昨日の休日は 四日市の街なか平野部では"大四日市まつり"で賑わっていましたが

この処の猛暑中の多忙で疲労困憊していた身体で「お祭り騒ぎ」に参加する気力も体力も無く

敢えてその喧騒から逃れ 義母も誘って 近場の温泉で日帰り入浴とランチして来ましたー。

という訳で 昨日は一日中完全にオフモードで過ごしました。こんばんはー"KS-星の"です。

行って来たのは、明治44年創業で歴史と伝統が息づく老舗旅館"寿亭"さんです。

 

この由緒ある老舗旅館は 皇族をはじめ文人貴人にも愛されて来ました。

中でも、文豪 志賀直哉の短編小説『菰野』に出てくる老舗旅館がこの"寿亭"です。

志賀直哉は、実際にこの旅館の「松仙閣」に逗留してこの『菰野』を執筆したそうです。

そして、その小説の中に何度も登場する名物女将が当時の女将「葛谷寿子」さんとの事

この女将さんは接客応接は基より 部屋のお花やお茶、歌も詠み、達筆な 賢人だったそうです。
 


そして、こちらが昭和4年に建てられた別館「水雲閣」~文化庁登録有形文化財にも指定です。

昭和初期の佇まいそのままに~大きな窓から眺める御在所の風景と川のせせらぎを楽しめます。

かつてはここに、文人や皇族の方などの要人が宿泊されたそうですが、現在は見学のみです。
 
滋賀の石山寺と同寸で作られた火灯窓をはじめ、樹齢百年を超す樹木から伐り出した梁を

使用し当時の現代風建築法を随所に取り入れた間取りとなっています。

中でも大変珍しいのが、「水雲閣」の大きな窓に使われている 透明な"大正硝子(ガラス)"

このガラスは当時の板ガラスの製法であった「コルバーン製法」で作られています。

当時ガラスを作る為に大型設備と高度な技術が必要であり、すべて受注生産の高級品でした。

現在の製造方式は大半が「フロート方式」で「コルバーン方式」で作られ現存するものは非常に

貴重なものとなっているそうです。「コルバーン方式」では溶けたガラスの冷却工程を長くとって

いる為 柔らかく粘りのある透明板硝子を作ることが出来たそうです。

この硝子を通して眺めてみる “御在所岳”は又 趣も変わって楽しむ事が出来ました。

 
現在(平成23年7月1日~8月31日)は四日市の伝統工芸『日永うちわ』の内覧が催されてます。

『日永うちわ』は江戸時代には 東海道日永宿でお伊勢参りの土産品として全国的に有名でした。

300年伝わる四日市の伝統工芸ですが、現在製造しているのは「稲藤」さん一軒だけなのですね。

 

そして、このお部屋(お食事処)でミニ会席のランチを頂きました。

ここからは、山頂に登る“ロープウェイ”が眺める事が出来ます。
 

これが ミニ会席(¥3,150) お刺身、天麩羅、小鉢、お鍋etc・・・どれも丁寧に料理され美味しい

但し、いつもの様に“茶碗蒸し”だけは個人的事情の為NG---“Yu”に手伝ってもらいました。


ランチ後は¥500で温泉入浴できます。雄大な自然に囲まれた“露天風呂"で汗を流した後は

ロビーにある歴史を感ずるアンティークなソファでゆっくりと寛いで 温泉を後にしました。 
 

昭和初期に建てられた『渓声閣』~ここには 昭和の風情をそのまま活かした貸切風呂が有ります。
 

たまには 近場の温泉でゆっくりするのも良いものですね。   Hoshino