日々暖かくなり今年の春もすぐそこまでやって来ましたね~こんばんはー"KS-星の"です。

本日御紹介するのは、某マンション現場 バスルーム取替工事です。

既設のユニットバスルームは1216サイズのタイルパネル仕様でした。
 

このお部屋のバスルームの天井はH250×D285mm梁逃げ加工が施されていました。

既設UB梁逃げ天井

マンションバスルームの現調時には必ず天井点検口を開けて天井裏の構造を確認します。

稀にハリボテや大幅にサバを読んだ梁欠加工がなされていたりするケースも有ります。
天井裏測長①天井裏測長②













換気扇が二室換気になっていたり、配管や配線がバスルーム天井上を走っていたりもします。













そして、既設ユニットバスルームの解体撤去が始まりました。

既設UB解体

これがRC構造の梁です。基本的に梁のサイズ(縦×横)は階層により違うと思ってよいでしょう。

高層階は小さく、低層階になるほど大きくなります~ちなみにこの現場は2Fでした。

撤去後梁         

既設バスルームを撤去するとほぼ予測通りのサイズの梁が現れました。                                                                     




UB撤去後には給水給湯管及び排水管設備を新設用の所定の位置に配管しました。


 新設予定したのは トクラス(株)製 マンションリフォーム用「VITAR」

 このメーカーの梁逃げ加工は初めてだったので、予め調査済の情報を基に

  天井・壁パネル・レールなど加工が必要な物の寸法を割出し作図しました。

*↑サムネイルをクリックすると参考図面が御確認いただけます。


今回の現場は、精密な作業をするには狭隘スペースだったので当社の倉庫で加工しました。

パネル・天井は梁サイズ+作業必要寸法のクリアランスを割出し、切断・穴開等の加工をしました。

洗い場側・浴槽側の防水パンまで設置して、一日目の作業を終えました。

翌日は壁パネルの組み立てからスタート~初物も難なくこなすHGの『まっちゃん』

梁逃げ対応現地加工部材もきっちっと納まったようですね。


天井も乗っかり、あとは内装品取付けて仕上がりですね。

今回の仕様は“カウンター側(長辺側)梁逃げ対応”となり、カタログでの注意事項として

①シャワーフックの取付位置は標準位置からの変更となります。

②サウンドシャワー(浴室音響システム)との組合せは出来ません。・・・と有りますが、

ちょっと工夫すれば(発注時指定要)、スピーカーは正規位置では有りませんが取付可能でした。

浴室換気暖房乾燥機(電源は専用回路が必要)も取付、ランドリーパイプは2本設置しました。

そして「VITAR」は、トクラスさん御自慢の人造大理石うつくし浴槽「スターク」(標準搭載)

立面角度を起こすことで側面の長さを確保した「業界最大クラス」のひろびろサイズでゆったり、

リラックスした姿勢で入浴出来る“くつろぎ曲線”デザインやラクな姿勢で入浴可能にする

“アームレスト”が標準装備となっている 入り心地良さを追求した「ブロッコバスタブ」~

その他、「高断熱浴槽」、床の冷たさや堅さを解消する新開発「やわらぐフロア」なども標準仕様で

コストパフォーマンスの良い商品だと思います。

但し、もう少し対応サイズバリエーションを増やして欲しい(1218・1318・1416/1014など)

それから、洗面置きカウンター仕様などの品揃えも欲しいところですネ。 Hoshino