またもや御無沙汰の投稿となってしまいました~こんばんはー“KS-星の”です。

今回ご紹介する現場は、以前当Blogでご紹介した【淑女のハートを射止めたレストルーム・・・

【ステンドグラス作家の先生とコラボした“レストルーム”が完成】のさらなる進化工事の模様です。


改修後の この“レストルーム”は、K様にとって、とてもお気に入りのスペースとなったのですが、

心残りとなっていた部分が一つ有りました。それは装飾用内窓にはめ込んだ“豊本義雄”先生作

ステンドグラスのアーチ状半円部分に自然光が入らないという点でした。


そもそも窓サッシは既設をそのまま利用していますので、アーチ状半円部分は壁となっています。

そして、この部分の上部にはLEDライン照明を埋め込む形でステンドグラスを照らす構造でした。


今回はこの部分の内外壁を新規開口して、特注サイズのFIX窓を取り付ける事にしました。

簡単な様に思われるかもしれませんが、工事内容の計画~サッシサイズを決定する採寸~

内壁より外壁への開口墨だし~内外壁の精密な解体作業とかなり綿密な打合せを要しました。


そしてFIX窓サッシ取付完了~何とか外観上の違和感も最小限に抑える事が出来たと思います。

サッシ廻りはコーキング施工と後日板金工事で水仕舞いも心配ない処理を施しました。


施工後 内装は全く違和感有りません。


最後にアーチ状半円部分のステンドグラスをはめ込んで工事完了です。

(但し、この写真は仕込みのLEDライン照明を点灯しています。)

 

こちらはレストルーム主照明のブラケットのみ点灯してステンドグラスは夕方の自然光のみです。

最初の写真(ビフォアー)と見比べてみると、ステンドグラスの表情の違いが良く解りますね。


最後に日の暮れた夜の室内照明全灯の写真です。

一日のうちに時間帯や天候で様々に表情を変化させる素敵な“レストルーム”が完成しました。


実は今回の工事は前回の改修工事時点でも検討した項目の一つでしたが、“費用対効果”的に

却下された内容でした。しかし、完成後の姿を見ると最初からやるべきだったなーと実感しました。

その時に再検討し、もう一押し出来なかった事を今は深く反省しています。   Hoshino