"キッチン”から始めよう 我が家の幸せ計画!”

さすらいの中年キッチンスペシャリスト“星の”が綴るお仕事の期になる話題とお出かけの記録

タグ:キッチン

やはり今年も師走は慌ただしく過ぎてゆきます。こんにちはー"KS-星の"です。

本日は現在工事中のキッチン取付現場からのレポートをお送りします。

今回この現場に納入させて頂きますのは、クリナップ製 S.S. 2550I型 LUMINOUSシリーズ

多くのキッチンキャビネットは、パーティクルボード、MDF、化粧合板などの木製で構成されてます

が、この商品はキャビネット構造部(側板・背板・底板共)すべてがステンレスで製作されています。
 

しかも、採用しているのは高級ステンレス素材の「18-8ステンレス(SUS304)」です。

ステンレス(stainless)は、鉄を主成分にクロム(Cr)とニッケル(Ni)などを添加してできた合金です。

中でも「18-8ステンレス」とは、鉄に添加される割合がCr-18%、Ni-8%以上のステンレス素材で

添加された"Cr"が表面に薄い酸化皮膜をつくり、その皮膜は剥がれても再生する特徴が有ります。

しかも"Ni”を添加した為に堅牢な素材となり、錆びにくく耐蝕性、耐久性が優れたSUSとなります。

さらに、ステンレスは一般的にリサイクル率が高く 80%以上が回収されリサイクルされるエコロジー

素材です。したがって、キッチンとしての働きを終えた後も、形を変え再利用される事になります。
 
そして、こちらの現場はカウンタートップも「18-8ステンレス」天板を採用しています。

一般的にキッチンカウンターに使用される素材の種類として、"ステンレス"の他に"人工大理石"、

"天然石(御影石)"、"メラミンポストフォーム"、"木製"、"タイル"などが有ります。

中でも昨今の住宅間取りに於いては、LDK一体化のオープンキッチンスタイルを望まれる方が多く

意匠性(インテリア性)の高い"人工大理石"のカウンターの採用率が高まっているのが現状です。

人工大理石は、アクリルやポリエステル樹脂を主成分とし無機物と混合して作られた素材に 顔料

で着色しますので多彩な色柄のものや石目調で高級感を演出できる素材として人気が高いですが、

樹脂の結晶体を融合して製作されている為、耐熱性や耐水性などはステンレスに劣る点も有ります。
 

もちろん、シンクも"ステンレス"・・・ このシンクはクリナップさんの「美・サイレント」シンクと称し、

独自のeコート(親水性セラミック特殊コーティング)が施され 水垢や油汚れなどのしつこい汚れも

スポンジに中性洗剤をつけて洗うだけで簡単に落とす事が可能な上に、 シンク底面だけでは無く

前面や側面にまで精神構造を広げサイレント性をさらに向上させています。
 

そして今回御採用頂いたのは"ルミナスシリーズ"といい 扉もステンレスの仕様となっています。

これでキャビネットを始めカウンタートップ、水のかかりやすいシンク前の幕板部、台輪引出収納部

(フロアコンテナ)迄のすべてがオールステンレス仕様の本格調理派志向のキッチンとなりました。

(注)・・施工中の為 扉の養生シートをめくる前の撮影となっています。
 
"ステンレス"は水分や臭いが染み込む事が無く、自身が錆びにくい事から食器や調理器具にも

多く使われるように衛生的で安全な素材な上に、日本の様に湿度の高い環境下に於いて過酷な

ヒートショックが日常的に与えられる調理現場に最適素材としてプロの厨房に採用されています。

またインテリア性に於いての"暖か味"は求める事が出来ませんが、磨き傷も年輪として考えれば

磨けばいつまでもその輝きを取り戻す事の出来る耐久性は魅力的な素材だと考えられます。

他の素材とは違い、磨きを加える度に風合に深みを増すステンレスには「キッチンを育てていく」

楽しみも有るかも知れませんね。
 
ちなみにレンジフードも"ステンレス"フェイスの御採用でした。   Hoshino

今年も又 鬱陶(うっとう)しい梅雨のシーズンがやってきました。

それにしても「鬱陶しい」とか 「憂鬱(ゆううつ)」とか「躁鬱 (そううつ)」で使う「鬱(うつ)」という漢字・・・

どんだけ大人になっても 未だに手書きでは書く事が出来ません。(何とか読む事は可能ですが・・・)

こんばんは~さすらいの中年キッチンスペシャリスト"KS-星の"です。

本日は、以前 見学に訪問した"Nobilia(ノビリア)"さんの ショールームからの報告です。

ここが ショールーム~岐阜県六条南3丁目の旧R21号線沿いに有ります。

御本家はドイツに有る"nobilia"というキッチンメーカーですが、日本のみ"Nobiria"(Nが大文字)

というブランドで (株)ヤマゼンさんが 世界で唯一独自に製造し販売する認可頂いているそうです。

扉材などの資材は ドイツの御本家から 直輸入し国内の工場で 加工、組立をしているそうなので

純粋な"輸入キッチン”という訳では 無いのですね~この事実は、ここへ来て 初めて知りました。



まず2Fに上がると、 こんなキッチンと御対面 天然木のウォールナット扉の135°曲げ2回ライン

吊戸棚、アイランド調理台の扉には ガラス細工の施し(ステンドグラス)が有りました。
  


アイランド部分には、蒸気排出ユニット付家電収納とゴミ箱ワゴンがビルトインされてます。

 

純白の塗装扉にアール形状のキャビネットとカウンタートップ  Barの様な雰囲気を醸し出してます。

キッチンのキャビネットの木工と人造大理石トップ加工は 自社工場の職人が手作業で行います。 
 

キッチンとサニタリー部分を ガラスパーティーションで仕切る新しい空間提案の展示も有りました。
 

すこし "和”のテイストを感じるキッチンも有りました。
 


L型キッチン+ ダイニングカウンターの付いたアイランドにはパーティーシンクが有ります。

ワークトップは ノビリアさんオリジナルの表層メラミン(厚さ2.5mm)が使用されていました。

このメラミンは 耐熱性 250℃、衝撃性、耐水性、耐摩耗性に優れ お掃除も簡単との事です。
 

この他にも 数基のシステムキッチンの展示が有り 眺めているだけで 充分に楽しめます。

また、扉蝶番、引出レールのディテイル、収納パーツやトレーなどのパーツなども今後の

キッチン造りの提案に参考になるものが 沢山有りました。


ここで システムキッチンのモジュール(Module )に付いても 考えさせる事が有りました。

御存じの様に" システムキッチン”というのは和製英語で 海外では 主に"ビルトインが可能な

キッチン"という意味合いの言葉で呼ばれている事が多いのです。従って キッチン構成部材は

システムキッチン発祥の地~ ドイツの"DIN規格”が基準となり制定されている" ISO規格”

に準じて製造をしているメーカーが殆ど、パーツやビルトイン機器は供用出来る物が多いのです。

しかしながら 現在日本の国産キッチンメーカーの構成部材のモジュールは 尺貫法を原点とした

1尺に近い300mm、あるいはその半分の150mmが 基準とされ構成部材は製造して来ました。

この単位は 家具のモジュールの世界的標準(global standard)は 国際標準化機構(ISO)

の基本モジュール1M=100mmとは 整合しておらず 日本独自のものとなっています。

もちろん、"Nobilia"さんのキッチンは 世界標準に合わせての ISO100mmが基準モジュール、

さらに加えて、ドイツで発案された伝統の"32(サーティーツー)システム"を採用しています。

32という数字は、2進法(2×2×2×2×2)で 辿り着く数で 分割が容易に出来る利点が有ります。

そして、ヒンジ、ハンドル、材料のボーリングピッチ(穴の間隔)、材料の厚み(板材16mm等)迄の

すべての規格を"32システム”で 統一する事で20年、30年お使いのユーザー様にもパーツ等の

取替によるリニューアルのみで 既存キッチンを使い続けて 頂く事が出来るシステムなのです。

国で規格を統一する事は 他社製部品を取付たり、機能品をビルトインする事が 容易なりますね。

それに引替え国産メーカーは 独自路線のクローズド商品の開発に傾倒しているような気がします。


「祖母から母、そして娘へと永く愛され続けていく・・」 国をあげて環境問題に

取り組んでいるドイツだからこそ生まれたこの風習に、ノビリアは30年以上も

前から賛同しています。~ノビリアキッチン カタログより


この精神が 本当の"エコな精神”だと思いますが 未だに誰かの事情により"スクラップ&ビルド"

を繰り返さねばならない 我が国の建築業界には 少し耳が痛い話ですね。


写真真ん中の扉は 実際30年以上使用された扉だそうです。(同じ物の製作は現在困難らしいです)

いつまでも飽きの来ない トラディッショナル(伝統的)なデザインでカッコイイ~!と思いませんか?

 

その他にも 国産メーカーには品揃えの無い 個性的な扉デザインが豊富にあります。
 


RECO(リコ)Styleキッチン(Reduce、Repair、Recycle、Reuse)の4Rエコロジーキッチン

Alder(アルダー)材に オスモ塗装を施した エコ的なキッチンの展示も有りました。
 

キッチン販売業に携わる方は このショールームは 一度訪れる価値が有りますよ。

                                                      Hoshino

上村愛子さん(Boom Boom Pow)の4位入賞にはドラマを感じました。今晩はKS-星のです。

本日は、以前させて頂いた キッチンのプチリフォームのご紹介です。

① H様邸  電子レンジ付ガスオーブン一体型→パールクリスタルトップコンロ+下部収納へ

電子レンジ付オーブン故障の為 使用されていませんでした。 今回ビルトインコンロの調子が

悪くなったので 思い切って 下部を収納にして 頂きました。











使用機器は リンナイ製 My Tone+ W7シリーズ+専用キャビネット

パールクリスタルのミントグリーンと 前面パネルのシェルホワイトは クリア感が

あって とても綺麗で感じいいです。(工事所要時間 2時間程度 ガス配管替込)











②S様邸 食器洗い乾燥機の増設(後付け)

建売購入の御施主様、 既設キッチンには 食器洗い乾燥機が 付いていませんでした。

キッチンのシンクキャビネットの扉外して  給湯、排水分岐工事(シンク下設置キット要)

を行い キャビネット内にビルトイン!













使用機器は パナソニック製 パワー除菌ミスト付 M1シリーズ 45cm/コンパクトタイプ

奥様の夢だった ビルトイン食洗を 増設出来ました。 食器の手洗い  サヨナラ~ico2
(工事所要時間 1時間半程度  電気工事別で)----但し、設置可否条件はあります。












少額予算でもちょっとした工夫で 今までより随分 キッチンでの作業が楽しくなって

いただける ケースは沢山有ります。

一人で悩んだり諦めてしまう前に 一度 Hoshinoに相談してみてください。

きっと 御期待にそえる 御提案が出来ると思います。

但し、不可能な工事費用対効果の上がらない場合は 

ハッキリと御意見させていただきます。


                                                            Hoshino

毎度デ~す。 KS-”星の”です。

キッチンをプランを依頼された時 ”さり気無く” 収納部分を提案できなくては、

Pro-Coordinatorとは、言えません。


”さり気無さ” 加減が 実は 非常に難しいのです。

特に、我々男子が 売り子である場合 微妙なニュアンスで

提案が 押し売りと解釈されるケースが有ります。 仮に、スタート時点御理解不足のまま、

kao02「どうせ、必要なんだから 収納部分も見積しておこう。」と 安易にやってしまうと、

kao24「キッチンのプランしか依頼していないのに 何で この人 勝手に 収納部分迄見積とんの?

きっと、我が家に 高い物売りつける魂胆だわ~ いやらしいわ~。」って

















だから、あくまで 時間をかけ”さり気無く”スタートしなくてはなりません。

現在の お手持ちの収納の有無とサイズ、調理家電、冷蔵庫のサイズ及び配置等

を確認し、現在~将来に掛けて発生し得る 問題点を抽出しながら、効率の良い収納部の

必要性を時間をかけ訴えていかねば なりません。(Know-Howは 別の機会に・・・・)

kao04「その問題点を 解決すべく 一度御提案だけでも させて頂けませんか?」

kao06「じゃ、提案だけでも していただこうかしら。

と、この様にならないと イケマセン。

















でも、本当の戦いは これからです。 あれだけ訴えてきたのですから、 ユーザー様の

期待値ico7ico7だし、常に提案は ユーザーの想像以上な物を創っていけてこそ

RealなProだからです。

例え、そのプランが 御予算に合わなくても そこに現在の問題点を解決しようとする気が

入魂されていれば きっとユーザー様は 誠意を感じ 歩み寄ってきてくれます。




このプラン
少し
注意必要







振り返ると Hoshinoのプランは、入隅の収納が多いです。

コーナー家電や コーナーパントリーを 利用すると  収納効率、作業効率良く

プランが出来ます。 但し 開口部と換気フードの事も充分に配慮する必要は 有ります。



















かつて、ある意味でHoshinoの師匠(現在は消息不明の元この業界の大御所)が

「流しは 曲げにゃ~ 売上あがらん。」って豪語して 常にL型キッチンを

無理やくたプランしていた人がいました。

だから、その人もうこの辺りには いなくなってしまいました。(お元気ですか~!)

















HOSHINOは 無理には曲げません。”さり気無く”曲げます。

しかも、金額を上げる為のプランしません。自然に上がってしまった場合スミマセン。

いずれにしても、”押し売り”、”無理強い”は一切致しませんので 御安心を・・・・

最後に キッチンリフォーム現場を ご覧下され。(サムネイル画像をクリック!)
                                                                               




                                                                                                               Hoshino

新年になりましたが、昨年末のHoshinoのレンジフードの大掃除の模様を

披露させていただきます。 

ちなみに、我が家のレンジフードは 富士工業(株)製 MDR-951S(マントルフード) を

TOTO製 シェフステーションと 合体させた特注セットアップ品で Only One製品です。

2000年 9月から 使用開始で 今年で もう10年目を迎えようとしてます。(早いものです~)



①まずは 台輪部分より 仕込のステップを取り出します。    ② このように ステップになります。












③お掃除開始~                                                       ④整流板を外すとフィルターが・・












⑤フィルターを外すとシロッコファン本体が 現れます。  次々とパーツをばらしていきます。

   ちなみに 専用工具は一切いりません。 軍手着用の方が良いでしょう。 













⑥ばらすのは ここまでで                              ⑦デッキには 漬け置き用プラ舟を用意します。                                                      
                                                                       

    









⑧プラ舟に 水(出来れば高温水)に 洗剤を入れ15程度漬けおきます。                                                                                    先回は マジックリンを使用しました。(毎年いろいろ試します。)
                                                    
    










⑨油分が溶け出し 汚れが浮き出します。               ⑩パーツをひとつずつ 磨いていきます。
                                                   
                                                  
 










⑪整流板は スコッチブライト系でゴシゴシ                ピッカピカになりました。                                                 












⑫メインイベントは グリスフィルターの掃除です。 油まみれは 良く働いている証拠です。
   綺麗にして さし上げましょう。                                                               
                                                               
                                                    











パカッ! フィルターは二層式ですので 取手を外すと簡単にばれます。
   ここから、ゴシゴシと                                                
  
                                                                                                       
    











⑭パーツクリーナーでシューッー!!                             ⑮ホースでジェット水流攻撃                                         
                                                    

   










⑯向こうが透けて見えるぐらいがんばりましょう。












⑱もう一度 組付け直して  出来上がり                        部品は無くさない様 気をつけて
     
                                                         
      










⑳乾拭きして 一時間程度 乾かしてから 所定の位置に戻して
                                                         
                                                                  











完成----出来上がり   ピカピカでしょ              
           開始から完了まで 4時間程度かかりました。
           
                                                   
                                                                   











最後まで見ていただいた方ご苦労様でした。 マニアックでしょー!

これは、確実に 男の仕事だと思います。

キッチン販売するには まずは お手入れから 学ばなければ・・・・・・・・

                                                               ★のキッチン研究所より

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