本日は忘年会明け 湯の山から出勤でした。 ~年末業務も残り一日となりました。

昨日は 今年最後の大型リフォームユーザー様の【住宅エコポイント】申請書提出して来ました。

こんばんは、“KS-星の”です。

今回 T様邸では トイレ(屋外汲み取り→屋内水洗化)、浴室、洗面脱衣場、洗濯場の

水廻りゾーンの移設による間取りの変更及び和室から洋室への改修に伴い、

【住宅エコポイント】取得対象の“窓サッシの断熱”と“バリアフリー”改修工事を行いました。

①.窓の断熱改修工事(外窓交換)~窓か外壁、屋根又は天井、床の断熱改修は必須条件

②. ①をクリアしてバリアフリー改修(浴室と屋内の段差解消及び③浴室出入口幅の拡張) 


④.引き続きバリアフリー改修工事 (浴室、トイレに手すりの設置)











2010年着工の“T様邸”改修工事での 住宅エコポイント取得工事は上記までが対象です。

①窓断熱改修工事(外窓交換)~ 中×1窓(12,000P×1)、小×5窓(7,000P×5)=47,000P

②バリアフリー改修(段差解消)~浴室段差解消(5,000P)、屋内段差解消(5,000P)=10,000P

③バリアフリー改修(廊下幅等拡張)~浴室出入口の幅拡張(今回通路幅の拡幅無し)=25,000P

④バリアフリー改修(手すりの設置)~浴室(5000P)、トイレ(5,000P)=10,000P

今回申請のポイントは①窓合計 47,000P+②~④バリアフリー合計 45,000P=92,000P

(注)バリアフリー改修工事合計の上限は その他の箇所が増えても 50,000P迄となります。

申請書類は ①住宅エコポイント申請書 に始まり、②工事証明書、③領収書又は契約書コピー

④窓性能証明書⑤工事写真(工事後すべての窓 バリアフリー工事すべての部位ごと撮影のもの)

⑤申請者本人確認書類、⑥代理申請の場合は代理申請者の本人確認書類(運転免許証等)

上記書類(今回は22枚)を作成して 提出用原本と申請者控、代理申請者控をコピーで保管します。

おそらく、申請書類作成業務の大半は我々のような“工事施工業者”がなされていると思われますが

「申請手数料」なるものは頂けてないでしょうね。(もちろん、当社でも頂きませんが・・・)

申請書類チェックシート リフォーム用(平成22年版)                     同左(平成23年1月改訂版)












そして、平成23年1月以降着工現場から 断熱改修と一体工事で “太陽熱利用システムの設置

“節水型トイレの設置”“高断熱浴槽の設置”でそれぞれ1戸当り2万ポイントが加算されます。

仮に“T様邸”が 平成23年1月以降着工で有れば、“節水型トイレ”、“高断熱浴槽”を設置してます

ので上記の9万2千ポイントに さらに4万ポイントが加算された事になります。

もちろん、この現場着工時点では 改訂追加措置の存在自体誰も知らなかったと思います。

又出ました~ この国特有の“公的補助金”(財源は税金)の後出しジャンケン勝利の法則ですね。

一度これをやってしまうと もう少し待った方が得かも・・・と考える人は必ずいるはずです。

景気回復の為の国策であるなら スタートする時点でもう少し熟考すべきではないでしょうか?

 “公的補助金”は 国民皆に公平で平等性の高いもので有るべきと考えますがいかがでしょう?

この制度スタートも 唐突でしたが、改訂追加も突然ですね。




どうしても、特定の業種、特定のメーカーさんへの支援配慮の感がするのは 私だけでしょうか?

現在はこの制度で多少なりともご恩敬を頂いている 建築業界で仕事をする側から ご意見させて

頂くのは少しおかしい話かもしれませんが、以前から気になってる事なので 書いてしまいます。

そもそも、日本特有の四季の有る気候や多湿な環境で 高気密高断熱の住宅にする事の重要性

って 本当に“エコ”なのでしょうか?少なくとも ここ十数年前まではそんな事言ってなかったです。

それまでの日本の家屋の歴史は 少なくとも千年以上経過して 日本人はそこで生活していました。

それに、既存住宅の部分的にでも窓や 壁、天井、床の断熱を施す事が真なる“エコ”になるので

あれば(百歩譲ってもそう思いませんが・・・)期間限定でなく 恒久的な措置にすべきでしょう。 

それよりも“生ごみ”を各戸で消滅や処理したり、“雨水や雑排水”の再利用をするシステム方が

かなりエコ的な感じしますが この辺りの 購入助成金は 一向に進んでいるように思いません。

業界筋の力不足?既得権益への配慮?製品の未成熟性?・・・いずれにしても 疑問だらけです。



もはや 当社には 今回の住宅エコポイントの拡充による各メーカーの商品紹介や それに便乗した

キャンペーンのカラー刷り情報冊子が ぞくぞく届いています。

本当の“エコ”とは 何なんでしょうね?~ 本当の事を 誰か教えてください! 

本日も明日も“忘年会”です。(昨日より3日間連続)       Hoshino