"キッチン”から始めよう 我が家の幸せ計画!”

さすらいの中年キッチンスペシャリスト“星の”が綴るお仕事の期になる話題とお出かけの記録

天候不順続きだった今年の夏が終わろうとしていますね~こんばんはー"KS-星の"です。

本日ご紹介する現場は、築14年を経過した"星の"邸自宅の玄関ドアのリペア(補修)工事です。

玄関ドアは訪問客様を一番最初にお出迎えする為、その家の"第一印象"となる事が多いです。


新築当時いろんなメーカーの商品を見ましたが最終的には ピアノづくりで培った木工・塗装技術

に長けたヤマハリビングテック(現 トクラス)さんの木質玄関ドア Regard(リガード)Ⅱにしました。

当時のカタログ~木質ドアの美学・繊細で上品なデザイン・洗練された・・・とか表現が上手かった。

但し、数年後ヤマハさんは玄関ドアを始めとする建材部門から撤退されました。(残念です・・・)


リガードⅡ(もちろんこの商品も既に廃番です。)は、芯材には無垢の集成材と特殊断熱材を

結合したものを使用して、金属+樹脂の強化シートの上に木目をリアルに再現した樹脂製の

オリジナル化粧板を表現層とした 反りに強く断熱性能の高い複合素材構成ドアとなっています。


但し、ドア鏡板に施してある框組風デザインの化粧額縁は木製の塗装品となっています。

当時の資料を見てみると、この部分には塗膜5年間保障付のスーパー塗装が採用されています。

今回はこの化粧額縁数カ所の木部塗装が剥離して来たのでリペアメンテナンスの依頼をしました。


この時点で14年を経過していますので、当然保証期間外の有償メンテナンスという事になります。

※余談では有りますが、何事も保証期間については把握しておくと良いですね。














まずは塗装箇所以外の部分に養生をします。


途中の作業風景は撮影していませんが、かなり長時間の間サンドペーパーとコンパウンドを併用

して研磨~水洗い~吹付塗装と手塗りで仕上げて頂きました。(所要時間約6時間程度)













~という工程を経て、工事完了後はこんな感じです。

流石に新築当時の色艶の復元とまではいきませんが、まぁまぁ満足いく仕上がりとなりました。


この写真は塗装完了直後のものですが、時間の経過と共に色はもう少し落ち着きました。














リペア後の玄関ドアさんへ~

もうすぐ15年目に突入ですが、これからも末永くゲストのお出迎えを宜しくお願い致しますね。


これは別の現場でリペアを御願いした時の模様~コンパウンドは3MのPERFECTPROでした。














リペア職人さんには、几帳面な性格に加え"根気と執念”が必要ですね。  Hoshino



またもや御無沙汰の投稿となってしまいました~こんばんはー“KS-星の”です。

今回ご紹介する現場は、以前当Blogでご紹介した【淑女のハートを射止めたレストルーム・・・

【ステンドグラス作家の先生とコラボした“レストルーム”が完成】のさらなる進化工事の模様です。


改修後の この“レストルーム”は、K様にとって、とてもお気に入りのスペースとなったのですが、

心残りとなっていた部分が一つ有りました。それは装飾用内窓にはめ込んだ“豊本義雄”先生作

ステンドグラスのアーチ状半円部分に自然光が入らないという点でした。


そもそも窓サッシは既設をそのまま利用していますので、アーチ状半円部分は壁となっています。

そして、この部分の上部にはLEDライン照明を埋め込む形でステンドグラスを照らす構造でした。


今回はこの部分の内外壁を新規開口して、特注サイズのFIX窓を取り付ける事にしました。

簡単な様に思われるかもしれませんが、工事内容の計画~サッシサイズを決定する採寸~

内壁より外壁への開口墨だし~内外壁の精密な解体作業とかなり綿密な打合せを要しました。


そしてFIX窓サッシ取付完了~何とか外観上の違和感も最小限に抑える事が出来たと思います。

サッシ廻りはコーキング施工と後日板金工事で水仕舞いも心配ない処理を施しました。


施工後 内装は全く違和感有りません。


最後にアーチ状半円部分のステンドグラスをはめ込んで工事完了です。

(但し、この写真は仕込みのLEDライン照明を点灯しています。)

 

こちらはレストルーム主照明のブラケットのみ点灯してステンドグラスは夕方の自然光のみです。

最初の写真(ビフォアー)と見比べてみると、ステンドグラスの表情の違いが良く解りますね。


最後に日の暮れた夜の室内照明全灯の写真です。

一日のうちに時間帯や天候で様々に表情を変化させる素敵な“レストルーム”が完成しました。


実は今回の工事は前回の改修工事時点でも検討した項目の一つでしたが、“費用対効果”的に

却下された内容でした。しかし、完成後の姿を見ると最初からやるべきだったなーと実感しました。

その時に再検討し、もう一押し出来なかった事を今は深く反省しています。   Hoshino








今年の七夕も残念ながら天の川を見る事が出来ませんでした〜こんばんはー“KS−星の”です。

今回は前回に引き続き「大阪研修旅行」からの第二弾“IKEA”鶴浜店の見学リポートです。

今更説明する必要は無いでしょうが“IKEA”はスウェーデン発の世界最大の家具メーカーです、

この展示品キッチンからは伝統的な北欧家具のテイストを感じる事が出来ました。

北欧では寒さが厳しく長い冬の為、 必然的に室内で家族と共に過ごす時間が長くなります。

この様な北欧独特の生活から生まれた家具は"飽きのこないシンプルなデザイン”で機能的な

実用性を兼ね備え、長い期間使用する事が前提の耐久性に富んだ設計となっています。

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展示品の多くは壁付タイプで、アイエリア部分の壁にハンガーラックやシェルフが取付られてます。








“IKEA"では、このアイエリア収納を「ウォールオーガナイザー」・「ウォールシェルフ」と呼び、

多種のアイテムを揃えています。そして、このあたりもキッチンのデザインに多少影響してます。

しかし、現在我々がプランニングさせて頂くキッチンの多くがペニンシュラやアイランドタイプの

対面型キッチンで、LDK一室化している間取りではキッチン前は開口部となり壁が有りません。

また、日本の多湿な気候下ではキッチンにおける"通風"と"採光"は重要視されているので、

例え外壁向きに壁付けする場合もシンク前には窓を設置するケースが大半となり、思いの外

壁付けのハンガーパイプやラック・シェルフ類は取付スペースが無くなってしまう事が多いです。


加熱調理家電のこれからのトレンドと考えられる"ウォールビルトインオーブン&電子レンジ"に

グリルレスドロップイン4口ガスコンロの銘板は「Electrolux」社となっていました。

余談ですが・・・この4口ドロップインコンロ(Electrolux)は、どう見てもリンナイ製のOEMでしょう。

以前、Electrolux社に問合せた事が有りますが明確な回答頂けませんでした。(どうでもエエ?)

ダイニング側のシースルー収納内に照明を仕込んだフラット対面型キッチンも有りました。

周辺の家具や照明器具などの展示備品もほぼすべてがIKEAブランドで揃えられていました。


“IKEA”のシステムキッチンの基本となるのが「FAKTUM/ファクトゥム」となっています。

まずは、ベース&ウォールキャビネットを自由なサイズで組合わせて選択しフレームを決めます。

このキャビネットフレームはすべて18mm再生可能原料のパーティクルボードにメラミンフォイル

仕上げで、環境にも優しい上に耐久性があり湿気や傷にも強い仕上げになっているそうです。

カウンタートップやシンク・水栓・ビルトイン機能機器も現物を確認しながら決定していきます。

選択可能なビルトイン調理機器や水栓金具もデザイン性の高いものをチョイスして有りました。








キャビネット扉も豊富な種類を全スタイル揃えていますので、その場で材質やカラーを確認

しながら決定していく事が出来ます。このシステムならば多少キッチンプランの知識が有れば、

オーダーメイド的なオリジナル・システムキッチンを短時間でプランニングする事が可能でしょう。

そして、IKEA(イケア)のキッチンは昨年105万セットを出荷し世界でNO.1の数字らしいです。

カップボードカウンター上ではハンギングラックにハーブを栽培する提案が有りました。

ワンルームやセカンドキッチンで使用するミニキッチンもローコストで且つ"お洒落"なデザイン

これは お子様向けのままごと用ミニチュアキッチン〜ハンギング"おたま"がカワイイですね!

およそ一か月後〜今回お伺いした時に入会した"IKEA FAMILY"のカードが自宅に届きました。

来年は愛知県長久手に中部地区初出店の予定らしい〜我々の商いにも確実に影響ありますね。

                                                                                     Hoshino


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