京都 東山の”東福寺” 探索の第二弾です。

こんばんは、”KS-星の”です。

まずは、国宝の「三門」・・・禅寺では日本最古のものです。(五間三戸二重門)
 


これが 「東司」(とうす)・・・便所の建物 禅宗叢林の便所では日本最古最大のもの

俗に百間便所(百雪隠・・ひゃくせっちん)とも言い、現存する唯一の遺構です。
 

ここで 多くの修行僧が一斉に用を足していたそうです。「百人便所」とも言うくらいですから・・・

そして、当時その排泄物は ”京野菜”には欠かせない堆肥肥料になりました。

京都の公家、武家、庶民の台所に ”おいしい野菜”を届ける為に貴重な存在だったそうです。

中央の通路をはさんで 円筒の壷が埋められてます。決して、個室では有りません。
 



こちらは、浴室です。禅宗伽藍(僧が集まり住んで修行するところ)では現存最古のものです。

現在でも使用できるほど現代的なシステムが採用されています。 ・・・これも「からふろ」

今で言う「スチームサウナ」、「ミストサウナ」風呂ですね。



「蒸気」で身体の垢をふやかし擦り落とすことで、お湯の使用量を格段に節約し

貴重な資源である「水」や燃料用の「薪」の使用を少量化した「エコ精神」的な浴室なのです。
 

「自然の中に人間は生かされ、自然に感謝して生きる。禅の中には人間のみの

エゴを捨て去り、地球規模での輪廻を詠っているのである。」・・・説明看板より引用



現代の日本で”水廻り設備”の御提案する者にとっては 歴史を学ぶ事も大切なのです。 



臥雲橋を渡って、東福寺にはお別れ 次の目的地へ 向います。


秋の紅葉時期には是非又来たいですね~。
 

                                                    Hoshino