昨夕 以前リフォームをさせて頂きましたユーザーの"K様"よりTEL頂き、昨日より開催されている

【豊本善隆ステンドグラス展】に K様邸
リフォーム後の写真が オーダーメイド・
ステンドグラスの使用参考例としてのパネル
が飾られているという情報を頂きました。
もともと、"K様"は 豊本先生の作品を敬愛し
岡山の湯原温泉近くの真庭市に有る工房迄
行った事が有るほどの大ファンでした。
初めて“K様”邸に御伺いした時には、既に数点
の作品が 手元に有ったと記憶しています。
リフォーム計画当時“星の”に頂いたテーマは、「ステンドグラスを生かした LDK空間にしてほしい。」
と言う“K様”の希望から始まり、構想に約3か月、工期約1.5か月をかけて改修工事を行いました。
この模様は過去記事「英国風アンティークなリフォームに~」、「キッチンの壁に“アールヌーボー調”
のタイル~」、「淑女のハートを射止めた“レストルーム~”」その他で御紹介した事のある現場です。
そして、会場で飾られていたパネルはこんな風でした。↓ ↓ ↓ 「ふりそそぐ光と暮らす~」
それはまさしく 私共でリフォームさせて頂いた現場の写真。左下写真には少しだけ“キッチン”も・・
リビングから南側出窓を写した写真もパネルとなり展示してありました~ステンドのスタンドランプ
これが工事中に撮影した 天井はめ込みの“ステンドグラス”~フリージア柄の中心に小鳥がいます。
このステンドグラスには昼間は天窓より自然光が差し込み、夜は照明でライトアップできるような仕組
になっていて、一日の内で そこに滞在する時間により 変化する表情を楽しめるようになっています。

これが K様邸に納入した“星の”オリジナルキッチン~この一部がパネルに掲載されていました。


これは完成時に写した南側の出窓~カーテンは“ウイリアム・モリス”、クロスは“ローラ・アシュレィ”

「豊本善隆ステンドグラス展」は10月28(金)~11月2日(水)まで開催されています。
美術画廊の中には、先生と娘さんの信子さん作品が 20点程有ったと思います。
本日は 豊本先生も信子先生も来場されてまして 色々お話を御伺いする事が出来ました。
興味深かったのは、もともと画家志望(先生の両親は画家です。)だった 豊本善隆先生が
ステンドグラスを目指したきっかけの件(くだり)に話が及んだ瞬間、それまで寡黙だった先生が、
単身海外渡航した若かりし日の想い出話を 優しい口調ながら熱く語ってくれたお話の内容でした。
会場内では この展覧会をプロデュースしている“伊藤さん(女性)”が一つ一つ作品を案内
して下さり、ステンドグラスの製法やデザインについての御説明をして頂けました。
ステンドグラスの著名な作家さんは日本人ではとても珍しいと思いますが、豊本先生の作品は
トップにある案内ハガキの写真のランプに施されている様に、カットされたガラスの組合せで
絵をかたち作る一般的な製法に加え、ガラスに直接繊細な絵が描かれているのが特徴です。
写真はすべて画廊の外のショーウインドウ内のものを掲載しています。実際には繊細な絵付品は
画廊内の展示スペースに有るものを 真近で御覧にならないと本当の良さは伝わらないと思います。
「直線的なカットガラスと精密な設計により生み出される光の造形」を是非御覧になって下さい。
Hoshino

英国のボールドウィン氏に学んだ繊細な絵付が少しだけ伝わるかな?