今年はGW休暇がしっかりとれてしまった分 "今”が忙しいです。~こんばんはー"KS-星の"です。

今回はゴールデンウィーク序盤に"のらくら農園"さんで「いちご」を買いに行った帰り道に立ち寄った

桑名市長島水辺のやすらぎパーク”内にある“旧久我屋敷”の見学の模様を御報告致します。

この日は 大輪牡丹園のボタンも綺麗に開花し 調度見頃の時期となっていました。



“長島水辺のやすらぎパーク"は、隣接する長島川の環境整備事業の一環でポケットパーク として

整備された処で、ここを起点に なばなの里まで川沿いに散策路を植栽などで修景してあります。
 

そして、その公園の一角に 明治時代に建築された"旧久我屋敷"が 後に少々改修はされている

ものの ほぼ当時のままの姿で残され、現在は休憩施設として見学無料で開放されています。

 

建物内は見学が自由となっていて、明治時代の日本建築のたたずまいを楽しむことが出来ます。
 

広縁にあるガラス格子戸の中心が楕円形にデザインされた透明ガラス部分から眺める庭の風景は

切り取られた部分が絵画の様に見えました。ここから見える景色は季節を感じさせてくれたでしょう。
 

江戸時代の町家造りで良く見かける"階段箪笥(かいだんたんす)"もここには有りました。
 

この階段箪笥を上がると そこは天井の低い"厨子二階(つしにかい)"となっていました。

そして、ここで見た丸太の梁は曲がりくねっていました。この捻りまで計算ずくだったのでしょうか?


やはり職業柄、水廻り空間の観察は欠かせません。明治時代の家風呂の大半がそうだった様に

ここでも浴槽は檜の"木桶(きおけ)風呂"でした。そして浴室外には薪を焼べて焚く釜が有りました。

煙突の付いた釜の形状が鉄砲に似ていた為"鉄砲風呂"とも呼ばれていたそうです。この風呂桶に

肩までどっぷりと浸かるというのが、当時の入浴方法だったのでしょう。現代の入浴行為とは比べ物

にならない程リスクの高いものだった事が想像できます。なんせ足腰がしっかりしてないと無理です。
 

それから、こちらが台所ですね。土間に置かれているのは"竈(かまど)”と言い"おくどさん"とも

言われています。ここは食材を煮炊きする為の調理場で 生活する為には必需品だったでしょう。

現代では美味しいご飯の事を表現する時に「かまど炊きの様な・・・」と表現される事が有ります。

しかし、本当は"かまど"で炊くから必ずしも美味しいと言うのではなくて 火加減の調節にポイント

が有ったようです。例の「始めちょろちょろ、中ぱっぱ、赤子泣くとも蓋取るな。」と言い伝えられる

炊き方ですね。火加減なんかは現代のコンロの方がよっぽど容易く出来ると思うのですが・・・・

それと、どうして赤子が泣くと蓋を取っちゃうんでしょうねー昔の方は?これは以前からの疑問です。

 

広縁から眺める 旧久我屋敷の庭は お手入れが行き届いていて やすらぎを与えてくれます。

 
現在三重県北伊勢地区では"花と食の回廊"スタンプラリーが行われています。ここもラリーポイント

心癒される「花」を巡り、北伊勢の美味しい「食」を楽しみませんか。(開催期間はH24年6月末日迄)

詳しくはサムネイルをクリックして チラシを御確認下さい。


 





                                                                                              Hoshino