先週末から3連休の方も多かった事でしょう、いよいよ 行楽シーズン到来ですネ!

ところが 今日はお仕事の話です。こんばんは “KS-星の”でございます。

K様邸では 以前より “洗面化粧台”の取替を 御検討されていました。

メーカーさんのショールームは散々見て廻りましたが、現行品では どうも K様邸のテイストに

合うものが 見つかりません。そこで、今回は 一部メーカー純正の既製商品を利用しながら

“KS-星の”中学同級生のO洋家具製作所さんとタイアップして オリジナル洗面を製作する事に。

 

K様邸の目指している インテリアテイストは “クラシカル&エレガント”です。

本物のアンティーク家具や調度品などが お好みで 部屋の所々に配置されています。

現在 メーカーさんの商品群は ほぼすべてが シンプル・モダン系やカジュアル系が主流の為~

とてもK様邸の目指すインテリアにマッチする商品を選択する事が出来ませんでした。












そこで、扉を無垢(タモ)の突板四方框組で製作、お好みの色で塗装をし取付する事にしました。

把手(とって)はハンドルでは無く 框を際立たせるよう あえてツマミ(古代色)を選定。

 











こうして 試行錯誤の結果 納入指定日(来客予定前日)にギリギリ何とか 出来上がりました。

天然素材を使用していますので 特徴を生かすべく  自然な木目を強調する板取としました。


 
こちらが 既設洗面化粧台です。今回取替の目的は 洗面化粧台の高さが低くて使用しにくい事

洗面所の収納を効率良く増やす事です。既設は家具調でK様邸インテリアには ピッタリきてます。

既設洗面化粧台に機能で勝るのは当たり前で 存在感で負けては交換する意味合いが有りません。
 

そして 取替の当日・・・既設洗面化粧台を撤去しました。

カウンタートップを裏返してみると、平成二年6月30日と製造年月日が記されていました。

約二十年間のお勤めご苦労様でした。後は 当社オリジナル洗面化粧台にお任せ下さい。

 










撤去後の模様・・今回化粧鏡は交換しません。             新設取付の模様

 

 









そして・・・・ ほぼ完成(狭いスペースでの撮影には いつも苦労しますね・・・)

キャビネットはオールスライドを採用し効率の良い 分割式引出収納となりました。
 


洗面カウンターはボールを片側に寄せ作業用の広いスペースを設けたC社の既製品。

ボウルとカウンターは一体成形でお手入れ簡単な上に 透明感と深みのある 新素材。

変色しにくい上に、衝撃にも強いのでキズがつきにくく 高品質のアクリル系素材なので

天然石の水晶のような美しさがいつまでも保たつ事が出来ます。(アクリストンクオーツ)

どこのメーカーさんの 何と言う商品がベースになっているか 解った人は 合格です。




内装工事の伴わない設備器具の取替の際は ユーザー様の目指すインテリア趣向に合わせて

新品だけど 新品らしくない あたかも以前からあったような さり気ない雰囲気を醸し出す工夫も

時には 必要となるのですよ。 それが 仮に“掟破り”になったとしても・・・・・
          



 









                                                    ↑↑
こんな 本物のアンティーク家具がある お宅ですので・・





この完成品は 当日迄 K様のお目にかける事は 有りませんでした。 施工後 収まった商品を見て

K様からは 「ありがとう!期待以上の120点の出来だわ~」とお褒めのお言葉を頂けましたが

“星の”の自分なり評価は “70点”の合格点ギリギリです~まだまだ 精進が必要ですね。

K様からは、引き続き “キッチン”と“トイレ”の改修工事の御依頼を頂きました。(オーダーメイドで・・)

                                                                            Hoshino