先日来御報告しています~英国風アンティークなリフォームも終盤を迎えていまして
本日御紹介は キッチン廻りに施工したタイルの施工例です。こんばんはー“KS-星の”です。
最近の現場では キッチン廻りの壁仕上げには キッチン壁パネル(不燃化粧板)を使用する
ケースが多くなりました。やはり 主婦の方が「お手入れ(清掃性)」を重視すれば タイルの様に
目地の多い物より 目地を極力抑えた キッチンパネルの方が人気なのは 良く理解できます。
しかしながら、今回“K様邸”の様に 目指すインテリアが“アンティーク”な場合は タイル貼りで
より“デコラティブ(装飾的)”に仕上げる必要性を感じていました。でも 在り来りでは有りませんよ。
“K様”と協議の結果 イタリア製の大理石調の255×333角(イタリアから船便で取寄)をベースに
ある絵柄タイルをはめ込み こんな感じ↓で仕上げました。・・・この時点では 目地は未施工です。
近景で はめ込みの絵柄に寄って見ましょう。~これはINAX製「ミュシャ」の絵柄入りのタイル
チェコ出身のアール・ヌーヴォー様式の画家アルフォンス・ミュシャの典型的な作例のひとつ
【連作“花四部作”】から <四つの花-百合(リリィー)と<四つの花-菖蒲(アイリス)>を
ボーダータイルで「額」の様に縁取りしてみました。しかも あえて全面に均一に配置はせずに
シンク廻りのみの壁2面に あくまでポイント的に入れてみました。
面白い試みでしたが 残念ながら このミュシャ絵柄のタイルは既に廃番で 新たに製造してなくて、
この時点で 既に在庫限りの商品でした。ですから、依頼されても 今後 同じ御提案は出来ません。
と言う訳で イタリアからの輸入タイルに 既に廃番のミュシャ絵柄の施工には失敗は許されず
流石のベテラン左官屋さんのテンションは上がりっぱなし↑↑の超力作です。
完成後~吊戸棚に埋め込んだ LED球のダウンライトに照らされた 「ミュシャ」の絵柄をしばらく
眺めていると どこかの 「アール・ヌーヴォー美術館」を訪れている様な錯覚をしてしまいそうです。
“星の”オリジナルキッチンもこの空間にピッタリとマッチして来ました。
残りの壁は“LAURA ASHLEY(ローラアシュレイ)”の紙クロス貼ります。
この現場も 完成間近です。ちなみに 洗面所は先に仕上げて御使用して頂いてます。
この洗面化粧台も もちろん“星の”オリジナルで キッチンの扉とお揃いなのですね。
Hoshino