本日は 内装仕上げについての"研究所”からの報告です。 こんばんは〜"KS−星の"です。

過去に数回御紹介して来ました「ブリティッシュ(英国風)・アンティーク」な空間創りを目指した

リフォーム現場の"K様邸"も 待ち焦がれていた"カーテン"が到着し ほぼ完成致しました。

キッチンから見た ダイニング&リビング〜「以前より奥行感が出たー」との "K様”の御評価


ここで 使用した 壁紙が "ローラ・アシュレイ”製、カーテンが "ウイリアム・モリス"柄

"Laura Ashley(ローラ アシュレイ)""William Morris(ウィリアム・モリス)"

このお二人は 実際現役で活躍した時代は違えど 現代でも英国を代表するファブリック系の

人気デザイナーブランド。そして、数ある作品の中から敢えて"コラボ"で共演させる御選択です。


ウィリアム・モリスに関しましては、過去Blog「"モダン・デザインの父”の展覧会を〜」でも御紹介

させて頂き、 その記事でこの現場の計画も書きました。 御興味のある方は もう一度みて下さい。

ローラ・アシュレイは 1953年映画「ローマの休日」に出演した 女優"オードリー・ヘップバーン"が

ヘッドスカーフを着用した事で このスタイルの世界的流行が生まれ 当時アシュレイ夫妻が生産を

始めていた ヴィクトリア朝スタイルのスカーフも人気を得て その後の大成功に繋がっています。

今回採用の"LAURA ASHLEY”壁紙は Printed wall Paper (プリンテッド ウォール ペーパー)

・・・・天然繊維を使用した紙壁紙の中から "ヴィットリオ”を御選択されていました。






台形出窓のカーテンBOXは サンメントのエレガンスモールを 緻密な計算の基大工さん現場加工

出来上がると 何でも無いようですが この部分は相当"H建築”さん(自身の設計)を悩ましました。

カーテンレールも 内装職人さんが この台形の角度に併せて"ベンダー”を使用し曲げて作りました。

お互い共 とても繊細(デリケート)な仕事で、誰もが成せる業(ワザ)では無いでしょう。


こちらの掃出しサッシ用は 天井部分から カーテンBOXを作りました。


下から見上げると こんな感じです。 もちろん、ここにもサンメントのエレガンス


この"ウィリアム・モリス"柄のカーテンは 「川島織物セルコン」製 "filo(フィーロ)"コレクション

の中からチョイス・・・"filo"のコンセプトは、「時間をかけた技術を経糸(たていと)に、 こだわり

の美意識を緯糸(よこいと)に織り 最高級ファブリックスコレクション」・・・との事です。

「時間をかけた伝統美」・・・正に"K様"の目指した"CLASSICAL"テイストの仕上げには最適です。





川島織物セルコン

Morris Design Studio

FF2115−2118 G

"ハニーサクル&チューリップ"













西洋の伝統美をいまに甦らせる〜緻密なジャガード織のカーテンには プリントでは

決して表現する事のできない"風合い”と "気品高い美しさ”に 満ち溢れています。
  

"K様"邸は 年間いくつも無い 当社の直請けの大型リフォームでしたが、 震災の影響で 

他の現場が思い通りに進捗しなかった事も有り みっちりと この現場に精力を傾ける事が

出来ました。おかげで、インテリアや装飾についても 新しく多くの事を 学びました。

生きている間は、 「日々是精進」〜人は死ぬまで 勉強ですね。 

しかしながら、何度も言うようですが "星の"の本業は キッチンの販売業なのですよ。   

 

この現場では もう少しだけ 仕事が残っています・・・・・・・・

                                                      Hoshino