今年は花粉症の当たり年となりました。かなり重症気味の~こんばんはー“KS-星の”です。

先日、見頃の梅の花を散策に京都・伏見に出かけましたが、その時のランチは同じく伏見にある

酒蔵の一棟を改装したという 鶏料理専門店“鳥せい 本店”さんに行って来ました。

 

兵庫の灘と並んで、古くから酒蔵の町として栄えてきた京都市伏見区上油掛町に有ります。

このお店は山本本家の「神聖」の酒蔵を改装し、パイロットショップとして消費者の直接の声を聞き

時代に合った酒造りにも役立てておられるそうです。


“鳥せい”さんのお店前・・・・人気店だけあってランチタイムには満席で 少々待ち時間が有りました。
 
 

こちらで頂いたのは“千姫御膳(せんひめごぜん)”¥1,200 専用の御重箱を開くと3段重ねに

なっていて、少しずつお勧めのメニュー(焼き鳥、カツ、角煮、出し巻など)を楽しめる様になって

いました。もちろん追加で一品料理もオーダー出来ます、串焼きは一本から御願いできました。


隣接する お土産屋さんにはこちらで醸造されている“神聖”をはじめとするお酒類を販売してます。 
 

お店の横には、名水の“白菊水(しらぎくすい)”の井水汲み場が有りました。この地 伏見はかつて

「伏水(ふしみ)」と言われ、この良質な水が日本酒醸造に適している為 多くの酒蔵が有ります。

 


鳥せい 本店の通りを南に下ると 酒の博物館で酒蔵を活用した“月桂冠大倉記念館”が有ります。

又、近くには“黄桜酒造”さんも有り、酒どころ伏見を象徴とする景観として多くの人達が訪れる、

この一帯は「重要界わい景観整備地域」に指定され、「京都百景」の一つとして親しまれています。
 


伏見夢百衆”は大正時代に建てられた「月桂冠株式会社」の旧本社社屋を活用したおみやげ処
 

こちらでは、伏見の清酒約100種類を始め、様々な伏見名物のおみやげが販売されていました。

喫茶コーナーも有り、きき酒やお酒の仕込み水で立てた、水出しコーヒーなどを頂けます。














もう少し西の方向に足を延ばせば、坂本竜馬襲撃事件などで有名な旅館“寺田屋”が有ります。

しかし、近年になって当時の建物は「鳥羽・伏見の戦い」の兵火で焼失しており、当時の西隣の

敷地に明治時代に建てられたものである事を京都市は公表しています。

 

寺田屋史跡碑“刀痕はいずこ寺田屋宝柱” 野 風呂とあります。

 
寺田屋は、薩摩藩内の同士討ちが起きた1862年の寺田屋騒動や、66年の龍馬暗殺未遂事件

で有名で、建物の柱には当時の刀痕や弾痕が残り、後に龍馬の妻となった「おりょう」が入浴中に

異変を感じ飛び出した“風呂桶”、裸のままで駆け上がり 龍馬を逃がしたというエピソードのある

階段などを旅館側は「維新の舞台そのまま」と解説するテープを流してきたが、近年の調査により

この建物は後に再建されたものであるとし、京都市観光企画課は「当時の建物でないのであれば、

観光客に誤解を与えるので、展示方法などの是正を求めたい」としているそうです。

 
真偽の程はいずれにせよ、寺田屋には当時の様子を伝える写真展示などが多数有り、当時の

雰囲気を偲ぶ事が出来ます。 やはり、龍馬ファンなら一度は訪れてみたいところですね。

又一つ、京都のバリエーションが増えました。     Hoshino