お盆休みの報告第二弾です。

こんばんは、“KS-星の”です。

お盆に一泊二日の強行スケジュールで帰省した 次女”No”を送り届ける為 京田辺迄ドライブ!

帰り道には 奈良の「東大寺」に寄りました。当日は 盂蘭盆(うらぼん)の最終日の「 8月15日」

その夜は 2500基の灯籠が並び 大仏殿正面の観相窓から大仏様のお顔を拝観できる

「萬灯供養会(まんとうくようえ)」が行われる日なのでした。



現地到着は PM6:00すぎ まだ明るかったので、公園で沢山の”鹿さん”と戯れて~



  








大仏殿に向う途中 南大門(国宝)・・・平安時代に台風で倒壊後 鎌倉時代に復興されました。


木造金剛力士像(国宝)・・・門に向かって左に阿形(あぎょう) 右に吽形(うんぎょう)です。

彼らに見送られながら、まだ明るいうちに目標の「金堂(大仏殿)」を目指しました。
 










 

“星の”はPM18:30には並び始めましたので これでも随分 前列 の方です。

振り返ると 知らずのうちに長蛇の列。この日の夕方も暑かった~!皆さん 汗ビショです。
 

PM19:00に大仏殿の中門を開門 この後PM22:00迄は無料で自由に参拝できます。

我々は開門から、5分程度で入門できました。(入場人員の制限しながら入ります。)


大仏殿の観相窓(かんそうまど)が御開門~大仏様のお顔が遠くから拝観できます。

(大仏様のお顔確認できますか? 興奮の余り・・・カメラが少し傾いてしまいました。)



この様な 灯籠が 約2,500基程参道に並んでいて それは とても幻想的な雰囲気です。












灯籠には 各々の祈願とお名前が記され、中には 4本の灯火が入ってます~だから萬灯。












だんだん 大仏殿が近くなってきました。観相窓が開くのは この日と元旦だけです。

近くにある燈籠も夜に灯が燈されるととても綺麗で 大仏殿もこの夜は「不夜城」のイメージ


今迄、東大寺大仏殿は「世界最大の木造建築物」と教えられてきましたが、実際には

近代工法で建てられた木造建築には、大仏殿を上回ってしまう規模の建造物が有るそうです。

だから、正確には「世界最大の木造軸組み建築物」と呼ぶようにしないといけません。



そして、大仏さまと御対面!沢山の灯火に浮かび上がったお姿は 荘厳かつ優美な感じです。
  

小学校の修学旅行以来 何度も大仏さんを拝観した事有りますが、夜にライトアップされた

大仏さんを参拝させていただくのは 初体験でした。深い金色とその大きさには圧倒されます。











正式名称は「盧舎那仏坐像(るしゃなぶつざぞう)」・・宇宙の真理を体現する法心仏なのです。


そして帰り道も 沢山の灯籠に導かれながら帰ります。


もう一度 今度はライトアップされた 天竺様建築の南大門(国宝)を眺めて


金剛力士像にも「また、逢おう。」とお声をかけられて頂いているようでした。












この 大仏殿の”萬灯供養会”は お盆に帰省できない方にもせめて 御先祖の供養が

出来るようにという趣旨で 昭和60年から始められた 比較的新しい行事なのです。

この夜(8月15日)、奈良では 東大寺以外でも  春日大社の中元萬燈籠 の2日目

高円山の大文字の送り火(帰りの車中から 少し 眺める事ができました。)も同時に行われます。

奈良のお盆のこの1夜は 灯火が一斉に燈され 幻想的かつ神秘的な世界が味わえますよ。 

                                                                              Hoshino