先回に続き メーカーさんの会合出席の模様を御報告します。

こんばんは “KS-星の”です。

先回は 現在この業界の大きな動きである メーカー統合の渦中にある “サンウェーブ工業”さん

の“新春情報交歓会”の模様をご報告いたしましたが、今回は 水廻り専業メーカーとしての

企業存続を模索中の“クリナップ”さんの“特約店名古屋地区分科会”の模様の報告です。


 

冒頭の井上社長様の ご挨拶より感じたのは やはり 「専業メーカーとしての生き残りに賭けた苦悩」

でした。以前よりお話の中で 現在のTOSTEMを筆頭にINAX、SUNWAVE等が 統合化し 一つの

ブランド化される“LIXIL(リクシル)”への お誘いは SUNWAVEと 同時期に同スキームにて行われ

井上社長が思案中に サンウェーブ工業 織田社長が早々と決断し 参画したというのが事実らしいが
 
驚くべきは 現在も尚 その勧誘は継続しさらに巨大な総合メーカーを目指してるとの事なのです。

織田社長の言葉には常に「雇用を守る為の 苦汁の決断」めいた発言がありますが、やはりユーザー

目線で見たときには メーカーや商品の選択肢が 減少する事は決して喜ばしい事では有りません。

メーカーが統合するのは 効率化が目的でしょう。おそらく今後の商品開発はボリュームゾーン

である普及品に重きを置かれ 没個性の平均的な商品ラインナップになってしまう事が危惧されます。

そもそも企業として一番の効率化は「人員削減」だと思いますが 本当に雇用は守れるのでしょうか?

そんな中 クリナップさん他のメーカーさんには 是非 専業メーカーさんとして生き残ってほしいです。

だから 勇気を持って 愛情のある提言をさて頂く事にしましょう・・・・・・

今回の講演会の講師は (株)ビスタワークス研究所の「大原 光泰(おおはら こうしん)」さん 

高知の“ネッツ トヨタ南国”で 20年以上人財開発の責任者として 全国のトヨタ販社のCS NO1

を11年連続達成させたという 経歴の持ち主の方で 現在は分社化し そこの代表をされてます。
 
お話は 軽快で 90分 飽くことなく聴けましたが、クリナップさん分科会の講演会のテーマは

ほぼ一環して行き着くところ 「“感動”を超えた“感謝”をもたらす事による顧客満足度UP」ですね。

ぶれてないと言えばそれ迄ですが、もうそれは「東京ディズニーランドがすべて教えてくれました」よ!

ここから 懇親会の模様~

誰が 企画したのか知りませんが 懇親会で“太鼓”の余興・・・やかましすぎて 会話が出来ません。

「皆が元気の出る催し」~との事でしたが 一体 何の為の 懇親会なのでしょうね?
 


そして 懇親会の終盤には 社内コンペの優秀営業マンによる クリナップ恒例の“鯉の滝登り~
 
“星の”も元々体育会系で 育ちましたので この ノリは解らない方では無いのですが

現在の混沌とした市況や変化し続ける市場や様々な背景を 行き着くところ この“気合”のみで

乗り切ろうという精神・・・・それから この“半被姿” ~少し 時代錯誤感が否めません。

水廻り商品の選択権の有る “主婦層”の方が この姿をみて“感動”したり“感謝”するでしょうか?

もっと 営業マンも“色気”を感じさせる演出に そろそろ変えてみては いかがでしょうか?


いろいろ 勝手な事ばかり言って申し訳ございませんが これも ひとえに クリナップさんが

水廻りの専業メーカーとして 生き残って欲しい故の “愛情表現”として受け止めて下さいね。

そして、この春 発表の 社運を賭けた キッチンの新商品に 多大なるご期待を申し上げます。

やはり この会でも 先陣切って“赤ワイン”を 一人でがぶ飲みしてきました。

                                                                    Hoshino