先週の日曜日の午後に 津市の四天王会館に OPENしたCafe“tayu-tau”に行って来ました。

最近はめっきりノスタルジーに浸る時を心地良く感じる今日この頃~こんばんはー“KS-星の”です。
 

“tayu-tau”さんは四天王会館の閉園した幼稚園だった一室をCafeにリノベーションされました。

元の懐古的な雰囲気をそのまま残しながら、オーナーさんのお気に入りと思われる骨董調度品の

数々をうまく配置して、「好き」をイメージした手作り感の伝わってくるインテリアとなっていました。

先日の“ことばのはおと”さんは、親戚のおばあちゃんの家に訪れたような懐かしさを感じましたが、

ここでは昔通った小学校の教室の懐かしい気配を感じました。図書カードを入れるような小引出し

が並んでいるし、興味をそそるような本が揃っていて図書館の佇まい、或いは、ピアノが置いてある

し、緞帳のようなカーテンがかかっていて音楽室のようにも感じられる空間演出がされていました。



「暮らしの手帖」が創刊号より揃えられていました。            机や椅子も不揃いなリユース品。














FOOD①~野菜プレート ・・・ひとつひとつの野菜にオーナーさんの愛情をしっかり感じる事

が出来る逸品でした。木製プレートには 調理された野菜類にブラックオリーブを散りばめて

“土”をイメージさせる演出が施されていました。帰り際には、お皿にのっていたまぁるいパンを

買って帰りたかったのですが、(これまたアンティークな)ショーケースの中にはありませんでした。

テイクアウト用には販売していないのか、本日はもう売り切れだったのかは定かでは有りません。


FOOD②~前菜・・・玉ねぎのタルトと自家製黒胡麻ドレッシングのサラダ

木製プレートや木片に焼印を押しただけの箸置きからも、手作り感が伝わってきます。
 


FOOD③~ハンバーグ 和風ソース ・・・お箸で切ると中から肉汁がジュワーと溢れ出て来ました。

不確かな印象の白いお皿が、丁寧に手作りされた料理にとてもよく馴染んでいます。この陶器の

食器類は、オーナーさんのお気に入りの陶芸作家さんにご依頼されたものだそうです。

 

食後に“tayu-tauブレンド”(長野・天保堂珈琲豆仕様)、 Yuは“ほうじ茶ミルク”を頂きました。













1970年代初頭に出版された「暮らしの手帖」を何冊かお借りして席で目を通していましたが、

とても保存状態が良く、表紙の挿し絵や記事の写真も色彩が鮮やかなままでした。

当時のライフスタイルのトレンドを振り返るツールとしてのクオリティの高さを再認識しました。
 

トイレの個室には、他ではあまりお目にかからない、腰掛スペースの様な台が有りました。

小さなお子様用に おむつ替えスペースとして、オーナーさんが配慮されたものでしょうか? 

  

鉄筋コンクリート造3階建ての1階部分に有り、現在では使用する事の少ない鋼製の窓サッシは

そのまま利用されていまして、それだけでレトロ感を充分に感じさせてくれます。

   

帰り際に、「とても居心地が良かったです。」と正直に言うと、オーナーさん御夫婦が二人並んで

満面の笑顔を見せてくれました。もう一つ正直な気持ちを話せるとすれば、出来るだけ長く続けて、

我々がたまに訪れた時にも そのまま変わらずに そこに有って、優しく迎えて欲しいという事。

津の街の人々に暖かく受け入れられながら・・・・・。        
















四天王会館2Fには "ノビ文具店"さんも有ります。・・・ここも 又紹介したいお店です。

                                                                                    Hoshino