W杯サッカーの予想は ”あっけなく”はずしました。

本日も RC(鉄筋コンクリート)造の改修工事のレポーターの ”KS-星の”です。

今回は 築24年のRC造の分譲マンション3FのF様邸の浴室、キッチン、トイレ改修現場です。


既設のセクショナルキッチン 1500流し台+600コンロ台+右側800がOPEN SPACE
キッチンの総間口は2900mmです。


既設のユニットバスルームは 1116タイプ ご主人様は 脚が伸ばして入れません。
 

トイレはW770×D1160と 洋便器設置には少し奥行きが狭く 窮屈感があります。


排水は露出の縦管に 鋳鉄管のフランジ接合 排便管の高さの調査も重要です。


プランは試行錯誤しましたが 結局 御主人様の「脚を伸ばしてゆったりとお風呂に入りたい。」

と言う 御意見を尊重し、浴室を一坪(1616)に広げ、キッチンは1800×1650L型に変更

間仕切りを 動かす事にしました。(注・・・浴室とキッチンの間仕切りは 既設も木製パネルです。)

さあ、着工です。まずは解体工事から・・・浴室とキッチンの間仕切りを取外してます。



既設のユニットバスルームはハーフパン仕様 この浴槽では ”体育座り”になっちゃいますね。
 

浴室、キッチン撤去後はこんな感じです。


既設の排水管は すべてが 鋳鉄管で設備してありました。しかも、壁排水です。


予測外の事態もありましたが 既設管利用しながら 設備配管変更工事完了です。

ここまでで2日間の工事です。


3日目は 新設一坪のシステムバスルームの工事です。

3F搬入は経路の確認も大切です。まずは、洗い場側のパンを設置します。


既設排水管を利用の為 納まりは 非常に微妙です。(この苦労が理解できた方は合格です。)
 

「マッチャン」暑いところご苦労様です。夕方にはもうSBの形になってましたね。
 

システムバスルーム(ヤマハ製 SS-1616 基本的には戸建用)の完成です。

これなら、明日(4日目)から御主人様の脚も思う存分伸ばして入浴いただけます。


何とか天井にも換気扇が付いて一杯~で納まりました。これも職人さんにはご苦労掛けました。

もちろん、ここまで来て納まらないでは済まされません。但し、これ以上のものは無理ですね。



間仕切り、壁仕上げ、フローリング貼りにて 大工さん造作は3日間にて終了。ここまで6日間。


換気ダクトは既設開口を利用して 露出になる部分は造作にて隠蔽します。
(天井には 懐が有りません。)


翌日は、いよいよ キッチンの施工です。

3Fに階段にて 搬入ですから 暑い中 皆で手分けしながら がんばりました。


システムキッチンは 1800×1650L型(ヤマハ Berry)
 

コーナー部分の下部はワゴンとして、取り出せます。上部は引き出しです。












完成後・・・・冷蔵庫も何とか納まりました。片付け前に撮影、失礼致します。


未だ、終わりませんよ~最後に トイレ器具の取替。

取付するのは TOTO製 ネオレスト ハイブリッドRH1の壁排水リモデルタイプ


空間的な広がりを感じさせる ”タンクレストイレ” 今までの窮屈感がありません。

手洗器が有りませんが これも F様の希望です。


業界初の節水4.8㍑大洗浄  しかもオート開閉、オート便器洗浄機能付

何と言っても、ハイブリッドですから高階層でも タンクレストイレ可能です。

排水音も驚くほど静かな  F様御満悦のエコロジーなトイレが出来上がりました。


この工事の全体の工期は 実働10日間(内装工事完了迄)でした。

そもそも、F様御主人様は 以前より 狭い浴室に御不満があり、過去も改装工事を

いろんなところに相談していたそうですが このマンションを新築時建築した 元請某大手ゼネコンは

既に倒産している事も有り、図面等が揃わず 躯体もRC造の高階層で 工事リスクが高い事から

どこも、改装工事には消極的な話ばかりで 中々実行できなかったらしいです。

今回 御縁がありまして M建築様より お話を頂き 当社にて現調、プラン作成して今回の改装

に踏み切っていただけました。確かに不測の事態も有り 着工後も試行錯誤がありましたが

何とか F様の御満足を頂く仕上がりとなりました。最後に頂いたお言葉は・・・・・・・、

「これが(湯船でゆっくり脚を伸ばし入浴する事)、私の夢でした。・・・本当にありがとう。」って

感謝されました。又、我々の苦労が一つ報われました。

既に 同マンションの他の部屋の入居者様も 数人が 御見学にお見えになっていました。

もう、当社には ここのデータが揃っていますので 他の部屋の方も 安心してリフォーム願います。

もちろん、企業秘密は満載ですが・・・・・・・




・・・・・・(久々に 本来の”うざこさ”を発揮した Blogになってしまいました。)

                                                                      Hoshino