前回に引き続き“浴室の改修現場”から、御報告します。~こんばんはー“KS-星の”です。

まずは、この写真をご覧下さい。築25年を経過した浴室を解体撤去後の模様です。

家屋を支える土台や柱が完全に腐食している模様が確認できます。原因は漏水によるものでしょう。

実際この部分は解体してみなければ確認が出来ない箇所で、腐食の程度も現場によって様々です。
 

もちろんこのような現場に於いては、土台や柱など構造の強度を損なわない様に補修を行います。

この様な躯体構造部の治療や手術も、このタイミングで行なう必要が有ります。場合によっては

「防蟻処理(白蟻駆除)」や老朽化した給排水設備配管や電気配線のリニューアルなども行います。


そして、今後は躯体の構造へ悪影響を与えない様に 乾式工法のシステムバスルーム化します。



システムバスルームの組立工事は、環境が整っている現場では大半が1~2日迄で完了します。



給排水、電気設備の接続が完了すれば、施工後翌日から使用開始して頂く事が可能となります。
 

前回は「入浴行為の危険度」について説明させて頂きましたので、今回は「入浴行為の効能・効果」

について考えてみましょう。入浴の目的は 体を洗浄して清潔に保つことだけでは無く、最も身近な

リラックスを得る手段と言えます。だから、浴室は家族の皆の癒しの場として活用したいものです。

そして、入浴行為はうまく付き合えば健康増進・ストレス解消・美容にも絶大な効果を発揮します。


 
入浴行為には代表的に3つの効果が有ると言われています。以下でそれぞれの効果を説明します。

入浴効果① 静水圧作用・・・・浴槽に浸かると 静水圧により 静脈やリンパ管も圧迫され お湯から

上がると静水圧が無くなるので、手足の先迄一気に血液が流れ、血行が良くなります。(血行促進)

入浴効果② 浮力作用・・・・水中では体重は1/10の軽さになります。この為 手足の関節への負担

は軽減され、痛みがあって動かしにくいところも曲げ伸ばしがしやすくなります。(リハビリ効果大)

あわせて、身体が軽くなることは「心のやすらぎ(リラクゼーション)」を誘う効果にも繋がります。

入浴効果③ 温熱作用・・・・効果は利用するお湯の温度で2通りが考えられます。*熱いお湯(体温

+5℃以上)には、交感神経を刺激する作用が有ります。交感神経は 脳や心臓、筋肉を興奮状態

にさせますので、朝一番の目覚めに熱いシャワーを浴びると 一気にシャキッとする事が出来ます。

*ぬるま湯(体温+3℃未満)は、副交感神経を刺激します。これには、沈静、リラックス、筋肉疲労

の回復に効果が有りますので、就寝前の入浴時に適用すれば その効果で深い睡眠が得られます。

 
そして、入浴方法は上図の様なお湯の浸かり方、いわゆる「半身浴」が好ましいと言われています。

正しい半身浴の基本は胸から下だけをお湯につけます。湯温は体温より少し高めの37℃~38℃が

好ましいとされ20分以上ゆっくりと浸かる事が大切です。この事によりいわゆる「頭寒足熱」の状態と

なり、だんだんと身体の芯から温まり発汗して来ます。この様に身体を温めると湯冷めはしません。

しかも新陳代謝が高まり発汗が促される為 体内毒素が汗と共に流れ出し健康が維持できると同時に

ダイエットや美肌効果も得られ、さらに 保温効果が持続するので 「冷え症対策」にも効果大です。

現在メーカーさんでは、この「半身浴」が出来る形状の浴槽を標準採用しているところが多いです。
 
この様な形状ですと、一つのバスタブで、入浴スタイルをいくつも体感して頂く事が可能となります。

 

さらに、浴室内のリラクゼーションをアシストする機能品の搭載も数々が可能となります。

浴室内暖房は必須としても

浴室内乾燥システムを始め

ジェットバス・バブルバス

気泡浴・ミスト浴・酸素浴・

浴室テレビ・音響システム

ライティングシステムなどの

ヒーリング系機能アイテム

をビルトインする事がお好み

に合せて可能になります。




この様にシステムバスルームは そこに住む御家族がそこでどんな時間を過ごしたいかを明確化

させる事で、自分達だけのオリジナルの癒しの空間を造る事が可能となります。

ちなみに、我が家のバスルームには、ドライ(乾燥)&ミスト(湿式サウナ・暖房)、アクアソニック

(浴室音響システム)、浴室テレビの機能を搭載していまして 今ではどれも欠かす事が出来ない

アイテムとなっています。我が家の浴室コンセプトは「健康と時間はお金で買えません。」・・・です。
 
                                                                            Hoshino