“ビルトイン浄水器”～飲料水について少し考えてみましょう。 : "キッチン”から始めよう我が家の幸せ計画！”

本日は台風１２号の影響が心配でしたので一日中社内にて事務処理してました。

水廻り商品の販売がお仕事の中年キッチンスペシャリスト“ＫＳ－星の”です。

最近読んでいる本がこれ→

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椎名誠さん著の「水惑星の旅」

辺境地も含め世界中を旅する著者が

現在に於ける世界の水環境の実情をルポ

我々人類とは切っても切れない“水”について

の話題を様々な角度から紹介しています。

水に関る商売をしている人は“必読書”ですね。

我々が住む「地球」は “水の惑星”と呼ばれ水は無尽蔵に有るように思われがちですが

人間が利用できる水(淡水)は水全体の僅か２．５％に過ぎず、しかしこの中には氷河や

地下水なども含まれており実際に利用できる水は水全体の０．０１％と言われています。

そして、人間の身体の７０％、脳に至っては９０％が水で出来ているとも言われます。

しかし、実際安全な飲料水を利用できない人口は１１億人もいて、基本的な衛生施設(トイレ)で

水利用のし尿処理が出来ない人口は２６億人でこれは世界人口の約４２％に当たります。

日本の様に水道水がそのまま飲用できる国は世界１９５か国中僅かに１１か国に過ぎません。

その中でも国民“皆水道”で蛇口から安全に処理された“軟水”が何時でも取り出す事が出来

その飲料出来る水で“トイレ”を流し、洗濯をし、入浴もしているのはおそらく我が国だけでしょう。

何事も安全で利便性の良い我が国で生活させて頂いている事に感謝しつつも “平和ボケ”の為

国際情勢の変化に鈍感になってしまってはいないか考えさせられる事も有ります。

実際に国際的には“水”は枯渇燃料などと同じ資源扱いでいずれ訪れる“水飢饉”の危惧により

水利権闘争～“水戦争”が起こったり、大きな“ウォータービジネス(・・・水商売では有りません。）”

が展開されつつあります。・・・・たまにはワールドワイドに物事を考え無ければなりませんね。

前置きが長くなりましたがそろそろ本日の本題に入ります～こちらは身近な話題です。

最近キッチンのビルトイン浄水器の御問合せが多くなっています。

これは今回の震災における原発からの放射能漏れによる“汚染水”の話題の報道が多い為

放射性物質の除染や軽減を期待してと考えられますが、我々の取扱う家庭用の浄水器は

現時点では、放射性物質の除去能力の性能確認の評価は出来ているものは有りません。

と言うよりも、放射性物質の除去に関する試験や評価方法が確立されていないのが実情です。

「これを付けると放射能除染出来ます。」的な悪徳商法も始まっている様ですので気をつけましょう。

先にも述べましたが日本の水道水は世界に類を見ない程高レベルで安全な水であると言えます。

そして、さらなる安全化を求め消毒の為過剰な“塩素”を添加しています。この塩素消毒により

水に寄生する細菌の繁殖を抑え水を媒体とする伝染病は根絶されたと言っても良いでしょう。

しかし、この塩素が水に溶けている他の物質と結びつくと別の化合物ができて「カルキ臭」が発生

します。又、水中の有機物と塩素が反応して、発がん性物質の「トリハロメタン」が発生します。

これらをフィルターで除去出来るとるものが我々の販売している“浄水器”と言う事なのです。

そして、フィルターは年１回の取替が必要となります。(厚生省指導により業界団体にて定めたもの)

その為交換用カートリッジは一年間は水道水を浄水できる仕様で設計されています。

使用中のカートリッジの中には消毒用塩素を取り除いた水が残りますので、寿命以上使用すると

消毒効果が無くなり細菌の繁殖がしやすい場所となり悪影響を及ぼす可能性が有ります。

これはアルカリイオン整水器・・家庭用医療機器（胃腸症状改善の為の飲用アルカリ性電解水生成）