本日は2×4工法の住宅について勉強してみましょう。

こんばんは、”KS-星の”です。

以前に当Blogで”掟破りの輸入キッチン”で御紹介した K様邸御新築現場です。

K様邸は本格的な輸入住宅で、”建築マネージャー” I 氏の下で 我々業者はユーザー様

と個別に直接お取引をする” CM方式”にて御契約させて頂き 現場を進めていきます。

”CM”(コンストラクション・マネジメント)・・ 欧米で多く採用されている 直営分離発注方式
 


輸入住宅だけに 欧米では スタンダードの”2×4”(ウッドフレーム)工法で建てられています。

キッチンとバスルームの間仕切り壁 この現場の柱ピッチは「407mm」です。
 
”2×4”工法とは・・・木造枠組壁工法 の事で耐力壁と剛床を強固に一体化した工法です。

主として使用する構造材のサイズが 規格品(ディメンション・ランバー)の2インチ×4インチ 

のKD材(乾燥材)を多く使用することから”2×4”(ツーバイフォー)工法と呼ばれています。

国産木造住宅の多くが、尺間の割り付けで柱を立て 柱と筋交いで建物を支える”軸組み工法”

ですが この”2×4”工法 輸入住宅に於いては、基本的にモジュールは「フィートサイズ 」となり

構造上 必要箇所には、”2×6”、”2×8”、”2×10”サイズの物が下地に入り構造用合板を

直接打ち付けて耐力壁を作ります。こうして出来た壁面自体を構造用耐力壁とする工法なのです。

















通常の1インチは 25.4mmですので 2インチは50.8mm 4インチは101.6mmになりますが

KD材は 木材の乾燥による収縮を考慮した寸法となりますので、ここで言う”2インチ”は呼称で

実際には、”2インチ”は「1 1/2インチ」(約38mm)、”4インチ”は 「3 1/2インチ」(約89mm)と

言う事になります。使用材料はS・P・F(スプルース・パイン・ファー)で、柱間隔(ピッチ)が407mm。

少しややこしいですが この寸法を 頭に入れておかないと 現場にマッチするプランは出来ません。


(完成後)
壁付け I型2570mmプランの”オープンキッチン” ビルトイン食洗機はMiele(ミーレ)社を採用
 

手前に見えるのは、配膳台を兼ねた 家電収納。  ガラス扉の中にダウンライトを埋込んでます。













キッチンカウンター+シンクはヤマハ製、こだわりのグースネック水栓+アルカリイオン整水器



     家電収納→









こちらは、現場にて造り込み洗面化粧台、天板は大理石、壁面立上り部分は輸入タイル施工


奥に見えるのは 浴室。 洗面ボウルや水栓も輸入品です。(こちらは 御支給品を取付ました。)












浴室はTOTO製  システムバスルーム ”スプリノ”1721サイズ  暖房換気扇付き


1Fレストルームは タンクレス ハイブリットAH1+手洗いセレクトシリーズのベッセルタイプ


2Fレストルーム+洗面化粧台 2F洗面は実用性優先して TOTO製オクターブ 900プラン


2Fレストルームは TOTO製ピュアレストQR+S1. 洗面化粧台の壁クリアランスはほぼ”0”です。












こちらが 外構工事前の建物外観

実際に海外での生活経験のあるオーナーさんが選択した 本物のこだわり輸入住宅の完成です。
 
K様へ・・・

完成引渡し時には 大変結構な手土産迄 頂戴いたしまして有難うございました。

家族の想いが一杯詰まったお家で 末永く快適にお暮らし願うことをお祈りいたします。



    洗面天板は8角形の開口です。
  
    排水金具は少し苦労しました。

                                         hoshino