明日からはお盆休み頂きます、今回は充電休暇の予定~こんばんはー"KS-星の"です。

湯の山温泉"寿亭"の露天風呂で一汗流した帰り道、茶房【轤夢庵(ろまん)】さんでお茶しました。

ここも 古民家風の茶房(喫茶)です。

 

我々はこちらの南側入口から 入店しました。格子部分より下が引戸となっていますので

少し屈みながら 頭を鴨居にぶつけない様に “頭上注意”をしながら入りましょう。

 

店内では 古くから伝承される日本の伝統木造軸組構法が 見る事が出来ます。

お店のマスター曰く「この建物には"釘”や"金物"は一切使われていません。」との事でした。

この木組みは、"折置組(おりおきぐみ)"と言い 梁(はり)を柱で受け その上に桁(けた)を架ける

組み方です。梁と桁は渡り顎(わたりあご)や蟻掛け(ありかけ)などの仕口(しくち・・部材と部材を

直角などある角度で接合する方法)で繋がれ、おそらくこれを受けている柱のホゾは梁と桁を貫通し

込み栓などで各部材は 金物を一切使わずとも しっかりと結合されています。これぞ和の伝統構法

この工法と相対し 柱に桁を渡し梁を載せるのが“京呂組(きょうろぐみ)” 現代の木造軸組工法では

一般的で大半なのがこちらの工法で 強度確保の為に金物や火打梁での補強が必要となります。

 

さらに【轤夢庵】さんでは 柱と土台は大きなホゾを喰い込ませ 込み栓(木の釘)で留めて有ります。

現代のプレカット工法では この様な加工はとても出来る代物では有りません。

造作大工が手間暇を惜しまず 高い技術で精度有る仕事をしなければ 出来る技では無いでしょう。

帰宅してから どこの工務店の仕事かを調査したところ・・・・・・・

事情があって この工務店さんは もう有りませんでした。~残念な事ですねーいい仕事するのに

技術力が高いだけでは 生き残れないのが 現代の我が国建築業界の実情なのですね。
 

カウンターには 店主の趣味の置物がズラリ~と並べられています。
 

コーヒー(¥600)は 鉄瓶で沸かしたお湯をゆっくりと注ぎ炒れてくれます。

御替り用のコーヒーは 万古焼の急須に入れて出してくれます。冷めない様に専用のシャッポ~













お冷の御替りも 専用のボトルで~こちらはキンキンに冷えていました。
 

そして、お隣は【器屋・ ぎゃらりー轤夢土】さん~ここに さっきの「お冷専用ボトル」売っていました。
 

こちらでは、万古焼などの陶器類や服飾・生活雑貨・民芸・工芸品の販売をされています。













我が家でも愛用している"柳 宗理(やなぎ そうり)"さんデザインのカトラリーも ここで揃います。

 


【轤夢庵(ろまん)】は 湯の山街道沿いに有り 近鉄湯の山線湯の山温泉駅より徒歩3分程度です。
 
それでは、そろそろ“お盆”休みのモードに切り替えさせて頂きます~それではまたねーicon23

                                                                        Hoshino