こんばんは 住宅設備の販売が本業のキッチン・スペシャリスト“KS-星の”です。

我々の仕事は ある意味 ユーザー様の“夢”を具現化する為の御手伝いだと思っています。

これが、この業界で長年 商売をさせていただいている 私なりの結論です。

我々が出遭う ユーザー様の水廻り空間に対する“夢”は 様々で 、百人いたら百通り以上の

“夢”が 存在します。 一通りの答えだけ持っていれば すべてが解決する代物ではありません。

その人の 思い描く“夢”をヒヤリングし その現場に最適な物を 数あるメーカー群の商材から

抽出し プランニングや御提案ができる“環境”を自分の中に造り上げる必要が有ります。



ユーザー様の期待感にお答えすべく 私共は日夜情報入手に努力をする事を惜しみませんし、

ユーザー様の仕事終わってからの「夜訪」や「休日返上」の打合せなどもしばしば あります。

たまに自分の給料を 仕事の拘束時間で割ると 娘のバイト時給より安くなってしまう時もありますが

自分の事を “ワーキングプア”だと思った事は 一度も有りません。

ユーザー様の”喜び”を一緒に分ち合える この仕事は 自分の心を豊かにさせて頂けるからです。


何も この様な気構えや努力を 自分達だけがしていると思っている訳では有りません。

この業界でも 真面目に努力している仲間もいますし、見習うべき諸先輩方も確かにいます。

もちろん、私共にもまだまだ努力不足な事も沢山有るでしょう。

ただ 他の業界と比べると“ 誠実な努力家”が 育ちにくい環境である事を実感しつつ有ります。

真面目にやっている人達が 必ずしも報われる事が無い 淋しい現状がこの業界には存在します。

それは、この業界には業界を蝕む “腐ったリンゴ達”が沢山~蔓延っているからです。

彼らの多くは 「新規開拓」と称して既存の商流のある ”お客さん”に利益度外視の安値を提示し

いかに手間をかけず楽して 受注するかを最重要視している “寄生虫(パラサイト)集団”です。

始めからまともなサービスを提供する気など毛頭無いので 利益度外視でも何とかやっていけます。

最もひどい連中は 他社とユーザー様でプラン済の見積を盗み 原価近くで見積に参戦してきます 。





そもそも、彼らにはユーザー様の“夢”なんぞ関係ないし 商品にも愛着のかけらなど有りません。
 
そして 他社より安値で容易く仕事を受注すると 後の工程は無責任にメーカーに委ねます。

今やメーカー営業マンの仕事の大半がこの寄生虫達の受注した物件の後始末となっている様で 

本来メーカーのすべき仕事をしている営業マンの姿は ほとんど見かける事が無くなりました。

と言うより 本来の仕事が何かさえ 解らないほど 蝕まれています。(一緒に腐りつつあります。)





メーカー担当は 寄生虫集団の悪行を知っていながら知らぬ振りで むしろアシストしています。

今日・明日のその場の売上欲しさに いつまで経っても 長期展望で事を計ろうとせず現在自分の

居場所でさえ売上が有れば良し、 この業界の行く末を案じている人など皆無と言っていいでしょう。

その結果として 市場価格は下落し メーカー・販売店共々に売上も利益を圧迫され続けています。

ここ数年の“デフレ”現象に歯止めが効かず 業界皆で“沈没船”に乗り込んでいる様なものです。

近年 寄生虫軍団に踊らされ 安値戦争に参戦したメーカーでは 倒産・吸収合併が相次いでいます。

残っている 専業メーカーも 市場ニーズをきっちりと捉え 本来”夢”を具現化する為の商品開発

を行うべきが ここ数年 新商品は 原価を抑える為だったり 多数派の没個性化商品ばかりです。

そして、異業種から新規参入した“ニトリ”のキッチンに いとも簡単に 市場を奪われつつあります。

そして専業メーカーから慌てて出される新商品は“ニトリ”対抗の 更なる安値のパッケージ商品群。

はたして “ニトリ”のキッチンの購入者の中に “夢”をかなえた人は 何人いたのでしょうか?

“腐ったリンゴ達”に御付合いしてる間に “夢”売りの事など考える余裕など無くなったのでしょう。



沢山の憂いが有る中  一緒になって腐ってしまわぬ様 “星の”は本日もユーザー様の“夢”の

実現為にがんばるしか有りません。 (今の処 私共には これしか出来ませんので・・・・・)



本日訪問したユーザーK様宅・・・・天窓にステンドグラスがはめ込んでありました。(材工¥110万)

本日は K奥様の“ 夢”の話沢山御聞かせて頂きました。奥様の“夢”の実現に向って 今日も残業!

                                                                                                   Hoshino