今日は京都探索の続きの報告です。 こんにちは、 KS-星のです。

小学生の修学旅行以来 訪れる機会が無かった 京都宇治の”平等院”

皆さん良くご存知 10円硬貨には 平等院 鳳凰堂 がデザインされています。

シンメトリー(左右対称) 「 阿字池」に映し出される姿も上下対称で絶景。

中堂中央正面の丸窓より 本尊の「阿弥陀如来」-----国宝を拝観できます。

鳳凰堂の拝観(別料金要)は、 2時間待ちだったので  今回は諦めました。
 



これが 「鳳凰」 大屋根の上に向かい合わせで一対のっかています。鳳凰堂の由縁です。
現在、鳳凰堂屋根に乗っているのは、”レプリカ ”で本物は 「ミュージアム 鳳翔館」で展示してます。

2.3Mある銅製で出来た 本物は思ったよりデッカク デザイン的にもカッコイイ!
颯爽とした姿は 現代のSF映画のキャラクターの様です。

「鳳凰」は現在の一万円札の裏に印刷されてますよ・・・御存知でしたか?確認してみて・・・






















前回(小学生修学旅行時)は 無かった建物です。「ミュージアム 鳳翔館」-2001年開館

RC造の2層構造で地下(実際は鳳凰堂と同一GL)の部分が展示スペースとなっていて、

ここは、国内で最も密度の高い国宝集結空間と言われています。

このモダニズム的な建造物は 設計士---栗生 明さん作で 日本芸術院賞を受賞されています。

ここは、ミュージアム的に充分楽しめます。(国宝が目白押し)---ここは別料金要りません。



エントランス突き当りには格子越しに国宝の梵鐘
 

ガラスウォールケース内には先程の「鳳凰一対」、「雲中供養菩薩 26体」他宝物類多数展示











雲中供養菩薩(雲に乗ってます。) どれもこれも優美な動きが感じられます。(木彫像)
    舞を 舞う像                                                                          



















           仏具を持つ像                                                             楽器を奏でる像
 
















  残りの26体は鳳凰堂の阿弥陀如来坐像ののある中堂の長押に飾られてます。
  




















平等院は、平安貴族がイメージした憧れの”極楽浄土”を 具現化したものです。

言わば、1、000年前の貴族が思い描いた 天国の有様。

そして、極楽では「仏の救済はすべて万人に平等」と言うことで平等院


鳳凰堂対岸の枝垂桜 満開まではもう少しかな・・・

おそらく、過去から現在も学生の修学旅行定番コースなので一度は行った事有る方が大半、

でも、大人になって訪れると  またその頃とは違う趣があって・・・新しい発見も多いものです。

写真では到底御伝え出来ない程の優美な建築と造園を充分堪能できると思います。

なんといっても ”世界文化遺産” 見るべきものは沢山有ります。

平安時代の建造物で 現存するものでは日本の誇れる最高傑作建造物といえるでしょう。


この時期 ミュージアムの 特設コーナーで、

「都からの文運---京都の文人日記---晶子と漱石、吉井、谷崎」展が開催されていました。

京都をこよなく愛した近世文人達の直筆手紙等の展示がありました。

( 文化人は皆 京都好きですね・・・・)


四季折々、又一日でも時間帯によって いろんな姿が楽しめる 平等院

4月後半~5月前半が見頃 樹齢200年超の藤棚満開の季節は 又 格別だと思います。

皆さんも是非” 極楽浄土の世界”を体感してみてください。    Hoshino