシャリスト“星の”が綴るお仕事の期になる話題とお出かけの記録

2010年03月

こんばんわ、 ★のキッチン研究所 所長のKS-星のです。

本日も 在宅介護の住宅改修の御紹介----これは 介護保険入門編です。

N様邸のトイレは和式便器でした。
















ここで生活されていますのは 60歳を過ぎた壮年の御夫婦と

90歳手前で 最近は認知症の傾向が少し見受けられ、足腰にも少し障害が
 
有る御婆ちゃん。トイレでの排泄時には 奥様の介添が無いとままなりません。

既にこの家を 巣立っている 息子さんは たまに遊びに来ても

トイレは近くのコンビニ迄 洋式トイレを拝借している有様。

しかもこの息子さんが近々御結婚される予定で、 これから人寄りも多くなるし

出費も重なる時期なのですが、御婆さんの状態も良くなる兆しは有りません。



こんな時は、社会福祉法人「四日市社会福祉協議会」に相談してみましょう。
http://yokkaichi-shakyo.or.jp/home/

ここには 「在宅介護支援センター」と言う 部署があり ケアマネージャーさんがいます。

ケアマネージャーさんの診断で申請し「要介護認定」を取得すれば 住宅改修の介護保険

が利用でき、最大20万円迄(内1割個人負担)の補助金の給付を受ける事が出来ます。

改修内容は バリアフリー工事、手摺取付工事、建具工事他いろんな項目がありますが

和式便器から洋式便器への取替工事は そのもの自体がこの項目に該当します。

もちろん、暖房、洗浄便座機能品も含みますし、取替に伴う給排水、床補修工事も含みます。

そして、N様では 申請後待つ事3週間程度 「要介護認定1」を取得しました。

着工前には 計画平面図と見積書と申請書類、 完工後には 着工前と完工後の写真と領収書を

揃えて 提出すれば、後日補助金が給付されます。 という訳で トイレ改修工事の着工!

まずは、既設和式便器の撤去及び排水管変更工事
次に 床左官補修工事と電源工事


一日養生して 翌日には洋式便器取付工事
内装修繕を最小限にすれば2日間で工事は完了します。

N様邸には 2Fトイレは有りましたので、他の家族は良かったのですが

御婆ちゃんは 2Fには上がれませんし 仮設トイレも危険すぎて使えません。

1日だけ ポータブルトイレで我慢して頂き 最短工期で工事完了。

T社 ピュアレストEX(リモデル)+アプリコットF3A+紙巻器付棚手摺+手摺

先日 提出書類の関係で再度訪問した時には

毎日の御婆ちゃんの排泄時の介助に 大変苦労されていた奥様が

満面の笑みでお迎えしていただけました。

息子さんもこれで もうコンビニ迄トイレ行かなくても良くなりますね!

御婆ちゃんからは、「これで 冥土の土産できたわ!」って

オイオイそんな事言わ無いで、長生きしてくださいね。


この程度の図面と 着工前、完工後の写真でOKです。
着工前写真を忘れずに!申請前着工はイケマセンよ!(基本的に・・・・)

  参考にされる方はサムネイルクリックにて確認してください。

   為になるよな~ このブログ。   Hoshino

今日は ★のキッチン研究所  所長のKS-星のです。

本日御紹介するのは ”知らぬが仏”とは言ってられない!Vol.2

で御紹介した  S様邸 介護改修工事完成現場です。

不慮の事故の為 車椅子の生活を余儀なく強いられる事になった

御子息様を 御両親が在宅で介護する目的でなされた改修工事です。


正面突当りが 介護用トイレになります。(手前は浴室施工---マッチャン写ってます。)


介護用トイレ完成後-1
T社洋式便器は車椅子対応便器 座面が通常品より 高く設計されています。
これにより 車椅子から便器へ上肢のみの力での移乗がし易くなります。

介護用トイレ完成後-2
ウォシュレットは 便蓋なし、タンク前には 背もたれを設けています。
手洗いは 敢えて 「洗濯流し」を使用してます。(ユーティリティ的に)

介護用トイレ完成後-3
座って右手には L型固定手摺 左には、はね上げ手摺を配置
介助者が 側面より補助する場合は 跳ね上げて スペースを造ります。



写真左は御両親用トイレ 右側車椅子対応洗面


T社 座ってラクラク洗面化粧台
カウンター高さは 実際の車椅子利用時に計測して
利用者の使い易い高さにて 設置してます。

洗面カウンターはW900をWall to Wallにてピタッと!


この様な介護改修プランは 本当の個別対応となります。

平均的に使い勝手が良いので・・・・・と言う具合には全然行きません。

事実、我々がこの現場の仕事をお受けする前には 或る設計事務所様に

プラン作成を依頼していたらしいのですが、御施主様(S様)の御意見を

受け入れる事無く まったく無視して 過去の自分達の経験やテキスト通りの

提案に終始されていたらしく 途中で契約を破棄、解約されたそうです。

その後 縁あって、M建築様と当社がタイアップして プラン再考し出来上がった現場です。

当然、実際お使いになられる御本人様の御意見を最重要視するにと共に

プロサイドからの提案とをBEST-MIX させ、もちろん御本人様にも ショールームで

実機をお試しになって頂いたり、介護される御両親様とも 何度も御打合せさせて頂きました。

現場が始まると 実際の限られたスペースを より有効に活用する工夫

車椅子の移動や方向転換の可否及び 介助スペース等をひとつ、ひとつ検証しつつ、

手摺取付箇所の下地の位置(頑強な下地を要す。)等 綿密な打合せが必要で、

普段の現場より数段緊張感の高い仕事となりました。

そうして、出来上がった S様邸介護用トイレ、洗面所は 完全個別対応オリジナル空間です。


S様の御家族様にとっては 突然見舞われた御不幸でしたが 御家族の皆様が

自分達の運命を しっかり受け止め これからの人生 御愛息様の為に何が出来るか

一生懸命お考えになり、覚悟を決め御努力される姿には Hoshinoは甚く感動いたしました。

S様へ 御愛息様の退院は もうすぐですね、この設備達と どうぞ、末永く御付合いください。

                                                                            Hoshino

追記・・・・・・・その後、「そや」さんは閉店なさったそうです。


今日は京都でのランチ紹介でやんす。  今晩はKS-星のです。
 
”酬恩庵 一休寺” 拝観後は 腹ごしらえのランチタイム

我が家の羅針盤ー”Yu”が「ここどう?」 ”Hoshino”「ほな、そこ行こ。」って事で

これも京田辺市松井山手に有る 自家製豆腐自慢の創作料理屋「そや」さんへ

AM11:00過ぎに店前駐車場に到着しましたが

入口前 メニュー板の上に貼り紙が有りました。

「本日は予約の御客様でほぼ満席になっていますので・・・・・・」

もちろん、予約などしてませんでしたので 半分諦めながら 店前より”Yu”がTEL~

店ー「お二人なら、お席をお取すること出来ます・・・・」との事ー ラッキーでした。

OPEN AM11:30近くなると あっという間に駐車場が満車 客がゾロゾロ~

やはり、人気店です。皆さん 前もっての予約客さんでしょう。 すぐに満席御礼です。

「そや」さんhttp://www.eonet.ne.jp/~soya/

外観は竹で囲われた 黒い板張りのシンプルモダン系な建物です。

本日のランチメニュー「そやのヘルシーお昼ごはん」
メニューはこの一種類のみです。  ¥1,650

まずは 前菜がわりに「 自家製豆腐のあんかけ 」一口目で おいしさに感動しました。
京都の豆腐料理といえば、「湯豆腐」ですが、そればかりじゃね。

メインはワンプレートに乗ってきます。これに ご飯と味噌汁
丁寧に一品づつ 料理の説明をしてくれます。

和と洋がうまく調和取れていて どれもこれも 洗練された味付けがされています。
店内の雰囲気は 和調で少し大人の雰囲気 BGMはJAZZが流れています。
カウンター席でしたが オープンキッチンでおにいさん方が小気味良く盛り付ける
様子が見れて面白かったです。

お客さんは 8割が女性人 少なくとも男同士で来るところでは有りません。
それに大食漢の男性なら 量的に少し物足りないかも・・・
でも、非常にバランスよくヘルシーにメニューされてますので食べ応えはあります。


本日のメニューの 帆立味噌焼きが 鶏肉の西京味噌焼きに変わってましたが これもいけました。
お味噌汁は白味噌仕立ですが 出汁がシッカリして しかも上品な味・・・これは絶品です。
やはり 京都 漬物は何気に美味しいです。

もちろん 完食です。 ごちそうさま! 器一つ一つも趣が有ります。


デザート1 抹茶チーズケーキ&素焼きピザ&more


デザート2  梅酒ゼリー&豆腐アイス
 

コーヒーには、小さなポットに”にがり”が付いてきます。

店員さんが「コーヒーに少し”にがり”を入れて頂きますと コクがでるのでお試し下さい。」

って言ってましたので 2~3滴入れてみたけど 違いが解らなかったので

もう少しと思ったら、手元が狂って「ドバッ」って入ってしまい とんでもない ”にがり茶”

になってしまいました。

皆様も コーヒーに ”にがり”を入れる際には 細心の御注意下さい。

                                          Hoshino

何度も言いますが、このところ忙しかったです。 今晩は KS-星のです。

やっと 3/22は 久々休日らしい休暇が取れました。

まずは、この日が19回目の誕生日の次女”Noe”の下宿先の京田辺市迄 Lets Goー!

ところが、「NO-アポ 」だったので・・・・・・.想像通り やつは、まだ寝てました。

叩き起こしてサプライズ気味に「Happy Birthday~!」

最低限生き延びれる 食料(米&;野菜ジュース他)届けて 10分程度で部屋を後に・・・・・

とりあえずは近くにある ”酬恩庵 一休寺”で 「ひと休み・・、ひと休み・・・」です。

http://www.ikkyuji.org/index.html












 





ここは、あの とんちで有名な 一休禅師が晩年の生涯を送られ 遺骨も葬られています。


 総門~参道














 




ここにも浴室が有りました。

やはり 蒸風呂です。

これも重要文化財

中は拝見できません。








 

方丈--禅宗寺院における住職の接客や仏事に使う建物で、いわゆる居間となる所です

入口には大きな松の木が

枝は下方に向って伸びてます。

中には 一休禅師木造(重要文化財)

などが安置されています。











方丈庭園は名勝指定

南庭はサツキの刈込みと白砂が敷き詰められた庭です。縁に腰掛け眺めていると時間を忘れてしまいます。
北庭は枯山水・・・・・”わびさび”の心が疼きます。  日本に生まれてよかった~と思います。
 
































少年一休像の頭はツルツル 撫でると何か御利益あるのかな?   森には石像がオブジェの様に乱立





























”一休”は煩悩の有る世界と無い世界の狭間にあって一休みすると言う意味です。




”鐘楼 ”これも重要文化財。普段は突かれる事は有りませんが、

大晦日除夜の鐘突きでは大勢の人で賑わいます。






























この鐘楼 下から見上げると 屋根を支える軒下の美しさはただただ圧倒されます。

これぞ世界に誇れる日本の伝統芸術建造物と言ったところでしょう。

今から約400年近く以前に建造されたものなので 当然 建築CADは有りませんし

NCマシンも電動工具もレーザー測定器も有りません。(釘も使われて無い模様です。)




そんな時代に 誰が設計し、誰が建築したのでしょうか?

千年以上も引き継がれた 日本独特の伝統工法で風土に合った芸術的な建造物と出会う度

たったこの数十年前より 大手ハウスメーカー(特にプレハブ系)中心に行われている

スクラップ&ビルド繰り返しの現代の建築業界に於いて

数百年後 世界に誇れる建造物は残ってるのでしょうか?

現代の建築業界の片隅に身を置く"Hoshino"は強く疑問に思ってしまいます。




さあ、もうすぐ 春ですね~!さくらの蕾も膨らんできてます。

一休寺は桜満開の時期や秋の紅葉の時期には もっと楽しめるでしょう。

花木が好きな方にもお勧めです。

ちなみに 拝観料は¥500です、決して高い買い物ではありません。

Hoshino版休日の京都散策は未だ序盤戦。 また続くかもよ・・・

                                        Hoshino                                         



久しぶりの休暇でパワーを取り戻しました。 KS-星のです。

T様邸キッチン取替改修工事編に長らく御付合い頂きまして

誠に有難うございます。  こちらが完成形ですご覧ください。

N社製ワークL使用のUラインのシステムキッチンが完成です。(Wall to Wall to Wall)

純白の3D系扉デザインに コーリアンの特注天板(現場加工有)

P社プルオープン食器洗い乾燥機にY社アルカリイオン整水器

コンロは ダッチオーブン料理が出来る H社 S-Blink duoをビルトイン












スライド収納(コーナー以外)に  分別ごみ用ダストワゴンは鏡板扉共色仕様に現場改造











電動昇降吊戸棚は 2連で 乾燥機仕様と収納&調理アシスト仕様のものを











鉄骨柱方の切欠きもピッタリ!                              トールキャビ収納はカチコミ(クリアランス0)












引出し内部のトレー迄もこだわりの逸品です。メーカー純正では納まりつかず 他社メーカー

の物と ホームセンターの物を組合せ Hoshinoがオリジナルで造りました。

フライパン収納、鍋蓋ラック等

他の引出もキッチンで使用するもの

すべてを効率良く収納できる様

              工夫を凝らしててます。

吊戸棚は 敢えて 必要最小限にし

空間の広がりと
              安全性を重視しました。



不燃壁パネルも 純白仕上げで 改修以前とは見違えるほど明るい空間に仕上がりました。

T奥様は 引渡しを待たずに 手持ち品をキャビネットに戻してました。~AM4:00迄かけて

今迄とは比べ物に成ら無い収納効率と 独自の調理動線実現に感激して頂く事が出来ましたが

思えば”このキッチン”  Hoshinoは T奥様の”思い”を忠実に形にしただけなのです。

ユーザー様の思いが 強ければ強いほど”Team Hoshino”は 力を発揮する事ができます。 

人寄りも多く 一日の大半を ここで 過ごすT奥様の理想キッチンへのこだわりと執念

この空間を生み出したと言っても過言では無いでしょう。(もちろん 金銭的余裕も無いと・・・)

さあT様、約束通り これから20年はこのキッチンと御付合い願います!

                                                                                           Hoshino

 






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