今年の夏も暑かったですねー!

少し過ごしやすくなった今日この頃です。

御無沙汰してましたー“KS-星の”です。

さて、本日は好評(?)に付きシリーズ化

“お店に行ったら手洗器を~”のPart 6

(なんともう第6弾)をお届けいたします。

今回も遊び心の多い店舗の手洗器と共に

お伺いしたお店のを振り返ります。

まずは、名古屋の栄オアシス21に有る

『AL AVIS』さんの飲食コーナーの手洗器

壁掛ストール型小便器の様なスタイルの

手洗器~これは輸入ブランド品でしょう。


次にご紹介するのは、京都東山に佇む『長楽館』の店舗内手洗器~

明治の「煙草王」と呼ばれた実業家「村井吉兵衛」氏の別邸として建てられた洋館ですが

100年余の華麗なる歴史の面影が今も残る施設で、貴族の様な優雅なひとときを ほんの

少しだけ体感できるカフェ&レストランとして利用する事が出来ます。
 

ステンドグラスの施されたこの部屋は かつてはビリヤードを楽しむ部屋として作られたそうで

これは“キュー”を握る手を洗う為の手洗器で大理石に黄金色のボウルを埋め込んで有りました
 

この日は「七夕」だったので、珈琲には“☆型クッキー”がついて来ました。













以前にも少し紹介しましたが、こちらは『長楽館』のトイレ内にある手洗器です。タイルを施した

円筒にステンレスボウルを埋め込んで有ります。歴史と格式に負けない個性を感じさせます。
 


こちらは宙に浮かんだオブジェの様な手洗器~なんだか近代アートを感じませんか?

それもそのはず、これは愛知県小牧市の『メナード美術館』アネックスに有る手洗器です。
 
この日は「舟越 桂展2012」を鑑賞して来ました。楠を彫刻した像に大理石の眼を埋め込む

独特の手法からなる作品の数々は とても個性的で印象深いものでした。













そしてランチに立ち寄った、メナード美術館近くにある『ヴィラージュカフェ賀名生(あのう)』さん

トイレ内手洗器は なんと木製にペイントを施した箱の様なものでした~これは店舗ならではです。
 

『Village Cafe ANOU』さんは “小さな村”をテーマにした農園カフェレストランで ガーデンを

眺めながら季節ごとの旬な野菜を中心とした 田舎ビストロ料理を楽しめるダイニングでした。












『ANOU』さんでは とても珍しい洋式便器と出逢う事が出来ましたので、少し失礼いたします。

元のお店は大正モダンテイストのフレンチレストランだったらしいのでその名残のインテリアかな。
 

おそらく、英国御用達のサニタリーブランド「B.C.SANITAN」社製のものでしょう。

真っ白な陶器にブルーでレトロな印象の模様を焼き付けて有る便器とハイタンク~これは珍しい。
  

 










ところ変わって、こちらは愛知県海津市に有るベーカリーカフェ『151@(イチゴイチエ』さん

トイレに有る手洗器~タイルのカウンターに輸入ブランドの陶器ボウルとゴールドの混合水栓。

この様な造作家具系洗面化粧台は最近の一般住宅でも結構採用されるようになりましたね。
 

『151@』さんは、内外装共にフレンチカントリー(プロヴァンス風)スタイルでまとめられていて

家具やインテリア小物類にも気遣いが有るので、このテイストが好きな方は参考になる事満載です。













次に御紹介するのは、三重県津市に有るカフェ『Coucou(ククー)』さんの手洗いカウンター

『Coucou』さんは白を基調としたナチュラルなテイストでまとめた カフェとケーキのお店
 

あちらこちらに置かれた雑貨類が手作り感漂う店内に馴染んでいて優しい空間を演出。

あのイラストレーターの「大橋 歩」さんが雑誌の撮影に使ったというおしゃれなケーキ屋さんです。












このコンクリートで作った手洗器はシンプルに見えますが、現場では大変な手間がかかったと

予測されます。これも店舗ならではの遊び心で一般住宅にはお勧め出来るものでは有りません。
 


こちらの手洗器は 愛知県犬山市に有る『星月夜』さんのトイレ内手洗いカウンターです。

天然の木製カウンターにシンプルなベッセル手洗器とレトロな一文字ハンドルのホーム水栓
 

ここは、多くのファンに惜しまれながら2011年に閉店したオーガニック料理の先駆け店であった、

三重県亀山市の『月の庭』で終盤数年間厨房を任されていた「加藤」さんがスローフードの先駆者

『岡田 桂織』さんのコンセプトを引き継ぎ犬山に開店されたレストラン&マーケット&ギャラリーです。
 
  











次も同じく犬山市にある 町家風カフェ&提灯屋さんの『犬山おどき』さんの手洗器~

ここは、築100余年の古民家を改装して 大正ロマンテイストの町家風カフェに再生したお店です。

但し、手洗器は奥にスリット型の排水のあるシャープでシンプルモダンなものを採用しています。

ドイツのALAPE(アラペ)というメーカーには よく似たデザインの手洗器が有りますが、この商品が

どこのものかは定かでは有りません。何れにしましても、レトロテイストな内装にモダンデザインを

大胆にミックスさせた面白い試みだと思います。
 

“第15回愛知まちなみ建築賞"受賞作品なので古民家再生の建造物としても一見の価値有です。

こちらのカフェの名物は、見た目が田楽の様な“トースト串”この日はカレー味を頂きました。













次にご紹介するのは、桑名市ひだまりの丘に移転された『胡同(フートン)』さんの手洗器~

透明のガラス製ボウルにリアルな金魚の絵をあしらえた涼しげな手洗器です。

こちらは某大手ハウスメーカーにて新築されていますが、店舗内装は当社のお客様が担当

されています。ちなみに、この水栓金具は当社からの納材品(LIXIL製)です。
 

『胡同(HUTONG)』さんには、移転前からよくお邪魔しては“汁なし担担麺”を頂いています。













今年7月にOPENしたばかりのパン・ベーカリーカフェの『OTTER HAJEK(オッターハーイェク)』さん

こちらは店舗内飲食スペースの手洗器、素材としては珍しいアルミ製円錐形のボウルを使用

おそらく CERA TRADING の“MATERIA"シリーズと壁埋込水栓は“VOLA"シリーズでしょう。
 

やはり地元ビルダーさんがプロデュースしているだけあって、ハイセンスなものを使用しています。

この日は2Fのイートインスペースでランチ~ラタトゥイユやチキンの香草焼など美味しかったです。












こちらは愛知県豊田市にある紗羅餐(さらざん)系の蕎麦処『なつ井』さんの手洗器~

集成材カウンターに銅板を職人さんがハンドメイドで叩き出して作ったと思われるボウルです。

時の経過と共に変化してゆく様を楽しめる素材に、置玉石は水はねを抑制する効果も有ります。
 
石臼粗挽きの本格的なお蕎麦が頂けるお店~いつもの「鴨汁そば」もやはり美味しかったです。

“Yu”は「さくら海老おろし蕎麦」、このお店の“桜海老”のかき揚げには多くのファンがいるようです。














そして今回シリーズの最後に御紹介するのは、豊田市のガーデニングミュージアム『花遊庭』さん

屋外にある「ガーデン流しと水栓柱」、共に陶磁器製で伝統的なブリティッシュデザインスタイル

最近はガーデニング趣向のユーザー様の仕事も多く、この様な商品も覚えておくと役立ちます。
 
『花遊庭』さんは、地元では エクステリア・造園工事の老舗企業の「(株)豊田ガーデン」さんが

実証実験庭園・情報発信庭園として運営され、1300坪の敷地に27のテーマ別のガーデンが

つくられており、自社にて設計・施工・管理をしている“お庭"です。2009年よりエリザベス女王が、

総裁を務められる英国王立園芸協会の日本支部の提携ガーデンとなったそうです。














まだまだ、御紹介したい「お店の手洗器」は沢山有りますが今回はこれくらいにしておきます。

これにて 夏休みの宿題レポート提出を終わります~このシリーズは続くかも・・・Hoshino